【そごう美術館】アーツ・アンド・クラフツとデザイン
ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで
会場:そごう美術館
開館時間:午前10時~午後8時(入館は閉館の30分前まで)
※そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合がございます。
展覧会概要
19世紀後半にイギリスで興ったアーツ・アンド・クラフツ運動は、産業革命以降急速に失われつつあった手仕事による制作活動を取り戻すこと、さらには、生活と芸術の一体化することを目指しました。中心人物となったウィリアム・モリス(1834-1896)の思想と実践は、同時代の作家に広く受け入れられ、イギリス全体、そして世界各地へと広まります。アメリカでは、建築家フランク・ロイド・ライト(1867-1959)らも参加し、運動は新たな展開を見せました。
手仕事の復興を目指したアーツ・アンド・クラフツ運動は、美術や工芸、建築だけにとどまらず、産業や人々の生活文化にも影響を与え、その思想は現代の日本にも息づいています。
本展では、各地の歴史や文化を反映し発展したアーツ・アンド・クラフツ運動の歩みを、テキスタイルや壁紙・家具・金工など、約170点の作品を通じてご紹介いたします。
・ウィリアム・モリス《いちご泥棒》 1883年
入館料
一般1,200円(1,000)円、大学・高校生1,000(800)円、中学生以下無料 ※消費税含む。
-( )内は、前売および以下をご提示の方の料金です。
[ミレニアム/クラブ・オンカード、ミレニアム/クラブオン アプリ]
-障がい者手帳各種をお持ちの方、およびご同伴者1名さまは無料でご入館いただけます。
-9月18日(月・祝)は65歳以上入館無料。入館の際に、年齢が確認できるものをご提示ください。
-前売券は、2023年9月15日(金)まで、そごう美術館、公式オンラインチケットまたはセブンチケット、
ローソンチケット、イープラス、チケットぴあにてお取り扱いしております。
▶公式オンラインチケット https://www.e-tix.jp/sogo-seibu_arts_crafts/
▶Twitter @sogomuseum
▶HP https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/
展覧会のポイント
① ウィリアム・モリス
アーツ・アンド・クラフツ運動の中心人物となったウィリアム・モリス。手仕事が生活と結びついていた中世を理想とし、多方面にわたって精力的に活動しました。モリスの多様な仕事の中から、壁紙、ファブリック、そして理想的な書物をつくることを目指し晩年のライフワークとなったケルムスコット・プレスなど、代表作をご紹介します。
② アーツ・アンド・クラフツの展開
モリスの思想と実践は、当時の人々に大きな影響を及ぼします。ウォルター・クレインや
ヴォイジー、ド・モーガン、アシュビーら芸術家たちは、壁紙・タイル・家具・金工など様々な分野にわたって作品を生み出しました。また、アーツ・アンド・クラフツ運動は、リバティ商会をはじめとする企業の活動によっても広がりを見せます。本展では、イギリスを中心とした、アーツ・アンド・クラフツ運動の豊かな展開をご覧いただけます。
③ アメリカにおけるアーツ・アンド・クラフツ
世界各地へと広がったアーツ・アンド・クラフツ運動は、その地の文化や風土、社会情勢を反映し展開していきます。アメリカでは、機械工業を柔軟に取り入れることで、独自の発展を遂げました。
本展では、ティファニー・スタジオやフランク・ロイド・ライトなどの作品を紹介いたします。
また特別展示として、フランク・ロイド・ライトの作品《マーティン邸のステンドグラス・ドア》と、映像とのコラボレーションをお楽しみいただけます。
関連イベント
学芸員によるギャラリートーク
10月7日(土)、10月21日(土)午後2時から
会場:そごう美術館展示室内
*ご参加には入館券が必要です。(中学生以下無料)
見どころ
生活を豊かにする、美しいデザイン
・ウィリアム・モリス《格子垣》 1864年
ウィリアム・モリスが、初めてデザインを手がけた壁紙です。
生垣に絡みつくバラ、バラに集まる虫、そして虫を狙う鳥たちが描かれています。躍動感にあふれた壁紙は、部屋の中を、まるで庭の中であるかのように演出します。
モリスは、新婚時代を過ごした家、レッド・ハウスにあるバラの生垣からデザインの着想を得たといわれています。レッド・ハウスは、モリスが友人たちと協力し設計から室内外の装飾に至るまでを手がけた住居です。レッド・ハウス建造の経験は、 モリスの人生に大きな影響を与えました。
・ウォルター・クレイン《孔雀》 1860年代
・ チャールズ・フランシス・アンズリー・ヴォイジー《ポピー》 1895年頃
・ウィリアム・ド・モーガン《バラと格子》 1872年頃
生活を彩る、多様なデザイン
・ウィリアム・アーサー・スミス・ベンソン《卓上ランプ》
・ジョン・ウォルシュ・ウォルシュ《カットグラスの扇型花器》
・ジェームズ・クロマー・ワット《ホワイトメタルのエナメル・ペンダント》 1920年頃
・アーチボールド・ノックス《ピューターとエナメルの3点組ティーセット》1900年頃
・ティファニー・スタジオ《三輪のリリィの金色ランプ》 1901-1925年頃
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