ボトル本体の軽量化と化粧箱の紙使用量を削減しSDGsに貢献!「2021日本パッケージングコンテスト」受賞のお知らせ。
株式会社ロッテ(代表取締役社長執行役員:牛膓 栄一)は、公益社団法人 日本包装技術協会が主催する「2021日本パッケージングコンテスト」において「キシリトールガム ファミリーボトル」が「アクセシブルデザイン包装賞」(*1)と「はちみつカリンのど飴〈たっぷりマヌカハニー〉ミニパック」の斜め化粧箱が「輸送包装部門賞」(*2)受賞しましたのでお知らせします。
◆「キシリトールガム ファミリーボトル」
◆「はちみつカリンのど飴の斜め化粧箱」
株式会社ロッテ
https://www.lotte.co.jp/
日本パッケージングコンテストは、時代と社会の要請に対応した、生活文化に優れたパッケージ及びその技術の開発普及に資することを目的に、包装におけるデザインからロジスティクスに至るまで、最高峰と優秀群を決定するものです。
これからもロッテは、お客様にご満足いただける、商品・パッケージの企画開発に努めてまいります。
(*1) 「アクセシブルデザイン包装賞」(触覚識別表示)は、優れたノウハウを活かし、包装の機能を向上させたパッケージに贈られる「包装技術賞(6賞)」のうちの1つです。
(*2) 「輸送包装部門賞」は、包装合理化・改善等に著しく貢献したパッケージに授与される「包装部門賞(13賞)」のうちの1つです。
※キシリトールガムファミリーボトルは生産の都合上、一時的に変更前の(受賞対象商品ではない)ボトル容器が流通する場合があります。
<受賞作品の内容>
■作品名称:キシリトールガムファミリーボトル 本体軽量化&キャップ開封性改善
●評価ポイント
- プラスチック資源循環への取り組みとして、キシリトールガムファミリーボトル本体の軽量化に取り組んだ。胴体部のプラスチック重量を19.2 gから15.0gに変更し、4.2g減量した(21.8%減) (*3) (*4)
- キャップの開封性改善を図り、ピルファーつまみ部の凸構造を付与し、幅をわずかに大きくすることで、指への引っ掛かりをよくした。
- 本体とキャップについて、係止め構造を弱くし、開栓強度を約33%減少させた。
●共同出品で受賞した協力会社:中山工業(株)
(*3)小数点第2位切り捨て、規格値比較
(*4)年間合計103.7 トン(2019 年度販売実績をもとに試算)のプラスチック使用量削減を見込んでいる
(本体)PP製(キャップ)LLDPE製
●突起をつけることで、指をすべりにくくした。
●山を低くすることで、係り止めを弱くし、弱い力で開けられるようにした。
■作品名称:斜め化粧箱(はちみつカリンのど飴)
●評価ポイント
- チャック付き平パウチやスタンディングパウチの化粧箱は、上部に空間ができ、輸送効率が悪く、また振動等でパウチが化粧箱内でバラけてしまうという課題があったため、箱形状を見直し、従来の化粧箱を斜めに切った形にしてパウチのバラケを改善した。
- 化粧箱を組合わせて段ボールに入れることで、包装体積を約35%削減。さらに化粧箱の紙と段ボールの使用量をそれぞれ約20%削減した。
- 背面から開封し、小フラップを切り取れば陳列用の化粧箱として使用可能。
●上記2の参考図
●上記3の参考図
<参考資料>
(株)ロッテでは、製品の容器包装は環境に配慮して設計しています。本来の機能である品質保護性を担保した上で、できるだけ原材料の使用量を削減するなどの省資源化や、リサイクルしやすい容器包装の開発に取り組んでいます。また、バリア性を向上させることによって賞味期限を延長させ、FLW(食品ロスおよび食品廃棄物)の削減にも取り組んでいます。さらに、製品を効率的に積載することにより物流効率を高め、輸送による温室効果ガスの排出量削減に貢献できるよう設計しています。
【SDGsの目標12と13の目標達成に貢献】
近年、プラスチック廃棄物については、海洋の汚染や焼却廃棄される際に発生する温室効果ガスなど様々な課題が指摘されています。また、持続可能な開発目標(SDGs)では目標12として削減、リサイクル、および再利用(リユース)などにより廃棄物の排出量を大幅に削減する目標が、目標13では、気候変動に具体的な対策を講じることが目標に掲げられています。
当社は、プラスチックの資源循環への取り組みを通じてSDGsの目標達成に貢献するために「ロッテ プラスチック基本方針」を策定しました。この方針に従い、当社の代表ブランドのひとつである「キシリトール」ブランドで取り組みを行っています。
今後も、この方針にのっとり、様々な取り組みを実施し、プラスチック廃棄物の課題解決に挑戦していきます。
■ロッテ プラスチック基本方針
- 石油由来プラスチックの使用量削減に努めます。
- リサイクル原料の使用を推進し、プラスチックの資源循環に貢献します。
- リサイクルしやすいプラスチック包材(モノマテリアル)の使用を推進し、プラスチックの資源循環に貢献します。
また、紙の容器包装についてもプラスチックと同様に、できる限り使用量を削減し、省資源化に努めています。
そして中期目標として、2023年度までに、国内で調達する製品の容器包装に用いる紙をFSC(森林管理協議会)認証などの第三者認証紙や再生紙といった環境に配慮した紙に100%切り替えること、さらに2028年度までに国内外のグループ会社でも実現することを目標に掲げています。
尚、2020年度の国内における製品の容器包装に用いる紙の調達実績は42.7千tで、そのうち環境に配慮した紙の割合は94%となり、前年度より1ポイント増加しました。
今後も、紙の持続可能な調達に取り組み、環境に配慮した紙の調達割合を拡大していきます。
■ロッテ サステナビリティレポート2021
https://www.lotte.co.jp/corporate/sustainability/report.html
レポート内【環境】のページ
https://www.lotte.co.jp/corporate/sustainability/pdf/sus2021_06-04.pdf
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