TIS、マルチロボットプラットフォーム「RoboticBase」にホテル向けロボット活用テンプレートを追加

~清掃・配膳・配送ロボットを統合管理し、ホテル業界のDX推進に貢献~

TISインテックグループ

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、TISのマルチロボットプラットフォーム「RoboticBase®」に、ホテル向けロボット活用テンプレートを9月4日より追加することを発表します。

TISが提供する「RoboticBase」は、サービスロボットをインテグレーションするための統合管理機能を提供するプラットフォームです。運搬、清掃、案内、警備など種類の違うサービスロボットやセンサー、カメラ、サイネージなどのIoTデバイスを統合管理する基本機能を備え、施設管理や企業システム、外部データとの連携などを容易にすることで、サービスロボット利用の利便性を向上させ、活用普及およびイノベーションの加速を実現します。

今回公開するホテル向けロボット活用テンプレートは、ホテル内の清掃やレストランでの配膳・下膳、ルームサービスの配送といった業務を行う複数台のロボットを統合管理し、運用計画の策定や運用状況のモニタリングなどを行います。

<運用イメージ>

上記ロボット運用を「RoboticBase」で統合管理します。

背景

国土交通省が公表している宿泊旅行統計調査によると、2023年の延べ宿泊者数は前年比37.1%増の6億1,747万人、外国人宿泊者数は前年比613.5%増の1億1,775万人と、コロナ禍を経て再び国内宿泊客やインバウンド需要が急増しています※1。一方、ホテル業界では労働環境や離職率の高さから人手不足が深刻な課題となっており、その改善策の一つとして業務のDX化による生産性向上の取り組みが挙げられます。

そこでTISは、ホテル内で活用するサービスロボットを統合管理し、業務の自動化・効率化を短期間・低コストで実現するホテル向けロボット活用テンプレートの提供を開始します。

※1 国土交通省「宿泊旅行統計調査」

https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001751245.pdf

概要

ホテル内で稼働する清掃ロボット、配膳・下膳ロボット、配送ロボットを統合管理するためのサービスです。各ロボットの運用計画の策定、運用状況のモニタリング、アラートの管理等を行います。TISオフィスで運用中のロボットのほか、様々な企業で導入・運用中のロボットによる配送、清掃、配膳・下膳業務をもとにノウハウを集約したテンプレートです。

<特長>

  • 清掃ロボット

■ ロビー、エレベータホール、客室廊下等のパブリックスペース(共用部)を清掃

■ ロボットによる清掃計画を登録、計画通りに効率よく清掃を実施し、結果をレポート

  • 配送ロボット

■ 宿泊客からのアメニティグッズ等のルームサービス依頼に対応し、ロボットが客室まで配送

■ 客室内線とも連動し、配送ロボットの到着を宿泊客へお知らせ

  • 配膳・下膳ロボット

■ レストランやカフェで、ロボットが指定されたルートを巡回して、スタッフの配膳・下膳業務を支援

  • ロボット稼働状況のモニタリング

■ 各業務管理者のための機能として、各ロボットの稼働状況をモニタリング

■ ロボットへの業務指示や、ロボットに異常があった場合に速やかに対処可能

  

<ロボット稼働状況モニタリング画面イメージ>

ホテル向けロボット活用テンプレートには、マルチロボットプラットフォーム「RoboticBase」を採用しています。ロボット活用領域の拡大において、柔軟な拡張性を提供します。

  • ロボットの活動エリアの拡張

■ ロボットを導入するホテル環境によって、エレベータ乗降、自動ドア、セキュリティゲートの通過等、ホテル設備とロボットとの連携にも柔軟に対応

  • ロボット業務の拡張

■ 各ロボットの稼働状況は一元管理され、どこからでも確認可能。清掃、配送、配膳・下膳業務のほか、案内や警備等の様々なサービスロボットを接続し、将来の有効活用の幅を拡張

メリット

「RoboticBase」のホテル向けロボット活用テンプレートの利用により期待できるメリットは以下の通りです。

  • 短期間・低コストでのサービスロボット導入

従来サービスロボットの導入に必要なシステム構築と比較して、期間・コストともに約30~50%の効率化が可能

  • ロボットメーカを問わず活用可能

国内外のあらゆるメーカが製造するサービスロボットに対応※2

  • ホスピタリティ向上

清掃や配送、配膳・下膳業務などへのサービスロボット活用により、スタッフの業務負担が軽減され接客に集中できるようになり、ホスピタリティの向上に寄与

  • 機会損失回避

ロボットによるスタッフの業務代替により、スタッフ不足による稼働率低下を防ぎ、機会損失を回避

  • サービスロボットの豊富な運用実績とノウハウ

ロボットの普及活動をリーディングし、数多くのシステム構築運用実績を持つTISが高品質で安定したサービスを提供

詳細は以下をご参照ください。

https://www.tis.jp/service_solution/dxrb/hotel_template/

※2 ロボットメーカ側の方針等により、一部のロボットは対応できない場合があります

今後について

病院での検体搬送業務や薬剤搬送業務、飲食店での案内業務や配膳・下膳業務を統合管理するためのテンプレートの開発を進めています。TISでは今後とも、人とロボットとの役割分担をすることで、業務効率化やコスト削減を図り、Withロボットによる新しい時代の新しい働き方や人とロボットが共働・共生する社会の実現を目指します。

「DX on RoboticBase」について

ロボティクス関連サービスを必要とする企業を支援し、企業の組織・業務・プロセス、さらには人の生活そのものに変革を起こす包括的サービスです。

本サービスは、①RoboticBase(マルチロボット統合管理プラットフォーム)、②マルチロボットインテグレーション、③マルチロボットコンサルティング、④ロボット業務テンプレートの4つで構成されています。本サービスの提供は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の一層の加速を人とロボットの共働・共生による新しい社会を長年培ったIT技術とコンサルティングメソッドを駆使し新しい体験を提供します。

詳細は以下をご参照ください。

https://www.tis.jp/service_solution/dxrb/

TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/

TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。

TISインテックグループについて

TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

◆本サービスに関するお問い合わせ先

TIS株式会社 ビジネスイノベーション事業部

ビジネスイノベーションM&S部 マーケティング窓口

E-mail:biu_marketing@tis.co.jp

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会社概要

TIS株式会社

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URL
https://www.tis.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071
代表者名
岡本安史
上場
東証プライム
資本金
100億円
設立
1971年04月