【新刊案内】世界のカーボンニュートラル燃料 最新業界レポート ― 水素・アンモニア・合成燃料・バイオ燃料 ― 発行:(株)シーエムシー・リサーチ

e-fuelの各製造プロセスの現状と課題、コスト、CO2の調達方法、開発動向を分析した!

CMCリサーチ

材料科学や化学の先端技術やその市場動向に関するレポート発行やセミナー開催を行う(株)シーエムシー・リサーチ(東京都千代田区神田錦町、https://cmcre.com/)では、このたび「世界のカーボンニュートラル燃料 最新業界レポート ― 水素・アンモニア・合成燃料・バイオ燃料 ―」と題する書籍を2021年11月19日発行いたしましたので、お知らせします。
書籍の定価は、200,000 円(税込 220,000 円)(書籍)、書籍とCDセットの定価はセット240,000 円(税込 264,000 円)(書籍+CD)となっており、ご購入受付中です。書籍目次の詳細や販売については以下の弊社サイトをご覧ください。
https://cmcre.com/archives/89390/
【新刊案内】世界のカーボンニュートラル燃料 最新業界レポート ― 水素・アンモニア・合成燃料・バイオ燃料 ―
Carbon Neutral Fuels


◎刊行に当たって
燃焼時にCO2を排出しない水素とアンモニアが注目を集めている。その製造過程でCO2を一切排出しない再エネによる水の電気分解への期待が高まっているのが背景にある。
水素は、現在FCVや石油精製プロセス等で利用され、2030年の商用化を目指し、大規模な水素導入を可能とする国際水素サプライチェーン構築に関する技術開発等が行われている。各社は、将来の水素エコノミーを実現する上で、グリーン水素とブルー水素のどちらを優先的に扱うか検討、開発している。
アンモニアは、肥料を中心に原料アンモニア市場が存在しており、供給インフラには既存技術が活用可能である。近年では燃料としての研究開発も進んでおり、火力発電や工業炉、船舶などへの直接利用の可能性も高まっている。特に火力発電への直接利用では、アンモニア専焼によって発電設備からのCO2排出抑制に大きな効果が期待されている。アンモニアと石炭は混焼が容易であることから、まずは石炭火力発電への利用が見込まれている。
また、CO2とH2を合成して製造される合成燃料の注目度も高まってきた。ドイツではP2Xとして電解水素を利用した逆シフト反応(電解合成)およびFT合成法も含めた研究開発が進められている。一方で、CO2電解、共電解、直接合成(Direct-FT)は効率の向上が課題であり、いまだ研究開発段階である。これらの技術の確立によって製造効率の飛躍的な向上が期待される。
さらに、バイオ燃料の関心が再燃している。ガソリンに混ぜるバイオエタノールの消費量では米国とブラジルが突出するが、各国で次世代バイオ燃料の開発が進む。なかでも、現行のガソリンや軽油、ジェット燃料と同類の炭化水素化合物の「ドロップイン(drop-in)燃料」の開発が、欧米を中心に盛んである。
一方、日本国内では微細藻類を使ったバイオジェット燃料を、2030年に既存のジェット燃料と同等レベル(現在の1,600円/Lから100~200円/L)までのコスト低減を目指している。
本レポートでは、水素、アンモニア、合成燃料、バイオ燃料に焦点を合わせたカーボンニュートラル燃料業界を分析した。今後の展開を見据えたうえでの次世代ビジネスにつながるレポートになっている。
CMCリサーチ調査部

■ 世界のカーボンニュートラル燃料 最新業界レポート ― 水素・アンモニア・合成燃料・バイオ燃料 ―
■ 発 刊:2021年11月19日発行
■ 定 価:本体価格  200,000 円(税込 220,000 円)
本体 + CD セット   240,000 円(税込 264,000 円)
■ 体 裁:A4判・並製・332頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
  ISBN 978-4-910581-11-8

◆ e-fuelの各製造プロセスの現状と課題、コスト、CO2の調達方法、開発動向を分析した!
◆ 合成燃料をFT合成燃料、メタノール、DMEなどに分類して開発動向、業界動向を分析!
◆ グリーン水素か? ブルー水素か? 各社の水電解、製造システム、世界の水素産業を分析!
◆ CO2フリーアンモニアとしてのブルー、及びグリーンに注力する企業、業界をレポート!
◆ 新世代として期待されるRu系などのアンモニア合成用触媒の特徴、開発動向、業界を分析!
◆ 世界のSAFの供給量の動向をHEFA、FT、ATJ、e-fuelに分類し、業界の特徴、予測した!
◆ ドロップイン燃料(HVO、Co-processing)から見える石油会社のビジネス戦略をレポート!
◆ 微細藻類による燃料生産プロセスの技術的課題、藻類大量培養法、及びコスト分析を詳述!
    https://cmcre.com/archives/89390/
 


【本書の構成および目次概要】
第I編 水素
第1章 水素製造
1. 概要
2. グリーン水素 vs ブルー水素
3. 産業別の水素発生工程
3.1 概要
4. 水の電気分解(水電解)
4.1 概要
5. 業界分析
6. 主な水素製造システム
6.1 アルカリ水電解システム
6.2 固体高分子水電解システム

第2章 世界の水素産業
1. ドイツ
 1.1 概要
 1.2 Power to Gas
 1.3 水電解装置に関するプロジェクト
 1.4 h2 Herten
 1.5 ALIGN CCUS
 1.6 ドイツの水素戦略
 1.7 Baden-Württemberg(BW)州
2. EU
3. カナダ
4. 米国
 4.1 概要
 4.2 カリフォルニア州
 4.3 カリフォルニア州ランカスター市
5. ノルウェー
6. フランス
7. サウジアラビア
8. 韓国
9. 中国
 9.1 概要
 9.2 長江デルタ水素ベルト建設発展計画
10. インド
11. インドネシア
12. オーストラリア
13. 日本
 13.1 概要
 13.2 NEDOの取り組み
 13.3 水素バリューチェーン推進協議会

第3章 水素製鉄法
1. 概要
2. 業界分析
3. COURSE50
4. 欧州の取り組み
5. 企業動向

第4章 水素貯蔵材料
1. 概要
2. 高圧水素タンク
3. CFRP 製圧力容器
 3.1 概要
 3.2 CFRP蓄圧器の開発
4. 低圧タンク(ボンベ)
5. 炭素系材料
6. 有機系水素化物(有機ハイドライド)
7. 錯体系水素化物
8. 液体水素
9. アンモニア
10. 水素吸蔵合金
 10.1 概要
 10.2 水素吸蔵合金の仕組み
 10.3 水素吸蔵合金の現状システムの性能
11. 企業動向
12. ENEOSグループの水素サプライチェーン構想
13. 千代田化工建設の水素サプライチェーン構想
14. 川崎重工業の水素エネルギーチェーン構想

第5章 水素ステーション
1. 概要
2. 水素ステーションの構成
3. 業界分析
4. 国内の水素ステーションの動向と水素価格
5. 水素ステーションのコスト
6. 企業動向
7. 水素ステーション用の圧縮機
 7.1 概要
 7.2 業界分析
 7.3 企業動向
8. エアコンプレッサーおよび水素循環ポンプ
 8.1 企業動向
9. 樹脂製高圧水素用ホース
 9.1 概要
 9.2 企業動向

第II編 アンモニア
第1章 燃料アンモニア
1. 概要
2. 燃料アンモニアの需要
3. 燃料アンモニア利用によるCO2削減と消費量
4. 業界分析
5. 経済産業省
6. NEDO
7. 発電コスト(水素、アンモニア)
8. 水素のエネルギーキャリアとしてのアンモニア
9. 開発動向
10. 石炭ガス化複合発電(IGCC)
 10.1 概要
 10.2 IGCCの特徴
 10.3 ガス精製設備
 10.4 湿式ガス精製方式
 10.5 乾式ガス精製方式
 10.6 業界分析

第2章 CO2フリーアンモニア
1. 概要
2. 業界分析(ブルーアンモニア)
3. 開発動向
4. 業界分析(グリーンアンモニア)
5. グリーンアンモニア電解合成
6. 開発動向

第3章 アンモニア合成用触媒
1. 概要
2. 業界分析
3. 開発動向

第4章 アンモニア燃料船
1. 概要
2. 業界分析
3. ShipFCコンソーシアム
4. AEngineプロジェクト(Ammonia-fuelled engine)
5. 先進カーボン回収技術(英国)
6. 「次世代船舶の開発」プロジェクト
7. 開発動向

第5章 アンモニアの用途別動向
1. 農業用肥料
2. 化学工業
3. 発酵原料
4. 半導体向け高純度アンモニア
5. 火力発電所向け脱硝
6. 開発動向

第III編 合成燃料
第1章 合成燃料
1. 概要
2. 液体合成燃料の製造プロセス
3. 業界分析
4. 液体合成燃料のエネルギーとしての特徴
5. 合成燃料の課題(コスト)
6. 資源エネルギー庁
第2章 合成メタン
1. 概要
2. 業界分析(メタネーション)
3. 業界分析(Power to Gas)
4. 日本・及び欧米の取組の方向性
5. 年間のCO₂利用量
6. HELMETHプロジェクト
7. jupiter1000プロジェクト
8. 開発動向(メタネーション)
9. 開発動向(Power to Gas)

第3章 FT合成燃料
1. 概要
2. 業界分析
3. FT法
4. 逆シフト反応
5. CO2電解
6. 共電解
7. 直接合成(Direct-FT)
8. BTL
9. NEDO
10. 開発動向
11. CO
 11.1 概要
 11.2 業界分析
 11.3 開発動向

12. FT合成触媒
 12.1 概要
 12.2 業界分析
 12.3 開発動向

第4章 メタノール
1. 概要
2. 業界分析
 2.1 DME(ジメチルエーテル)
 2.2 ブレンド・ガソリン
 2.3 MTBE
 2.4 エネルギーキャリア
3. CO2水素化によるメタノール合成
4. Cu系触媒
5. 各種プロジェクト
 5.1 BSE Engineering
 5.2 MefCO2プロジェクト
 5.3 Rotterdamプロジェクト
 5.4 FReSMeプロジェクト
 5.5 CirclEnergyプロジェクト
 5.6 苫小牧市におけるCCS大規模実証試験
6. 開発動向

第5章 DME(ジメチルエーテル)
1. 概要
2. 製造方法
3. 業界分析
4. 開発動向

第6章 Oxymethylene ethers (OME)
1. 概要
2. 業界分析
3. 開発動向

第7章 e-fuel
1. 概要
2. 製造プロセス
3. 業界分析
4. e-fuelのメリット、デメリット
5. コスト
6. Haru Oni
7. Norsk e-fuel
8. 開発動向

第IV編 バイオ燃料
第1章 バイオエタノール
1. 概要
2. 業界分析
3. 廃棄物由来・微生物発酵のエタノール製造技術
4. 米国
5. ブラジル
6. EU
7. 中国
8. 日本
9. NEDO
10. コスト
11. 開発動向

第2章 バイオディーゼル
1. 概要
2. 課題
3. 業界分析
4. インドネシア
5. 米国
6. ブラジル
7. EU
8. 中国
9. 開発動向

第3章 ドロップイン燃料(HVO、Co-processing)
1. 概要
2. 石油会社のバイオリファイナリー戦略
3. F1
4. HVO
 4.1 概要
 4.2 業界分析
 4.3 開発動向
5. Co-processing
 5.1 概要
 5.2 業界分析
 5.3 開発動向

第4章 微細藻類
1. 概要
2. オイル産生微細藻類の種類
3. 業界分析
4. 微細藻類による燃料生産プロセス
5. 藻類大量培養法
6. コスト(課題)
7. 米国
8. 欧州
9. 中国
10. 日本
11. 開発動向

第5章 SAF
1. 概要
2. SAFに係る国際規格
3. 業界分析
4. 世界のSAFの供給量の動向
5. 供給する企業とプラント、生産量
6. 販売価格
7. KEROGREENプロジェクト
8. NEDO
9. 石油連盟
10. 開発動向

第V編 ネガティブエミッション技術
第1章 直接空気回収(DAC)
1. 概要
2. DACのメリット
3. 低濃度CO2除去技術
3.1 化学吸収液
3.2 吸着
4. 業界分析
5. 国内の動向
6. 運用コスト
7. 開発動向

第2章 BECCS
1. 概要
2. BECCSプロジェクト
3. 業界分析
4. 課題
5. 開発動向

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◎CMCリサーチ刊行関連書籍のご案内
(1)世界のCCU・カーボンリサイクル 最新業界レポート
 https://cmcre.com/archives/86153/
● 化学・物理吸収法, 固体吸収法, 膜分離法, 深冷分離法のCO2分離量・需要動向を調査!
 基幹物質・化学品・鉱物のビジネス戦略! 「液化炭酸ガス」、「ドライアイス」、「超臨界CO2」の現状と
 今後は?
 ■ 発 刊:2021年9月21日発行
 ■ 定 価:本体価格  170,000 円(税込 187,000 円)
      本体 + CD セット   200,000 円(税込 220,000 円)
 ■ 体 裁:A4判・並製・275頁
 ■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
   ISBN 978-4-910581-09-5
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 https://cmcre.com/archives/86153/

(2)世界のCCS・CO2分離回収技術 最新業界レポート
 https://cmcre.com/archives/82620/
● 化学・物理吸収法, 固体吸収法, 膜分離法, 深冷分離法のCO2分離量・需要動向を調査!
 CO2の分離・回収のコストは?
 ■ 発 刊:2021年7月15日発行
 ■ 定 価:本体価格  150,000 円(税込 165,000 円)
      本体 + CD セット    180,000 円(税込 198,000 円)
 ■ 体 裁:A4判・並製・262頁
 ■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
   ISBN 978-4-910581-07-1
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 https://cmcre.com/archives/82620/

(3)触媒からみる炭素循環(カーボンリサイクル)技術 2021
 https://cmcre.com/archives/78988/
● 広範な二酸化炭素利用技術をわかりやすく整理し紹介・解説!
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 ■ 著者:室井 高城
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   セット(冊子+CD) 110,000円(税込)
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 ■ 体 裁:A4判・並製・302頁
 ■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
   ISBN 978-4-904482-99-5
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◎最新セミナー/ウェビナーのご案内 
〇 リチウムイオン2次電池・次世代電池の課題を解決する新規な電池理論
  開催日時:2021年12月10日(金)13:30~16:30
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  開催日時:2021年12月10日(金)10:30~16:30
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〇 バッテリーマネジメント用リチウムイオン電池のインピーダンス測定の考え方
  開催日時:2021年12月10日(金)10:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/86914/

〇 二酸化炭素の資源化を目指した光触媒反応の開発
  開催日時:2021年12月13日(月)13:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/87793/

〇 燃料アンモニア製造技術と将来展望
  開催日時:2021年12月13日(月)13:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/86929/

〇 ゾル-ゲル法入門 ~ 多孔性材料の合成から利用まで ~
  開催日時:2021年12月13日(月)13:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/87761/

〇 ものづくりの電化・リサイクル構築のためのマイクロ波の基礎と応用、及びスケールアップ
  開催日時:2021年12月14日(火)13:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/87046/

〇 全固体リチウム二次電池の開発状況と展望
  開催日時:2021年12月14日(火)12:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/86110/

〇 二酸化炭素・二硫化炭素をもちいる高分子材料の合成
  開催日時:2021年12月15日(水)13:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/87243/

〇 基礎から理解する細胞培養とその応用・産業活用のポイント解説
  開催日時:2021年12月15日(水)10:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/87471/

〇 半導体パッケージ技術の基礎とFOWLP等の最新技術動向
  開催日時:2021年12月15日(水)13:30~17:00
  https://cmcre.com/archives/83994/

〇 光無線給電技術の基礎から課題,最新動向
  開催日時:2021年12月16日(木)10:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/87506/

〇 材料開発のためのナノ粒子の合成・活用・評価法
  開催日時:2021年12月16日(木)10:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/87088/

〇 分離プロセスの工業装置へのスケールアップノウハウ
  開催日時:2021年12月16日(木)13:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/86741/

〇 AR/VR/MRやIT/車載用などの新しいディスプレイの材料・技術の動向
  開催日時:2021年12月17日(金)13:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/87520/

〇 微細藻類の培養および設備設計技術とその応用
  開催日時:2021年12月17日(金)13:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/88015/

〇 蒸留技術の要点とAIを活用した応用研究
  開催日時:2021年12月17日(金)10:30~16:30
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☆開催予定のウェビナー一覧はこちらから!↓
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URL
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業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区神田錦町2-7 東和錦町ビル3階
電話番号
03-3293-7053
代表者名
初田 竜也
上場
未上場
資本金
-
設立
1984年04月