農業の現場から海ごみゼロ宣言!【脱プラスチック米を育てて海ごみゼロ宣言!!田植え篇】を開催しました!
2023年5月25日 秋田県仙北市角館町
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
イベント概要
・開催概要:農業の現場でもプラスチック製品を多数使用している現実があり、使用している農家も知らず知らずの内にプラスチックを川から海へ流してしまっています。その現状を知るべく、地域の中学生が実際に農業体験を行い米作りに参加して、海ごみゼロを発信していきます。
・日程:2023年5月25日(木)
・開催場所:秋田県仙北市角館町
・参加人数:仙北市立角館中学校 生徒88人
・協力団体:雲雀農園
きっかけは田んぼで。脱プラ農業への取組み
脱プラ米で海ごみゼロ発信の企画に協力してもらった地元農家の雲雀農園さんは、数年前に田んぼに残っている小さな白い粒に気が付きました。それまでは気にも止めていませんでしたが、調べてみると肥料から排出されたプラスチックだということが分かったそうです。田畑などの自然を借りて生業を立てている農家が、自然を破壊しているのではいかと言う事実にショックを受けた雲雀さんは、その後脱プラスチック農業に取り組んでいます。
米作りの第一歩!田植えスタート!
その雲雀さんの田んぼを借りて脱プラ米に取り組むのは、地元角館中学校の生徒88人。この日は米作りの第一歩の田植えに挑戦しました。多くの生徒が初めての手植えと言う事で、まずは雲雀さんから手植えのレクチャーを受けました。そして、準備万全になった参加者はいよいよ裸足で田んぼの中へ。冷たい水と泥の感触で「キャー」や「おー!」と言った歓声があがり、普段は静かでカエルの声しか響かない田んぼが子供たちの声でにぎやかになりました。始めは手植えに慣れない生徒たちでしたが、すぐにコツをつかみ田植えのペースもあがり1苗1苗ずつ丁寧に田植えを進めます。途中、「腰が痛いー」や「あー泥がかかったー」などの声が聞こえましたが、全員笑顔で田植えを行いました。約1時間ほどの作業で予定していたスペースの苗を植え終え、生徒の表情は疲労感と充実感にあふれていました。
生徒が植えた苗は秋に収穫!
生徒が植えた苗は今後雲雀さんが管理をして、秋に生徒たちが稲刈りをします。雲雀さんは、「生徒が丹精こめて植えた苗をしっかり管理して秋にはたくさんの米を実らせたい」と話していました。収穫したお米は生徒が考える「農業から海ごみゼロ」のオリジナルパッケージを使って道の駅などに登場し、農家の皆さんや消費者へ海ごみゼロを発信します。今後の角館中学校の活動にご期待下さい!
参加した生徒の声
・農業の肥料でプラスチックを使っていてそれが海まで流れている事が知らなかった
・初めての田植えできつかったけど最後までしっかり植える事ができた
・泥がついたけど楽しかった
<団体概要>
団体名称 :一般社団法人海と日本プロジェクトin秋田県
活動内容 :海洋ごみ対策に向けた取り組みとして街のごみ拾いを中心に行い、多くのごみ拾い参加者を
獲得。清掃活動やオリジナル企画などで、海ごみゼロのアクションを実施し、認知向上・意識向上を目指す。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
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