TOPPAN、天然素材の質感を再現した床用化粧シートを開発

独自のエンボス手法による、柄と同調したエンボス凹凸表現により、耐久性と意匠性を備えた床用化粧シートを実現。

 TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:大矢 諭、以下 TOPPAN)は柄と同調した独自のエンボス凹凸表現により、天然素材の質感を再現し、床材としても使用可能な耐久性を備える床用化粧シート「Fapex ®(フェイペックス)リアル」を開発しました。本製品は、マンション等の室内ドアや収納・内装部材として高い支持を得ている「Fapex ®」のフローリング用の上級グレード品として、天然素材の質感と本物のような深みのある表情を再現した化粧シートとして開発しました。建材メーカー、ハウジングメーカー、マンションデベロッパー向けに、2025年4月よりサンプル提供を開始します。

 

「Fapex ®リアル」のイメージ © TOPPAN Inc.

■ 開発の背景

 木目などの天然素材を表現した化粧シートにおいては、近年絵柄としてのリアルさだけでなく、その質感の再現が求められています。しかしながら、従来の表面コーティングによるテクスチャー表現(グロスマット)では、繰り返しの摩擦による摩耗を完全に抑えることが難しく、床用途への展開ができませんでした。

そこでTOPPAN独自の新たなエンボス手法を確立し、絵柄と同調したエンボス凹凸表現が可能となりました。従来の表面コーティングではなく、エンボスによる質感表現となるため、摩擦による質感の消失を抑えながら絵柄の同調を実現したことで、天然素材に迫るリアルな床用化粧シートを業界で初めて実現しました。まるで無垢材や天然素材のような質感を持ちながら、耐久性に優れた床材として使用することが可能となります。

■本製品の特長

・床用化粧シートとしては業界初の絵柄と同調したエンボス凹凸表現

 TOPPAN独自のエンボス手法により、絵柄と同調した表面凹凸をもたせることで、まるで天然素材のような質感を再現しました。

・優れた表面性能

 TOPPAN オリジナルの高結晶化技術(Smart NANO®技術)により、表面の傷に対する高い耐久性をそなえており、エンボス手法による質感表現は、コーティング手法によるテクスチャー表現に比べて表面意匠の耐摩擦性能が向上しています。また、表面に付着した汚れに対しても、汚れの浸透が抑えられろ効果を持っています。

 

  

・ワックス使用時もグロスマット意匠が損なわれにくい

 エンボス手法で質感を付与しているため、 家庭用フローリングワックスを使用した際も、天然素材のようなリアルな質感が損なわれにくくなっています。

「Fapex ®(フェイペックス)リアル」

紹介URL:https://forest.toppan.com/designtech/fapexreal.html

■今後の目標

 TOPPANは、当床用化粧シートを建材メーカー、ハウジングメーカー、マンションデベロッパーに向け販売を推進し、2027年度に20億円の売り上げを目指します。

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会社概要

TOPPANホールディングス株式会社

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URL
https://www.holdings.toppan.com/ja/news/
業種
情報通信
本社所在地
東京都文京区水道1-3-3
電話番号
-
代表者名
麿秀晴
上場
東証プライム
資本金
1049億8643万円
設立
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