パートナー間の親密性※の高さのポイントは、結婚式準備において「二人で準備と決断を実施」「振り返りと未来への意味付け」結婚式当日では「自分たちらしさの実現」「双方向のコミュニケーション」
パートナー間の親密性と結婚式の関係調査
株式会社リクルート(本社:東京都 千代田区 代表取締役社⾧:北村 吉弘)が運営する『リクルートブライダル総研』では、親密性の変容を研究テーマとしている明治大学情報コミュニケーション学部専任准教授田中 洋美先生と共に、パートナー間の親密性と社会的価値の関係、結婚式の内容がパートナー間の親密性にもたらす影響を把握するため、本調査を実施いたしました。ここに結果の要旨をご報告いたします。
1. パートナー間の親密性の効用
親密な関係をパートナーと築けている人ほど、生活、人生に満足しており、幸福感が高い
親密性の度合いが高い人は親密性の度合いが低い人より「パートナーとの関係に満足している」「この先の人生が幸せだと思う」「生活全般に満足している」「パートナーとの絆を感じる」「幸せである」などと、感じており、親密性は幸福感、生活満足度と関係している。
2. パートナー間の親密性と結婚式の関係
「結婚式準備」
親密な関係性のカギは「準備と決断を二人で行うこと」と「人生の振り返りと未来への意味付け」
親密性の度合いが高い人と親密性の度合いが低い人との差の大きい上位10項目は「パートナーと協力しながら準備ができていた」「自分の人生を振り返る時間があった」「準備を楽しむことができた」「何か決めるときは相手任せにせずに二人で決めた」「親の意見も柔軟に取り入れていた」「二人の未来にとって、どんな結婚式になったらいいのか、二人で相談した」「パートナーとの準備の協力を通して、相手の良いところが見えた」「パートナーとの未来について考えたり、話す時間があった」「二人の未来にとって、どんな結婚式になったらいいのかプランナーとも共有していた」「よくパートナーと意見をぶつけあった」であった。
「結婚式当日」
親密な関係性のカギは「自分たちらしさの実現」と「気持ちを伝える双方向のコミュニケーション」
親密性の度合いが高い人と親密性の度合いが低い人との差の大きい上位10項目は「自分たちが祝福されていると感じる機会があった」「結婚式に満足した、楽しむことができた」「親に心を込めて感謝や気持ちを伝える機会があった」「誓う機会があった」「自分たちらしい結婚式を挙げられた」「親しい人だけ招待した」「パートナーに感謝や気持ちを伝える機会があった」「(親、ゲストと)ゆっくりと話すことのできる機会があった」「感謝の気持ちを言葉で伝える演出があった」「なるべく二人に関係のある人を多く招待した」であった。
※親密性とは 私的な社会関係について考える上でのキーワードの一つです。良好な夫婦関係・結婚生活・ウェルビーイングの基盤とされ、相手と共に経験するコミットメント、情動的・認知的・身体的な近さによって決まるといわれています。(明治大学准教授 田中 洋美先生)
調査概要
◆調査地域 日本全国
◆調査方法 インターネットによるアンケート調査
◆調査時期 2022年3月17日(木)~2022年3月22日(火)
◆調査対象 20~39歳男女
◆対象者条件 既婚(今現在、結婚している(婚約中は含まない))・調査時点で婚姻時期が2年以内
◆サンプル数 516サンプル
◆割付 披露宴・ウエディングパーティーいずれか(親族中心の食事会、披露宴・ウエディングパーティー、前記以外の結婚を機に実施したウエディングパーティー)の実施/非実施 × 性年代4セル
実施者:性年代4セル各103サンプル 計412サンプル
非実施者:性年代4セル各26サンプル 計104サンプル
※スクリーニング調査の出現率に合わせてウェイトバック処理を行った。
◆監修:明治大学 情報コミュニケーション学部 専任准教授 田中 洋美 先生
◆調査内で使用した親密さを測るスケール:Scale Composition of the Marital Intimacy Questionnaire(配偶者間の親密さに関する質問票の尺度構成)(Stephan V. B., Hans V. and Walter V. 1995: 290)を使用。調査したスケールの平均点数を起点とし、親密性の高低グループを定義。
詳細は下記リンクよりPDFをご覧ください
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20220906_marriage_01.pdf
▼リクルートについて
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