朝日新聞社の文章校正AIをPR TIMESに搭載。炎上リスクを防ぎ、伝わる文章へ導くアップデート
朝日新聞社が長年培った言葉の知見に基づき、約21万個の校正ルール辞書を活用

株式会社PR TIMES(東京都港区、代表取締役:山口拓己、東証プライム・名証プレミア:3922)は2026年6月2日(火)、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」のプレスリリースエディターに、株式会社朝日新聞社が提供する文章校正AI「Typoless(タイポレス)」と連携した新たな校正機能を実装し、同日より提供を開始いたしました。
これまで提供していた校正機能に加え、朝日新聞社が新聞製作の現場で培ってきた校正の知見を取り入れ、機能を強化します(詳細後述)。
<今回の校正機能アップデートのポイント>
・朝日新聞社「Typoless」と連携し、約21万個の校正ルール辞書を活用
・炎上リスクや差別表現・ステレオタイプを助長しかねない表現を検知
・同音異義語の使い分け、表記揺れなどの提案を追加
炎上リスク・ステレオタイプを検知。社会的文脈に配慮したアップデート
プレスリリースは、企業による公式の文書として発表されるため、発表前には入念な二重チェックをおこなうなど、事前にミスを防ぐための確認を徹底している企業も多いのではないでしょうか。当社は、「間違えてはならない」というご利用企業様の不安に寄り添い、プレスリリースを書くことに慣れていない方でも安心して発表いただくために、プレスリリースエディターの機能とUIを磨き続けてきました。
2024年9月には、プレスリリースの文章を整えることに特化した校正機能のアップデートを実施し、曜日の校正、語尾の統一、二重否定や冗長表現、特定の商標や差別語の検出、誤字・脱字・変換ミスの検出などをエディター上でおこなえるようにしました。校正と修正をエディター上で完結できるUIへの刷新もあわせて行い、多くのご利用企業様にご活用いただいています。
(参考)PR TIMES校正機能アップデートに関するプレスリリース(2024年9月):
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001456.000000112.html
一方で、プレスリリースの入稿時には気がつけなかった不適切な表現や、炎上の可能性のある表現などが、公開後に発見され、取り下げや訂正に至るケースは、依然として一定数発生しています。メディアの情報源ともなるプレスリリースに不適切な表現が含まれることで、機会損失や企業への信頼を損なう可能性にもつながります。
PR TIMESは、経験や知識の有無に関係なく誰もが価値ある行動をプレスリリースで発表できる状態を目指しています。そのため、特別なスキルに頼らずエディター上で表現の誤りを検知し、文章作成を補助できるようプロダクト開発を進めています。
今回のアップデートでは、これまでの校正機能で搭載していた指摘項目に加え、炎上リスク・ステレオタイプ(性別・年齢・国籍など)といった社会的な文脈の判定による指摘を追加することで、今まで気づけなかったような部分にも、あらかじめ気づいてご自身で表現を工夫できる環境を整えます。多様な社会が広がる今、企業の公式文章であるプレスリリースにおいて、情報の受け手であるあらゆるステークホルダーを想像したコミュニケーションが重要です。プレスリリースの作成に慣れていない方はもちろん、日頃からプレスリリース作成をされている方にとっても、こうした社会的な文脈に配慮した文章作成の一助となることを期待しています。
朝日新聞社の校正の知見を、プレスリリースの現場に
Typolessは、朝日新聞社のメディア研究開発センターが開発した文章校正AIです。朝日新聞の膨大な記事校正履歴データを学習したAIに、約21万個の校正ルール辞書を搭載しています。誤字脱字や表記揺れに加えて、炎上リスクや差別表現・ステレオタイプを助長しかねない表現も指摘できることが特長で、2025年度グッドデザイン賞を受賞しています。
当社はTypolessのAPIを活用し、プレスリリースエディター上で校正提案が表示される機能を実装しました。新聞社が長年培ってきた言葉の知見を、企業が情報発信をおこなうプレスリリースの現場へと落とし込むことで、書き手が一人で判断するには難しい配慮すべき表現にも、第三者の視点で気づきを促せるようにしています。
Typoless 公式サイト:https://typoless.asahi.com/
「Typoless」連携による校正機能アップデートのポイント
今回のアップデートでは、2024年9月の校正機能を基盤としつつ、Typolessとの連携によって以下の点を強化しました。
1. 校正ルール辞書の拡充(約21万個)
これまでの校正項目に加え、Typolessが搭載する約21万個の校正ルール辞書を活用できるようになります。新聞社の現場で培われた、より細やかな指摘が可能になります。例えば、助詞や同一接続詞の連続使用、副詞の漢字表記の指摘(「更に」→「さらに」)など、文章を読みやすくするための提案を行います。
2. 炎上リスク・差別/ステレオタイプを助長しかねない表現の検知
特定の商標や差別語の検出だけでなく、社会的な文脈における炎上リスクや、無意識のうちに差別・ステレオタイプを助長しかねない表現も検知の対象に加わります。
(例)男まさり(性別間の優劣)、キーマン(特定の性別への偏り)
3. 同音異義語の使い分け支援
書き手自身でも判断に迷う同音異義語の使い分けについて、文脈に応じた指摘を行います。
(例)「初めて」「始めて」、「異議」「意義」

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観点 |
2024年9月アップデート |
今回(2026年6月)アップデート |
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校正ルール |
プレスリリース特有の項目を中心に独自設計 |
+ 朝日新聞社の約21万個の校正ルール辞書 |
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検知範囲 |
曜日・語尾・二重否定・差別語・誤字脱字等 |
+ 炎上リスク、ステレオタイプを助長しかねない表現、同音異義語 |
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設計思想 |
入稿時のミスを減らす |
+ 書き手の表現を尊重し「気づかせる」 |
書き手の言葉を尊重するPR TIMESの校正機能

校正は本来、書き手が書いた文章をよりよい表現へと導くための支援です。書き手が思いを込めて紡いだ言葉を一方的に削ぐような体験は、利用体験の本質を損なうと当社は考えます。
本機能は、誤りや配慮すべき表現を「気づく」ことに重きを置き、最終的に直すかどうかの判断は書き手に委ねます。提案を受け入れるかどうかは、書き手自身が確認したうえで選択できる柔らかな表示としており、書き手の表現意図を尊重しながら、より安心して公開できる状態へと近づけることを目指しています。
また、Typolessはあらゆる文章を対象に設計されていますが、一般的な文章作法とプレスリリースの作法は、異なる場合があります。PR TIMESで公開されている約500万件の発表データをもとに分析したところ、情報を端的に伝えることを重視するプレスリリースでは、短めのテキストが頻出する傾向がわかりました。これもプレスリリース独自の表現様式のひとつです。
当社は朝日新聞社と協議しながらプレスリリースに即した指摘ルールの選定・調整を進め、書き手の表現意図を尊重した提案ができるよう、今後も継続的なチューニングをおこなってまいります。
プレスリリース原稿のデータの取り扱いについて
当社はプレスリリースエディターを提供するにあたり、ご利用企業の皆様に安心してご利用いただけるよう、機密情報の保護を最優先に運用してまいりました。今回のTypoless連携にあたっても、これまでと同様、プレスリリース原稿のデータの取り扱いについて朝日新聞社との間で厳格な取り決めをおこなっています。
1. 朝日新聞社側にプレスリリース原稿は保存されません
本機能はTypolessのAPIを利用したものです。書き手がプレスリリースエディター上で作成・編集した原稿のうち、校正処理に必要なテキストは、暗号化された通信(HTTPS/TLS)を介してTypolessのAPIへ送信されます。送信されたテキストは、校正処理の完了後、朝日新聞社のサーバー上にデータとして保存されることはありません。
2. Typolessおよび関連AIの学習データには利用されません
API経由で送信されたプレスリリースの本文・タイトル等のテキストデータは、Typolessや朝日新聞社が開発・運用するAIモデルの学習データとして使用されることはありません。書き手が執筆した文章が、他社のプレスリリースの校正提案に反映されたり、AIの再学習に組み込まれたりする心配はありません。
3. 通信経路はすべて暗号化されています
PR TIMESのプレスリリースエディターからTypolessのAPIまでの通信は、エンドツーエンドでTLS暗号化されています。送受信される校正対象テキストは、第三者が経路上で内容を読み取ることはできない設計となっています。
公開前のプレスリリースには、未発表の製品情報、決算情報、人事情報、提携情報など、企業の重要情報が含まれることが少なくありません。当社はこれまでと変わらず、書き手の皆様が安心してエディター上で執筆・編集できる環境を守り続けてまいります。
連携に寄せるコメント
朝日新聞社 ビジネスソリューション部 部長 福原裕人 氏
朝日新聞社が新聞製作の現場で長年培ってきた言葉の知見を、国内最大級のプレスリリース配信サービスであるPR TIMESのユーザーの皆様にお届けできることを大変嬉しく思います。 Typolessは、誤字脱字の指摘に留まらず、社会的な文脈における炎上リスクや無意識の偏見を検知する機能を備えています。「書き手の表現意図を尊重し、気づきを促す」というPR TIMES様の設計思想は、私たちが言葉と向き合う姿勢そのものです。発信者の不安に寄り添う確かな伴走者として、本機能が広く貢献できることを確信しています。

株式会社PR TIMES プロダクトグループ長 山田和広
2024年9月に校正機能のアップデートをお届けしてから、約2年が経ちました。曜日の校正、語尾の統一、二重否定や差別語の検出など、プレスリリース文に特化した校正機能をエディター上で提供し、多くのお客様にご活用いただきました。
その後、運用を重ねるなかで見えてきたのは、「機械的に間違いを指摘する」だけでは十分ではない、ということでした。書き手の皆様は、入稿ボタンを押す瞬間に、誤字脱字だけではなく「この表現で誰かを傷つけないか」「炎上のリスクはないか」といった、より繊細な不安と向き合っています。一方で、書き手が時間をかけて紡いだ文章を一方的に「削る」ような校正は、書き手の表現の意図を損ねてしまう、ということも痛感しました。
今回、朝日新聞社様のTypolessとの連携によって、新聞社が長い時間をかけて言葉と向き合ってきた知見を、プレスリリースという文章の文脈に取り入れることができました。約21万個の校正ルール辞書、炎上リスクやステレオタイプを助長しかねない表現の検知など、これまで以上に深く書き手の表現を支援できます。
これからも、書き手の皆様が安心して言葉を紡げる場所であり続けられるよう、改善を続けてまいります。

株式会社PR TIMESについて

PR TIMES(読み:ピーアールタイムズ)は、「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」をミッションに掲げ、「行動者」のポジティブな情報がニュースの中心となり、個人を勇気づけ前向きにする社会の実現に挑んでいます。私たちは人の行動や頑張りの結晶を、その想いを紡いで発表するのがプレスリリースだと考え、企業規模を問わず「行動者」が自ら発信できる、PRの民主化を目指して事業を展開しています。プレスリリース配信サービス「PR TIMES」の利用企業数は12万4000社を超え、国内上場企業の65%超に利用いただいています。情報収集のため会員登録いただくメディア記者2万9000人超、サイトアクセス数は月間約9000万PV、プレスリリース件数は月間4万6000件超、累計で200万件を超えています。全国紙WEBサイト等含むパートナーメディア260媒体以上にコンテンツを掲載しています(2026年2月時点)。
他にも、ストーリーで伝える「PR TIMES STORY」、動画で伝える「PR TIMES TV」、PR活動の設計から実行まで伴走するPRパートナー事業、アート特化型のPRプラットフォーム「MARPH」、「STRAIGHT PRESS」等のニュースメディア事業で、情報発表とその伝播を支援する他、生まれた企画が発表に至るまで前進できるよう支えるタスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」、さらに発表後のお客様対応や情報整理を円滑に行えるカスタマーサポートツール「Tayori」など、「行動者」を立体的に支える事業を運営しています。
また子会社には、スタートアップメディア「BRIDGE」を運営する株式会社THE BRIDGE、ソフトウェア受託開発を行う株式会社グルコース、SNSマーケティング支援の株式会社NAVICUSがあります。

株式会社PR TIMES会社概要
ミッション:行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ
会社名 :株式会社PR TIMES (東証プライム、名証プレミア 証券コード:3922)
所在地 :東京都港区赤坂1-11-44 赤坂インターシティ8F
設立 :2005年12月
代表取締役:山口 拓己
事業内容 :- プレスリリース配信サービス「PR TIMES」(https://prtimes.jp/)の運営
- ストーリー配信サービス「PR TIMES STORY」(https://prtimes.jp/story/)の運営
- クライアントとメディアのパートナーとして広報・PR支援の実施
- 動画PRサービス「PR TIMES TV」(https://prtimes.jp/tv)の運営
- アート特化型オンラインPRプラットフォーム「MARPH」(https://marph.com/)の運営
- カスタマーサポートツール「Tayori」(https://tayori.com/)の運営
- タスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」(https://www.jooto.com/)の運営
- 広報PRのナレッジを届けるメディア「PR TIMES MAGAZINE」(https://prtimes.jp/magazine/)の運営
- プレスリリース専用エディター「PR Editor」(https://preditor.prtimes.com/)の運営
- 「STRAIGHT PRESS」(https://straightpress.jp/)等のWebニュースメディア運営、等
URL :https://prtimes.co.jp/
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