ベストセラー著者で歴史学者・⻲⽥俊和⽒の新訳で贈る軍記物語の傑作が誕⽣!『太平記(上)』(光⽂社古典新訳⽂庫)が10⽉12⽇(⽊)発売
ロングセラーかつ話題本を揃える光⽂社古典新訳⽂庫。『⾍めづる姫君』『歎異抄』『⽅丈記』など⽇ 本古典の名作ラインナップに、あらたな『太平記』が加わります。
● 歴史学者・⻲⽥俊和⽒が90話を厳選新訳!
『太平記』は、鎌倉幕府滅亡から建武の親政、そして室町幕府初期までを時代背景に、⾜利尊⽒・直義 兄弟、後醍醐天皇、新⽥義貞、楠⽊正成、⾼師直(こう の もろなお)らによる、⽇本各地で繰り広げられた南北朝時代の動乱を描いた、『平家物語』と並ぶ軍記物語の傑作です。
本⽂庫では、全40巻、300を超える話のなかから90話を厳選、5部構成の全2巻で刊⾏します。下巻は1 1⽉発売。訳者は、ベストセラー『観応の擾乱』(中公新書)の著者で歴史学者の⻲⽥俊和(としたか)⽒。下巻に、最新の研究成果を踏まえた解説を収録しました。
● ⽇本史嫌いの読者にこそ読んでほしい!
南北朝期は、主要な登場⼈物たちがコロコロと⽴場を変える、内輪もめや寝返りが頻繁で、敵味⽅がわかりづらいため時代の流れが掴みにくい。そんな印象が強いせいか、⽇本史きってのマイナーで⼈気のない時代とも⾔われますが、少年ジャンプ連載の『逃げ上⼿の若君』、宝塚歌劇団『桜嵐記』、直⽊賞 受賞作『極楽征夷⼤将軍』の話題作品に象徴されるように、じつは今ひそかなブームに沸いております。陰謀あり、寝返りあり、⾝内の権⼒闘争ありで、読み物として『太平記』の⾯⽩さは群を抜いています。
⽇本史が苦⼿という読者にとっての助けとなるように、付録として系図や、南朝⽅、北朝⽅の武将を⼊れた地図、⼈物⼀覧等も加えました。
ぜひこの機会に、ライブ感あふれる新訳で、この激動の時代を⽣きた武将たちの雄姿(と凋落)を味わ っていただければ幸いです。
【訳者プロフィール】
亀田俊和(かめだ・としたか)
1973年、秋⽥県⽣まれ。国⽴台湾⼤学⽇本語⽂学系助理教授。京都⼤学⽂学部史学科国史学専攻卒業。 京都⼤学⼤学院⽂学研究科博⼠後期課程歴史⽂化学専攻(⽇本史学)修了。京都⼤学博⼠(⽂学)。著 書に『⾼師直』『⾜利直義』『征夷⼤将軍・護良親王』『観応の擾乱』『南北朝期室町幕府をめぐる諸 問題』など多数。
【書籍情報】
書名:太平記(上)
作者:未詳
訳者:亀田俊和
発売日:2023年10月12日(木)
定価:1056円(税込み)
判型:文庫版ソフトカバー384ページ
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