台湾 新総統の思想・素性を紹介 矢板明夫翻訳・編著『頼清徳 世界の命運を握る台湾新総統』
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5月20日の台湾総統就任式をもって、対中国の最前線に立つ頼清徳氏。総統選挙の期間中、「台湾独立」の主張を封印し、現実的な一面を見せた氏は、今後4年間、対中関係をどう舵取りするのか。なぜ台湾で最も親日的といわれる政治家になったのか。最重要人物の実像を伝えます。原著者の周玉蔻氏は台湾の著名なジャーナリストです。
【目次】
■はじめに 矢板明夫
■第1章 民主主義を守った総統選挙
■第2章 台湾で最も親日の政治家
■第3章 父の最大の遺産は「貧困」
■第4章 民主化の波の中で
■第5章 白衣を脱いで政界へ
■第6章 頼清徳の政治スタイル
■第7章 初代「新・台南市長」に就任
■第8章 地方から中央、そして予備選
■第9章 副総統から党主席、総統選へ
■第10章 頼清徳は何を目指すのか
■番外編 副総統・蕭美琴は何者か
■附 産経新聞 頼清徳氏インタビュー
■関連年表
【プロフィル】
《著》周玉蔻(しゅう・ぎょくこう)
台湾の記者、評論家、ニュースキャスター。1953年台湾北部、基隆市生まれ。政治大学新聞学部卒。米ハーバード大学ケネディスクールで公共政策の修士号を取得した。雑誌編集者、新聞記者などを経て、90年代からラジオとテレビでキャスターとして活動する。『李登輝の一千日』『蒋方良と蒋経国』など著書多数。2018年にネットメディア、「放言科技伝媒」を設立し、責任者を務める。
《翻訳》矢板明夫(やいた・あきお)
産経新聞台北支局長。1972年、中国天津市生まれ。15歳のとき中国残留孤児二世として千葉県に引き揚げ。慶應義塾大学文学部卒業。2002年、産経新聞社に入り、07年から約10年間、産経新聞中国総局(北京)特派員を務めた。20年から現職。12年『習近平 共産中国最弱の帝王』(文藝春秋)で樫山純三賞受賞。著書に『戦わずして中国に勝つ方法』『習近平の悲劇』(産経新聞出版)など多数。
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