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公益財団法人日本ユニセフ協会
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COVAX:初出荷のワクチン、ガーナに到着~世界的な供給開始【プレスリリース】

公益財団法人日本ユニセフ協会

マハラシュトラ州・プネ市で製造されたCOVAXのCOVID-19ワクチン。(インド、2021年2月24日撮影) © UNICEF_UN0421713_Singhマハラシュトラ州・プネ市で製造されたCOVAXのCOVID-19ワクチン。(インド、2021年2月24日撮影) © UNICEF_UN0421713_Singh

【2021年2月24日 ジュネーブ/ニューヨーク/オスロ 発】

アストラゼネカ・オックスフォードの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン60万回分がガーナの首都アクラに到着。週内にはコートジボワールのアビジャンにも配送予定。
 
COVAXによるアストラゼネカ・オックスフォードおよびファイザー・ビオンテックのワクチン第一弾(参加国の大部分を対象)の最新情報を近日中に公開予定。
 
ワクチンの受け入れ準備の基準が満たされ、ワクチンの製造が完了すると、COVAX参加国に随時ワクチンが出荷される。
 

ムンバイ空港でCOVID-19ワクチンの輸送準備をしている様子。(インド、2021年2月24日撮影) © UNICEF_UN0421820_Yoginiムンバイ空港でCOVID-19ワクチンの輸送準備をしている様子。(インド、2021年2月24日撮影) © UNICEF_UN0421820_Yogini

COVID-19ワクチンを世界各国に公平かつ迅速に分配していくことを目指す国際的な枠組み「COVAXファシリティ」。本日、COVAXを通じた初の出荷となるワクチンがガーナに到着しました。これは、ワクチンの公平な分配を実現するという目標に向けた歴史的な一歩であり、史上最大のワクチン調達・供給事業となるでしょう。このワクチンは、今後数週間の間に到着することになるCOVAXの出荷第一弾の一部です。

COVAXは2月23日、インドの血清研究所(SII)からアストラゼネカ・オックスフォードのワクチン60万回分をインドのプネからガーナのアクラに向けて出荷し、2月24日朝に到着しました。これは、2021年末までに少なくとも20億回分のワクチンを届けるという前例のない取り組みの一環として、COVAXがアフリカに供給した最初のワクチンです。

ユニセフ事務局長のヘンリエッタ・フォアは、「今日は、私たちが計画し、懸命に取り組んできたCOVID-19ワクチンの歴史的な日となります。ワクチンの最初の出荷を迎え、裕福ではない国の人々が命を守るワクチンの競争から取り残されないようにするというCOVAXファシリティの約束を果たすことができます。今後、最前線で働く人々へのワクチン接種が始まり、この病気との闘いの次の段階、つまり史上最大の予防接種キャンペーンが拡大していくことになります。この旅の一歩一歩が、世界中で影響を受けている数十億人の子どもたちや家族が立ち直る道筋をさらに進めてくれるのです」と述べました。
 

COVAXを通じた初の出荷となるCOVID-19ワクチンが首都アクラのコトカ国際空港に届いた様子。(ガーナ、2021年2月24日撮影) © UNICEF_UN0421460_Kokoroko_COVAXCOVAXを通じた初の出荷となるCOVID-19ワクチンが首都アクラのコトカ国際空港に届いた様子。(ガーナ、2021年2月24日撮影) © UNICEF_UN0421460_Kokoroko_COVAX

ワクチンとともに、GAVIが資金提供し、ユニセフ物資供給倉庫から出荷された注射器も同便で到着しました。

これまでCOVAXは、政府やパートナー、特に、ワクチンのための事前買取制度(Advance Market Commitments; AMC)対象国のワクチン受け入れ準備を支援してきました。これには、国のワクチン接種計画の策定支援、コールドチェーン設備の支援、5億本の注射器と注射針回収ボックス、マスク、手袋、その他の物資の備蓄によって、医療保健従事者が優先接種対象者へのワクチン接種をできるだけ早く開始できるようにすることが含まれます。

COVAX参加国にワクチンを供給するためには、ワクチン輸送に関連する国の規制当局の認可基準の確認、補償契約、AMC対象国の接種計画、および輸出入ライセンスその他のロジスティック(物流)面など、いくつかの重要な条件が満たされなければなりません。参加国が上記の基準を満たし、準備が整い次第、COVAXは適宜製造業者に発注し、ワクチンを出荷します。

今月初めに発表されたCOVAXのワクチン配分計画に基づく第一弾の供給に関する最新情報を近日中に公開予定です。

* * *

【ユニセフ・ガーナ事務所代表アン=クレア・デュフェイおよびWHO・ガーナ事務所代表フランシス・カソロの共同声明】
 

首都アクラのコトカ国際空港でCOVAXのCOVID-19ワクチンを受け取るユニセフのスタッフ。(ガーナ、2021年2月24日撮影) © UNICEF_UN0421544_Kofi Acquah首都アクラのコトカ国際空港でCOVAXのCOVID-19ワクチンを受け取るユニセフのスタッフ。(ガーナ、2021年2月24日撮影) © UNICEF_UN0421544_Kofi Acquah

パンデミックが始まって1年、ガーナでは8万700人以上が新型コロナウイルスに感染し、580人以上の命が失われました。今ようやく、ガーナの人々のための復興への道が開かれました。

ガーナへのCOVID-19ワクチンの到着は、パンデミックを終わらせる上で非常に重要です。この危機から抜け出す唯一の方法は、すべての人がワクチン接種を受けられるようにすることです。私たちは、安全で効果的なワクチンをすべての国に迅速かつ公平に届けるためにCOVAXを支援しているすべてのパートナーに感謝しています。

ガーナがCOVAXからCOVID-19ワクチンを受け取った最初の国になったことを嬉しく思います。ガーナ政府、特に保健省、ガーナヘルスサービス(Ghana Health Service)、情報省の国民を守るための絶え間ない取り組みを称賛します。ガーナの国連カントリーチームの一員として、ユニセフとWHOは、GAVIやCEPI(感染症流行対策イノベーション連合)を含むすべてのパートナーと緊密に連携しながら、ワクチン接種キャンペーンを支援し、ウイルスの蔓延を食い止めることをあらためて表明します。

命を守るワクチン。医療保健従事者をはじめとする最前線で働く人々がワクチンを接種することで、保健、教育、保護サービスへのアクセスが向上し、徐々に平常に戻ることができるでしょう。ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(Universal Health Coverage - UHC)の精神で、誰も置き去りにしてはなりません。

* * *

■ COVAXのワクチン配分計画の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://www.unicef.or.jp/news/2021/0018.html

■ 新型コロナウイルスに関するユニセフの情報はこちらからご覧いただけます。
特設サイト: https://www.unicef.or.jp/kinkyu/coronavirus/
COVAX情報ページ: https://www.unicef.or.jp/kinkyu/coronavirus/covax/

■ COVAXについて
COVAXは、COVID-19の診断検査法、治療法、ワクチンの開発などを加速させるための国際的な取り組みであるACT-A(Access to COVID-19 Tools - Accelerator)の柱の一つであるワクチン供給のイニシアティブです。感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)、GAVIアライアンス、WHO(世界保健機関)が共同で主導し、先進国および開発途上国のワクチン製造業者、ユニセフ(国連児童基金)、世界銀行、市民社会組織などと連携して活動しています。COVAXは、COVID-19ワクチンを世界各国に公平かつ迅速に分配していくことを目指し、政府や製造業者とともに取り組む唯一のグローバル・イニシアティブです。

■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org)
※ ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
※ ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。(www.unicef.or.jp)

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上場
未上場
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設立
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