ナイジェリア:相次ぐ学校襲撃と子ども拉致~学校の安全を訴え【プレスリリース】
【2021年2月27日 ラゴス/アブジャ(ナイジェリア) 発】
ナイジェリア・ニジェール州で男子学校が襲撃された事件からちょうど1週間後の26日、ユニセフ(国連児童基金)は、ナイジェリア北西部のザムファラ州タラタ・マファラ地方政府地域のジャンゲベ(Jangebe)にある女子中等学校が夜間に襲撃され、女子生徒が誘拐されたとの報告に懸念を表明しました。ユニセフはパートナーと協力して、誘拐された生徒の正確な数を確認していますが、現時点では300人以上と推定されています。
ユニセフ・ナイジェリア事務所代表ピーター・ホーキンスは、「ナイジェリアでまたもや生徒に対する残忍な攻撃が行われたことに、私たちは怒りと悲しみを感じています」と述べました。
「これは子どもたちの権利に対する重大な侵害であり、子どもたちのメンタル・ヘルスや健康的な生活に長期的な影響を及ぼす可能性がある恐ろしい経験です。私たちは、この攻撃を強く非難し、本件に責任ある人々には少女たちを直ちに解放することを、政府には彼女たちの安全な解放とナイジェリアの他のすべての生徒たちの安全を確保するための措置をとることを、求めます。子どもたちは、家庭でも学校でも、いつでも安全だと感じられなければならず、親は朝子どもを学校へ送り出す際に、子どもたちの安全を心配するようなことがあってはならないのです」(ホーキンス)
一方で、ホーキンスは、ニジェール州・カガラで学校から拉致された27人の生徒が解放されたとの報を歓迎し、拉致された他のすべての子どもたちの解放に向けて、より迅速な行動を政府に求めています。
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■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org)
※ ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
※ ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています
■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。(www.unicef.or.jp)
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