武内涼『厳島』が第12回野村胡堂文学賞を受賞!
‟戦国三大奇襲”「厳島の戦い」を描いた慟哭必至の歴史長編が、高評価で受賞。
「銭形平次」の生みの親・野村胡堂氏に匹敵するような時代・歴史小説作品に与えられる「野村胡堂文学賞」に、武内涼氏の『厳島』が選ばれ、「エンターテインメントとして完璧」(選考委員・鳴神響一氏)と高い評価を得ました。
「銭形平次」の生みの親で、昭和を代表する作家・野村胡堂(1882-1963)を顕彰する目的で創設された「野村胡堂文学賞」(一般社団法人日本作家クラブ主催)。第12回となる今年は、武内涼氏『厳島』(新潮社 2023年4月刊)の受賞が決定しました。
授賞式は11月11日(月)午後4時より神田明神内の明神会館にて行われます。
“戦国三大奇襲”の一つに数えられる「厳島の戦い」を舞台に、智将・毛利元就と忠臣・弘中隆兼、それぞれの闘いを描いた本作は、第13回「本屋が選ぶ時代小説大賞」第14回「広島本大賞」ノミネート、「本の雑誌が選ぶ2023年度ベスト10」第3位に加え、第45回吉川英治文学新人賞の候補作にもなった話題作です。
文芸評論家の郷原宏氏、作家の鳴神響一氏、日本作家クラブ理事長の竹内博氏の3名で行われた選考会の席では、圧倒的高評価で受賞となりました。
木下昌輝氏、今村翔吾氏、砂原浩太朗氏、蝉谷めぐみ氏らが歴代受賞者に名を連ねる注目の文学賞を受賞した武内涼氏の『厳島』を、この機会にぜひご堪能ください。
■内容紹介
兵力わずか四千の毛利元就軍が二万八千の陶晴賢軍を打ち破った名勝負の影には、壮絶な人間ドラマがあった。「これまで誰も書きえなかった厳島合戦の全貌を描き、我が国の歴史文学の空白を埋める記念碑的作品」――縄田一男氏絶賛! 謀略で勝利した元就と義を貫いて敗れた晴賢。対照的な二人の武将を通して人間の矜持を問う!
■著者紹介:武内涼(たけうち・りょう)
1978(昭和53)年、群馬県生れ。早稲田大学第一文学部卒。映画、テレビ番組の制作に携わった後、第17回日本ホラー小説大賞の最終候補作となった原稿を改稿した『忍びの森』で2011(平成23)年にデビュー。2015年『妖草師』シリーズが徳間文庫大賞を受賞。2022(令和4)年『阿修羅草紙』で第24回大藪春彦賞受賞。他に『戦都の陰陽師』シリーズ、『忍び道』シリーズ、『謀聖 尼子経久伝』シリーズ、『駒姫―三条河原異聞―』『敗れども負けず』『東遊記』『厳島』など。
■書籍データ
【タイトル】厳島
【著者名】武内涼
【発売日】2023年4月19日発売
【判型】四六判ハードカバー
【定価】2,415円(税込)
【ISBN】978-4-10-350644-7
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