『スポGOMI甲子園・山梨県大会』初開催 激闘を制したのは甲府東高校「優しさへのこだわり」チーム 参加者全87人(29チーム)で、102.371kgのごみを集めました!
”ごみ拾い”を競技化した日本発祥スポーツで海洋ごみを削減 2023年6月25日(日)笛吹市役所向かい笛吹川河川敷(東岸特設会場)
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
イベント概要
・日程 2023年6月25日(日)9時00分~11時30分
・開催場所 笛吹市役所向かい笛吹川河川敷(東岸特設会場)
※住所:山梨県笛吹市石和町市部777 笛吹市役所(向かい)
・参加人数 1チーム3名×29チーム=87人
・協力団体 笛吹市
優勝は甲府東高校の「優しさへのこだわり」拾ったごみの総量はなんと18.23kg
全29チームが参加した山梨県大会。初めての開催ながら、5つものチームがオリジナルアイテムを制作して臨むなど盛り上がりを見せました。そんな中、多くのチームが、ごみの多さに「袋が足りない!」と本部に戻り、袋を追加してさらにごみを拾い集める展開に。競技の結果、「優しさへのこだわり」チームが、ごみ総量18.23kg/2071.0ポイントを獲得し、準優勝チーム「綺麗魂隊(きれいだましいたい)」に619.5ポイント差をつけて優勝しました。なお、及ばなかった綺麗魂隊はオリジナルアイテム賞(トングの先に磁石をつけて缶を分別)も獲得しました。
山梨県大会で集められたごみの総量は 102.371kg
四方を山々に囲まれた甲府盆地。その中心を流れるのは笛吹川です。かつては雨が降ると河川が氾濫し、人々の生活を脅かしてきました。戦国時代、武田信玄公が治水事業を行ったほか、明治から昭和にかけて河川の改良工事も進み、現在、洪水で苦しむ人は少なくなりました。しかし、日本屈指の観光地として笛吹市には多くの人が訪れるようになり、笛吹川には多くのごみが流れ、ごみの多さが問題として挙げられています。スポGOMI甲子園の会場となった笛吹川河川敷は「甲州軍団出陣戦国絵巻」や「石和温泉花火大会」などが開かれる市民に親しまれている場所でもあります。各イベント後には清掃活動が行われているものの、やはり限界があります。参加した高校生の一人は「通学でこの近くを通るが、河川敷にたくさんのごみがあるとは知らなかった」と驚いていました。
笛吹川では7月に入ると「笛吹川鵜飼(うかい)」が始まります。鵜がごみを咥えてしまう懸念がある中、鵜飼前に「スポGOMI甲子園」という清掃活動が行われたことで、今年はきれいな川で鵜飼が行われることでしょう。
優勝チーム「優しさへのこだわり」コメント
大会前はごみは少ないだろうと思っていたが、競技中はごみの量が多くて驚きました。「みんなで、ごみを全部拾おう」という思いで臨めたことが優勝につながったと思います。この大会に出場して私たちの心境に変化があり、これからはもっと環境問題について考えていきたいと思いました。11月に東京で行われる全国大会ではみんなで協力して、県大会と同じように想いを一つにして優勝を目指したいです。
<団体概要>
団体名称:一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーション
URL:https://www.spogomi.or.jp/
活動内容:スポGOMI甲子園に関するイベントの開催、及び運営に必要な業務。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
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