インテック、日本体操協会のトランポリン日本代表選手らとクラウド版の演技解析システムのPoCを実施
“いつでもどこでも”利用できる演技改善サポートで、競技者の強化と育成を目指す
TISインテックグループの株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役社長:疋田 秀三、以下:インテック)は、クラウド版の演技解析システムを開発し、公益財団法人日本体操協会(所在地:東京都新宿区、会長:藤田 直志、以下:日本体操協会)のトランポリン日本代表選手らと、クラウド版の演技解析システムの実用性や利便性を評価するPoCを2025年1月から3月にかけて実施したことを発表します。
背景
インテックは2019年からトランポリン日本代表のオフィシャルトップスポンサーを務め、選手の演技改善をサポートしています。2023年にAIと画像解析を用いた姿勢推定技術をシステム化し、演技のコーチングに必要な情報を数値化する演技解析システムを構築、ナショナル強化指定選手の練習拠点に設置して、選手の演技改善に活用してきました。
これまではスタンドアロンの専用端末として1台のみを練習拠点に設置していたことから、複数人が同時にシステムを利用することができず、選手からは「自分の端末(タブレット等)で競技映像を確認したい」、「同時に複数人で利用できるようにしてほしい」という要望が寄せられていました。
今回、インターネット経由で利用できるクラウド版を開発したことで、“いつでもどこでも”手持ちの端末から演技のアップロードや解析結果の閲覧ができるようになるほか、複数名の同時アクセス利用も可能になりました。
インテックは今後、ナショナル強化指定選手に限らず、広くトランポリン競技に関わる人たちにもクラウド版の演技解析システムが普及していくことを目指し、その第一歩としてトランポリン日本代表選手らとクラウド版による実用性や利便性を評価するPoCを実施しました。

クラウド版の演技解析システムの特長
1. “いつでもどこでも”手持ちの端末で利用可能
専用端末の初期設定や高度な知識は必要なく、選手やコーチが手持ちのタブレットやパソコンからシステムにアクセスし、撮影した動画をアップロードすると、クラウド上で解析されたデータをすぐに閲覧可能。
2. 認証機能の追加でセキュリティを強化
利用者は個別のアカウントからシステムにログイン、自分だけのクローズした環境に自身の演技をアップロードし、解析結果を自由に閲覧。今後、解析したデータはコーチや仲間との共有を可能にし、コーチングアプリとしての機能を向上。
PoCの概要
【実施期間】2025年1月16日~2025年3月31日
【実施内容】
トランポリン日本代表選手25名に個別のアカウントを発行し、手持ちの端末からサービスを利用。クラウドに移行したことによるシステムの使用感の違いなどについて、アンケートやインタビューを元に実用性や利便性の評価を行う。

公益財団法人日本体操協会からのエンドースメント
トランポリン日本代表オフィシャルトップスポンサーとして、2019年よりトランポリン競技の発展、認知度向上にも貢献していただき感謝しております。インテックの研究技術開発のノウハウを駆使した演技解析システムについて、この度新たに選手の希望に応え、クラウド版を開発いただき、利便性をより高めていただいたことを大変うれしく、そして頼もしく思います。より身近になったクラウド版を活用することで、世界で戦うための選手強化の一助になってくれることを期待しています。
公益財団法人日本体操協会
会長 藤田直志氏
今後の展開
インテックは、演技解析システムがナショナル強化指定選手に限らず、トランポリン競技に関わる人たちに広く普及していくことを目指し、クラブチームや大学の競技者を対象としたクラウド版演技解析システムの実証実験を2025年度中に実施する予定です。
また、演技解析システムを改良して演技改善のサポートをしていくと同時に、トランポリンの競技人口拡大にも貢献します。そこで、演技解析システムを活用し、ジュニア選手が練習を続けて日本代表選手になるという成長ストーリーを描いた動画を制作しました。今後、インテックが協賛するイベントの会場スクリーンなどでも上映予定です。
インテック×トランポリン 演技解析動画
https://www.intec.co.jp/sustainability/csr/society.html#movie2
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
株式会社インテックについて(https://www.intec.co.jp/)
お客さまの経営戦略に沿った情報化戦略の立案からシステムの企画、開発、アウトソーシング、サービス提供、運用保守まで、IT分野において幅広く事業を展開しています。インテックは、1964年の創業以来培ってきた技術力をもとに、AI、RPA等のデジタル技術の活用や、新たな市場の創造にも積極的に挑戦しています。常にオープンな姿勢で、人、企業、社会を技術でつなぎ、自らも変革しながら「豊かなデジタル社会の一翼を担う」企業としてお客さまに新しい価値を提供していきます。
TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心としたさまざまな社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。
◆本サービスに関するお問い合わせ先
株式会社インテック ビジネスイノベーション部 担当:神田、青木
E-Mail:ict_trampoline@intec.co.jp
参考




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