「山のダイゴミプロジェクト」から生まれた「山の木っ端(こっぱ)」シリーズ 新発売
木を余すことなく生かすことで、山を守り、未来のくらしを支える新しいものづくり


株式会社良品計画(東京都文京区/代表取締役社長 清水智)は、宮崎県の素材生産者と協力し実施している「山のダイゴミプロジェクト」の取り組みから生まれた「山の木っ端」シリーズを11月13日(木)より、法人向けの良品計画サイトにて発売します。
現在、山に生えている木のうち、家具や建材などに使う部分はごく一部で、使いにくい枝や葉、短い丸太、製材の過程で出る樹皮や端材のほとんどは、燃やされるか土に還るのを待っています。50年近く育てられた木の大半が使われずに姿を消している現状を少しでも変えるため、良品計画は2022年に宮崎県、宮崎県の森林産業関係者とともに、森林産業の課題の本質を見直すプログラムをスタート、2024年に未利用材の有効活用から山の未来を考える「山のダイゴミプロジェクト」として昇華し、活動を始めました。
森林産業の各過程で生まれる未利用材や、それらを活用したプロダクトを市場に流通させるとともに、消費者向けに林業ツアーを実施することで、生産地(地域)と生活地(都市部)を繋げ、山や木、森林産業が本来持つ資源と価値を認識、共有、活用することで山林地域の持続的な活性化を図っています。
今回発売する「山の木っ端」シリーズは、「山のダイゴミプロジェクト」から生まれたもので、ある程度のサイズや形状を揃えた未利用材を、建材と同等に乾燥を施し、その後の加工がしやすいようにしました。節や色味、自然が刻んだ割れや表情をそのまま生かすことで、規格材では生み出せない個性豊かな空間づくりが可能となります。
「山の木っ端」シリーズを通じて、新しいものづくりの可能性を広げ、山を守り、未来のくらしを考えていきます。
◆主な商品の概要
●「山の木っ端」 乾燥輪切(10 個入り)
丸太にする際に、薄く切り落とされた部分
小:¥15,000(税込)
中:¥19,000(税込)
大:¥22,000(税込)

●「山の木っ端」 乾燥たんころ(5個入り)
丸太の長さ調整などで切り取られた部分
小:¥25,000(税込)
中:¥30,000(税込)
大:¥35,000(税込)

●「山の木っ端」 乾燥ウケグチ(5個入り)
伐採の際、最初に切り取られる部分
小:¥5,000(税込)
大:¥6,000(税込)

●「山の木っ端」 無選別乾燥ウッドチップ(約100L)
建材や家具を作る際に出るノコくずやカンナくずなど
¥10,000(税込)

●「山の木っ端」 乾燥製材所端材全詰め合わせ(約300個入り)
建物や家具を作る際に切り取られた製品にならない端の部分
¥15,000(税込)

そのほか、丸太の周りの丸みのついた部分「乾燥バタ(背板)」や、伐採後に土に取り残される部分を加工した「乾燥根株」など、全15種類をラインナップしています。
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