エチオピア・ティグライ州:ユニセフ事務所で国防軍が破壊行為【プレスリリース】
フォア事務局長、非難声明
ティグライ州の保健センターで、母親に抱かれる生後6カ月の栄養不良のカルキダンちゃん。(2021年6月7日撮影) © UNICEF_UN0475527_
ユニセフ(国連児童基金)事務局長のヘンリエッタ・フォアは、エチオピア・ティグライ州のユニセフ事務所で起こった同国国防軍による破壊行為を受け、非難の声明を発表しました。
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エチオピア国防軍(ENDF)のメンバーが本日、同国ティグライ州メケレにあるユニセフの事務所に押し入り、衛星通信機器を破壊するという事案が発生しました。
この行為は、国連の特権および免除、そして人道支援目的の民用物の尊重に関する国際人道法の規定に違反しています。私はこの行為を最も強い言葉で非難します。
ティグライ州、そしてエチオピア全土におけるユニセフの優先事項は、すでに飢饉に近い状況に直面している14万人の子どもたちを含む、最も弱い立場にある子どもたちを支援することです。私たちは標的ではなく、決して標的となってはならないのです。
私は、ティグライ州のすべての紛争当事者に、戦争上のルールを守り、人道支援機関を尊重および保護することを求めます。紛争当事者は、人道支援活動に関して捜索、押収、妨害してはならず、支援を必要としている人々への人道アクセスを許可し、常に子どもたちを保護しなければなりません。
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■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。 https://www.unicef.or.jp/
※ ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
※ ユニセフの活動資金はすべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています
■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 https://www.unicef.or.jp/
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