第21回『このミステリーがすごい!』大賞、「文庫グランプリ」受賞2作品が発売!
『禁断領域イックンジュッキの棲む森』(2023年3月7日発売)、『レモンと殺人⿁』(2023年4月6日発売)
株式会社宝島社( 本社:東京都千代田区、代表取締役社長: 蓮見清一) が主催する、第21回『このミステリーがすごい!』大賞の「文庫グランプリ」を受賞した『禁断領域イックンジュッキの棲む森』を2023年3月7日、『レモンと殺人鬼』を2023年4月6日に宝島社文庫レーベルから発売します。
『このミステリーがすごい!』大賞は、2020年度より「文庫グランプリ」を新設しました。当賞は、ミステリー&エンターテインメント作家・作品の発掘・育成を目的に、2002年に創設した新人賞です。受賞作品のみ
ならず、編集部推薦の「隠し玉」として『死亡フラグが立ちました!』『珈琲店タレーランの事件簿』『スマホを落としただけなのに』など多くの作品を文庫で刊行し、映画やドラマなど映像化されるヒット作も生み出しています。
文庫本は、誰もが手に取りやすい身近な活字コンテンツです。どこにでも持ち運べるサイズと、手ごろな価格帯は、読書人口の裾野を広げ、活字文化を支えてきました。読者が手軽に読める面白い作品を生み出していくことで、業界のさらなる活性化に寄与していきます。受賞者のインタビューも可能ですので、ぜひご検討いただけますと幸いです。『このミステリーがすごい!』大賞は、これからも新しい作家・作品を発掘・育成し、業界の活性化に寄与してまいります。
『禁断領域イックンジュッキの棲(す)む森』
著者:美原さつき(みはら・さつき)
■舞台はアフリカのコンゴ。ボノボ調査隊を未知の恐怖が襲う「研究者×企業×野生」の刺激作。作家・冲方丁、推薦!
発売日:2023年3月7日/定価:850円(税込)
『レモンと殺人鬼』
著者:くわがき あゆ
■殺された妹の汚名をそそぐため、姉である美桜は彼女の足跡をたどり始める。
歪んだ人間たちの悪意が導く衝撃の結末! 怪作です!
発売日:2023年4月6日/定価:780円(税込)
そんななか著名なミステリー作家が遺したホテル「雪白館」で、密室殺人が起きた。館に通じる唯一の橋が落とされ、孤立した状況で凶行が繰り返される。
現場はいずれも密室、死体の傍らには奇妙なトランプが残されていて――。
ド直球の本格密室ミステリー!
左『密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック』 発売日:2022年2月4日
右『密室狂乱時代の殺人 絶海の孤島と七つのトリック』 発売日:2022年12月6日
各定価:880円(税込)
著者:鴨崎暖炉(かもさき・だんろ)
発売日:2023年3月7日/定価:850円(税込)
【あらすじ】
大学院で霊長類学を専攻する季華が所属する研究室に、米国企業からコンゴでの道路建設に関する環境アセスメントへの協力依頼が舞い込む。調査対象であるボノボの生息地を目指してコンゴの奥地を進む調査隊。彼らは森の中から助けを求めにやってきた少年に出会う。その矢先、調査地付近の村で人々が何者かに惨殺され――。
霊長類学の聖地で繰り広げられる、衝撃のパニックサスペンス!
【選評】
■野心的なテーマに挑む大型エンターテインメントで、ストーリーテリングも上々。
(大森 望/翻訳家・書評家)
■こりゃもうマイクル・クライトン直系の秘境冒険小説ということで、一気に読まされた。
(香山ニ三郎/コラムニスト)
大学時代のノートを整理していたとき、文化人類学の講義のメモを見つけて、霊長類を題材にした作品を書きたいという強い衝動に駆られました。哺乳類の中では霊長類が最も好きなので、サルをテーマにして書き上げた本作への思い入れは強いです。未知の霊長類との出会いを想い描きながら、キャラクターたちと共に想像のジャンルの中を旅する時間はとても楽しかったです。
著者:美原さつき(みはら・さつき)
1986年9月生まれ。大阪府大阪市出身。東京都在住。滋賀県立大学・滋賀県立大学大学院では環境動態学を専攻。動物・魚類・昆虫グループの研究室に所属。農業害虫の基礎生態解明の一環でインドネシアの研究所に滞在経験あり。現在は衛生管理会社に勤務。趣味は昆虫採集。ブラックバスやブルーギル、モンクロギンシャチホコ、クマゼミなどさまざまな生き物を食した経験もあり。
発売日:2023年4月6日/定価:780円(税込)
【あらすじ】
保険外交員の妹が殺された。生前、彼女が保険金殺人を行っていたという報道に、姉の「私」は驚愕する。妹がそんなことをするはずがない。私たち姉妹はかつて父親を少年犯に殺されたつらい過去を共有していた。私は妹の潔白を証明するため、独自に調査を始める。しかし、妹にとって不利な証拠ばかりが見つかるうえに、出所した元少年犯が行方をくらましたという情報が入る。妹は何を思い、誰に殺されたのか。混乱する私の身のまわりで、次々と不審な出来事が起こり始める。
【選評】
■一見単純に見えた事件は実は入り組んでおり、前半丹念に織り込まれた伏線が後半次々に炸裂する。
(香山ニ三郎/コラムニスト)
■後半の、やりすぎじゃないかというくらいの二転三転四転五転の展開にねじ伏せられました。登場人物それぞれの、ちょっと歪んだキャラクターも面白かった。
(瀧井朝世/ライター)
【受賞コメント】
応募はしていたものの、実際に文庫グランプリをいただけるとは思わず、びっくりしています。連絡をくださった編集者の方の様子からして、実は『この水』とか『粉ミス』とかいう別の賞だった、ということもなさそうです。この幸運なチャンスを生かして、今後いっそうの技術力の向上に努めたいと思います。
著者:くわがき あゆ
1987年2月生まれ。京都府京都市出身・在住。京都府立大学文学部文学科国文学中国文学専攻卒業。現在は高校で国語教師として勤務。趣味はヨーロッパ旅行。
『このミステリーがすごい!』大賞は、2020年度より「文庫グランプリ」を新設しました。当賞は、ミステリー&エンターテインメント作家・作品の発掘・育成を目的に、2002年に創設した新人賞です。受賞作品のみ
ならず、編集部推薦の「隠し玉」として『死亡フラグが立ちました!』『珈琲店タレーランの事件簿』『スマホを落としただけなのに』など多くの作品を文庫で刊行し、映画やドラマなど映像化されるヒット作も生み出しています。
文庫本は、誰もが手に取りやすい身近な活字コンテンツです。どこにでも持ち運べるサイズと、手ごろな価格帯は、読書人口の裾野を広げ、活字文化を支えてきました。読者が手軽に読める面白い作品を生み出していくことで、業界のさらなる活性化に寄与していきます。受賞者のインタビューも可能ですので、ぜひご検討いただけますと幸いです。『このミステリーがすごい!』大賞は、これからも新しい作家・作品を発掘・育成し、業界の活性化に寄与してまいります。
- 「文庫グランプリ」受賞作品は“パニックサスペンス”と“どんでん返しミステリー”
『禁断領域イックンジュッキの棲(す)む森』
著者:美原さつき(みはら・さつき)
■舞台はアフリカのコンゴ。ボノボ調査隊を未知の恐怖が襲う「研究者×企業×野生」の刺激作。作家・冲方丁、推薦!
発売日:2023年3月7日/定価:850円(税込)
『レモンと殺人鬼』
著者:くわがき あゆ
■殺された妹の汚名をそそぐため、姉である美桜は彼女の足跡をたどり始める。
歪んだ人間たちの悪意が導く衝撃の結末! 怪作です!
発売日:2023年4月6日/定価:780円(税込)
- 昨年の「文庫グランプリ」受賞作はシリーズ累計14万部突破の大ヒット
「密室の不解証明は、現場の不在証明と同等の価値がある」との判例により、現場が密室である限りは無罪であることが担保された日本では、密室殺人事件が激増していた。
そんななか著名なミステリー作家が遺したホテル「雪白館」で、密室殺人が起きた。館に通じる唯一の橋が落とされ、孤立した状況で凶行が繰り返される。
現場はいずれも密室、死体の傍らには奇妙なトランプが残されていて――。
ド直球の本格密室ミステリー!
左『密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック』 発売日:2022年2月4日
右『密室狂乱時代の殺人 絶海の孤島と七つのトリック』 発売日:2022年12月6日
各定価:880円(税込)
著者:鴨崎暖炉(かもさき・だんろ)
- ボノボの生息地を目指す調査隊を待ち受けるのは悪魔が潜む森…?アフリカのコンゴが舞台の壮大なパニックサスペンス
『禁断領域 イックンジュッキの棲(す)む森』
発売日:2023年3月7日/定価:850円(税込)
【あらすじ】
大学院で霊長類学を専攻する季華が所属する研究室に、米国企業からコンゴでの道路建設に関する環境アセスメントへの協力依頼が舞い込む。調査対象であるボノボの生息地を目指してコンゴの奥地を進む調査隊。彼らは森の中から助けを求めにやってきた少年に出会う。その矢先、調査地付近の村で人々が何者かに惨殺され――。
霊長類学の聖地で繰り広げられる、衝撃のパニックサスペンス!
【選評】
■野心的なテーマに挑む大型エンターテインメントで、ストーリーテリングも上々。
(大森 望/翻訳家・書評家)
■こりゃもうマイクル・クライトン直系の秘境冒険小説ということで、一気に読まされた。
(香山ニ三郎/コラムニスト)
【受賞コメント】
大学時代のノートを整理していたとき、文化人類学の講義のメモを見つけて、霊長類を題材にした作品を書きたいという強い衝動に駆られました。哺乳類の中では霊長類が最も好きなので、サルをテーマにして書き上げた本作への思い入れは強いです。未知の霊長類との出会いを想い描きながら、キャラクターたちと共に想像のジャンルの中を旅する時間はとても楽しかったです。
著者:美原さつき(みはら・さつき)
1986年9月生まれ。大阪府大阪市出身。東京都在住。滋賀県立大学・滋賀県立大学大学院では環境動態学を専攻。動物・魚類・昆虫グループの研究室に所属。農業害虫の基礎生態解明の一環でインドネシアの研究所に滞在経験あり。現在は衛生管理会社に勤務。趣味は昆虫採集。ブラックバスやブルーギル、モンクロギンシャチホコ、クマゼミなどさまざまな生き物を食した経験もあり。
- どんでん返しに次ぐどんでん返し!爽快感すら感じさせる異色のスリラー!
『レモンと殺人鬼』※表紙は作成中
発売日:2023年4月6日/定価:780円(税込)
【あらすじ】
保険外交員の妹が殺された。生前、彼女が保険金殺人を行っていたという報道に、姉の「私」は驚愕する。妹がそんなことをするはずがない。私たち姉妹はかつて父親を少年犯に殺されたつらい過去を共有していた。私は妹の潔白を証明するため、独自に調査を始める。しかし、妹にとって不利な証拠ばかりが見つかるうえに、出所した元少年犯が行方をくらましたという情報が入る。妹は何を思い、誰に殺されたのか。混乱する私の身のまわりで、次々と不審な出来事が起こり始める。
【選評】
■一見単純に見えた事件は実は入り組んでおり、前半丹念に織り込まれた伏線が後半次々に炸裂する。
(香山ニ三郎/コラムニスト)
■後半の、やりすぎじゃないかというくらいの二転三転四転五転の展開にねじ伏せられました。登場人物それぞれの、ちょっと歪んだキャラクターも面白かった。
(瀧井朝世/ライター)
【受賞コメント】
応募はしていたものの、実際に文庫グランプリをいただけるとは思わず、びっくりしています。連絡をくださった編集者の方の様子からして、実は『この水』とか『粉ミス』とかいう別の賞だった、ということもなさそうです。この幸運なチャンスを生かして、今後いっそうの技術力の向上に努めたいと思います。
著者:くわがき あゆ
1987年2月生まれ。京都府京都市出身・在住。京都府立大学文学部文学科国文学中国文学専攻卒業。現在は高校で国語教師として勤務。趣味はヨーロッパ旅行。
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