「楽天ラクマ」、「リユース品の利用における意識調査」の結果を発表
- リユース品の再販商品を購入したことがあるユーザーが約5割。二次流通市場で購入したリユース品が再売却される、三次流通の実態が明らかに -
楽天グループ株式会社(以下「楽天」)は、運営するフリマアプリの「楽天ラクマ」において、「リユース品(中古品)の利用」に関する意識調査をインターネットで実施しました。今回の調査は、2022年7月22日(金)から7月25日(月)の4日間、「楽天ラクマ」ユーザーの26,332人を対象に行いました。
【「リユース品の利用」に関する意識調査の結果】
●リユース品の再販として売られている商品を「購入したことがある」ユーザーは約5割
●リユース品の再販として売られている商品を購入した理由は、「ほとんど使っておらず状態が悪化していないから」が最多回答となり、次いで、「中古品の中古は、さらにお安いから」、「中古でも価値が落ちにくいから」
●リユース品が再販されることについて、「状態が良ければ何ら問題ない」が9割以上
●リユース品として買った物を、フリマアプリやリユースショップでさらに「出品・売却したことがある」ユーザーが5割以上
●リユース品を再び出品・売却したことのある商品カテゴリの最多回答は「レディースファッション」、次いで「エンタメ/ホビー」、「キッズ/ベビー/マタニティ」。売却した理由は「ほとんど使っておらず状態が悪化していないから」
●リユース品の再販として売られている商品を「購入したことがある」ユーザーは約5割
リユース品購入に関して、「以前に購入したリユース品の中で、出品者の方も元々、新品ではなくリユース品として購入していて、再びフリマアプリに出品されたリユース品だったことがあるかどうか教えてください(例: 「以前にフリマで中古として買いましたが、再出品します」と書かれた商品などが当てはまります)」と質問したところ、「ある」と答えたユーザーが47.8%でした。
リユース品をさらにリユース品として購入することが最も多い商品カテゴリ(単一回答)については、最多が「レディースファッション」(30.1%)、次いで「エンタメ/ホビー」(24.2%)、「キッズ/ベビー/マタニティ」(13.0%)でした。
●リユース品の再販として売られている商品を購入した理由は、「ほとんど使っておらず状態が悪化していないから」が最多回答となり、次いで、「中古品の中古は、さらにお安いから」、「中古でも価値が落ちにくいから」
「リユース品として再出品された商品を、購入した理由(複数回答)」について質問したところ、1位は「ほとんど使われておらず、状態が悪化していないから」(51.7%)、2位が「中古品の中古は、さらにお安いから」(28.2%)、3位が「中古でも価値が落ちにくいから」(20.3%)、4位以降は「使う回数が限られているので」(14.5%)、「自分も、使用後に売るつもりだから」(14.0%)となりました。特に、中古品の中古は値段がさらに下がりお得に買えるという点から、物の状態の良さと価格のバランスが良いことが、購入のきっかけになっていると分析しています。また、フリーコメントで「本は一度読んだら売る」、「買った服に飽きたらすぐに売る」という回答があったことから、自身が再度売却する前提で、2度目、3度目のリセールバリューを意識しているユーザーもいる結果となりました。
●リユース品が再販されることについて、「状態が良ければ何ら問題ない」が9割以上
「元々リユース品として使われた商品が、さらにリユース品として出品されることについて、どう思うか(複数回答)」について質問したところ、1位が「状態が良ければ、何ら問題ない」(90.4%)、次いで「状態が悪すぎる物は買いたくないが、きちんと写真や説明が載っていれば問題ない」(47.5%)、「自分も要らなくなったら売れるので、ありがたい」(44.8%)、「物を大切にできるのは良いことである」(38.5%)、「もっと普及すればよいと思う」(20.8%)という結果でした。
●リユース品として買った物を、フリマアプリやリユースショップでさらに「出品・売却したことがある」ユーザーが5割以上
次に、「以前に購入したリユース品が要らなくなった時に、フリマアプリやリユースショップでリユース品としてさらに売却した経験」について質問したところ、「ある」と答えたユーザーが53.8%を占めました。
●リユース品を再び出品・売却したことのある商品カテゴリの最多回答は「レディースファッション」、次いで「エンタメ/ホビー」、「キッズ/ベビー/マタニティ」。売却した理由は「ほとんど使っておらず状態が悪化していないから」
上記質問で「ある」と答えた14,177名に、「その商品のカテゴリ(単一回答)」について質問したところ、1位が「レディースファッション」(32.2%)、2位が「エンタメ/ホビー」(22.7%)、3位が「キッズ/ベビー/マタニティ」(14.5%)、4位が「スマホ/家電/カメラ」(6.0%)、5位が「メンズファッション」(5.4%)という結果になりました。
「ご自身が購入したリユース品を、さらに売却した理由(複数回答)」について質問したところ、最も多かった理由は「ほとんど使っておらず、状態が悪化していないから」(38.5%)、2位が「捨てるより、売った方がお金になるから」(37.2%)、3位が「実際の物が、思っていたイメージと異なったから」(31.6%)、4位が「サイズアウトしたから」(24.3%)という結果でした。
カテゴリごとに売却理由を分析すると、リユース品を売却するメリットがそれぞれ異なることがわかりました。「レディースファッション」カテゴリにおいては、「実際の物が、思っていたイメージと異なったから」の理由が最も多かったことから、買い物に失敗した際に気軽に売れることがメリットになっていると考えられます。「エンタメ/ホビー」カテゴリでは「捨てるより、売った方がお金になるから」の理由が最も多く、本やゲームを利用し終わったから売る、というフリーコメントも多く集まりました。また「推しや趣味が変わったから、アイドルグッズを手放す」という回答もありました。また、「キッズ/ベビー/マタニティ」カテゴリを選んだユーザーの理由は「サイズアウトしたから」が6割以上と最も多い結果となりました。使用期間が限られる子供服やマタニティ服・グッズは、自身や子供が使い終わったら他の人に再利用してもらいたい、と考えるユーザーが多いことがわかりました。
本調査により、二次流通で購入したリユース品が再売却されて、複数回に渡る取り引きが発生している三次流通が活発になっている実態が明らかになりました。また、リユース品を商品状態に応じて何度も売り買いすることに抵抗がないユーザーがフリマアプリやリユースショップの利用者の中に一定数いることによって、物が人から人へと循環していく意識が構築され、フリマアプリとリユースショップを介して三次流通、四次流通をも生み出していると考えられます。
■調査概要
調査エリア: 全国
調査対象者: 「楽天ラクマ」ユーザー
回収サンプルサイズ: 26,332サンプル
調査期間: 2022年7月22日(金)から7月25日(月)
調査実施機関: 「楽天ラクマ」
【楽天ラクマについて】
「楽天ラクマ」は、2012年7月にサービスを開始した日本初のフリマアプリ「フリル」と、楽天で運営している「ラクマ」が2018年2月に統合して生まれました。繋ぐ力で物を棄てずに循環させる「循環の輪」を広げ、誰でも手軽に活躍できるECの世界を築くことにより、サーキュレーション市場の活性化を図り、循環型社会の実現に貢献することを目指しています。2022年5月時点で「楽天ラクマ」のアプリは3,500万ダウンロードを突破しました。
以 上
※本レポートでは小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計値は必ずしも100%とならない場合があります。
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