【ホテルオークラ京都】伝統が織りなす縁・「青海波」文様の西陣織物帯地額を館内展示
創業135周年記念ロゴマークのモチーフである青海波文様は、大海原の波のように「無限に続いてゆく」という意味を持つ吉祥文様のひとつとして、京都に息づく伝統工芸品にも多く使われております。今回、株式会社西陣まいづるでも大切にしているという青海波文様を当社記念ロゴマークに使用した縁から、今後も歴史が続くよう願いを込めて帯地を寄贈していただきました。ホテル館内に展示することで国内外からお越しのお客様にご覧いただき、京都の伝統産業の魅力を知っていただく機会に繋げてまいりたいと考えております。
◆株式会社西陣まいづる
1907年(明治40年)創業の西陣織物帯地製造元。西陣織工業組合組合員。
寄贈された帯地は、金箔や銀箔を施した絹糸で「すくい」の技法を用いて作られております。1日2寸(約6センチメートル)ずつ織り進むという、伝統的な技法により職人が丁寧に手織りで織り上げた一品です。
◆伝統文様「青海波」
ペルシャなど世界各地でみられる文様で、その名前は平安時代につくられた「青海波」という雅楽に由来するとされています。江戸時代・元禄年間に文様として広く普及し、無限に広がる波の文様に未来永劫へと続く幸せへの願いを込めた吉祥文様として現在も親しまれています。
◆創業135周年記念 ロゴマーク
<重なる伝統・人と人のつながり・ホテル文化の広がり>
伝統文様の「青海波」をベースに135周年にちなみ“135度”の角度で、“1・3・5個”と広げることで「重なる伝統、人と人のつながり、ホテル文化の広がり」を表現。また、これからも歴史が、海を越えた国内外のお客様と一緒に、広がりをもって続いていくことへの願いを込めております。
<参考>ホテルオークラ京都 沿革
1888(明治21)年/前田又吉が京都ホテルの前身「京都常盤」を創業。
1890(明治23)年/旧勧業場跡地の払い下げを受け、京都ホテル(当時通称常盤ホテル)を開業。京都では最初期の本格的な洋式ホテル。*開業にあたり、渋沢栄一が一部資金を援助した西日本唯一のホテル。
1891(明治24)年/ロシア皇太子ニコライ(後の皇帝ニコライ2世)宿泊。*滞在期間中に「大津事件」が起こり、見舞いのためホテルへ明治天皇が行幸。
1895(明治28)年/平安遷都1100年に際してホテルを改装し、正式名称を「京都ホテル」とする。
1915(大正 4)年/大正の御大礼。宿泊所として15ヵ国の大使を迎える。
1922(大正11)年/イギリス ウェールズ皇太子の歓迎午餐会と晩餐会が開かれる。
1925(大正14)年/ホテルで500名を招いた結婚披露宴が開かれる。ホテルウエディングのはしり。
1927(昭和 2)年/6月7日「株式会社京都ホテル」を設立。翌年、ルネッサンス様式・鉄筋コンクリート7階建ての本館が竣工、営業開始。当時京都市内で最高層のビル。
1928(昭和 3)年/昭和の御大典。14ヵ国の特派使節の宿舎として利用される。
1945(昭和20)年/進駐軍宿舎として1952(昭和27)年まで接収される。
1961(昭和36)年/南館を新築。以降、東京五輪や大阪万博に向けた増改築が進み、大型ホテルに。
1988(昭和63)年/創業100周年を迎える。
1991(平成 3)年/1月1日「京都ホテル」全面建て替え計画のため休業に入る。
1994(平成 6)年/7月10日「京都ホテル」新装開業。(客室数322室)
2001(平成13)年/株式会社ホテルオークラと業務提携契約締結。
2002(平成14)年/「京都ホテル(おいけ本館)」のホテル名を「京都ホテルオークラ」と改称。
2018(平成30)年/創業130周年を迎える。
2022(令和 4)年/1月20日「京都ホテルオークラ」を「ホテルオークラ京都」と改称。
2023(令和 5)年/創業135周年を迎える。
<ホテルオークラ京都について>
京都市の中心部に佇む、1888年創業の伝統あるホテル。2023年で創業135周年。京の風情とヨーロピアンテイストが調和した落ち着いた趣の館内には国内外の賓客を迎えてきた歴史が刻まれています。高さ約60メートルの最上階レストランフロアからの眺めは美しく、東山三十六峰や鴨川、古都の街並みを一望いただけます。
〒604-8558 京都市中京区河原町御池
Phone:(075)211-5111(代表)
アクセス:地下鉄東西線「京都市役所前駅」直結。/JR京都駅より車で約15分。
公式サイトURL:https://www.hotel.kyoto/okura/
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