マイナビ研修サービス、「2023年新入社員のキャリア意識調査」を発表
社会人生活に対して「期待している」割合は68.3%で昨年から減少に転じる。先輩に「優しく接してほしい」新入社員は92.4%で、2021年以降2年連続増加
《TOPICS》
入社時点で自身がすぐに発揮できる力は「相手の意見を丁寧に聞く力(傾聴力)」「物事に進んで取り組む力(主体性・実行力)」。養わなければいけないと感じる力は、「自分の意見をわかりやすく伝える力(発信力)」「他人に働きかけ巻き込む力(働きかけ力)」【図1】
社会人生活に対して「期待している」割合は前年比2.4pt減の68.3%で減少に転じる。社会人生活への不安は「仕事をうまくこなせるか」【図2、3】
入社後に先輩にどのように接してほしいかについて、「優しく接してほしい」が92.4%で、2021年以降2
年連続増加【図4】
出世したいと思う新入社員は前年比2.0pt減の89.2%【図5】
【調査概要】
2023年4月入社予定の新入社員に、入社時点で自身がすぐに発揮できる力についてきいたところ、「相手の意見を丁寧に聞く力(45.6%)」、「物事に進んで取り組む力(40.5%)」という回答が多かった。また、入社後に自身が養わなければいけないと感じる力については、「自分の意見をわかりやすく伝える力(37.7%)」、「他人に働きかけ巻き込む力(31.0%)」が上位となった。【図1】
社会人生活に対する“期待の度合い”について、「期待している」と答えた人は前年比2.4pt減の68.3%(「かなり期待している(32.2%)」+「どちらかといえば期待している(36.1%)」の合計)だった。2019年~2022年の同調査では「期待している」が増加傾向であったが、2023年では減少に転じた。社会人生活に感じている不安で最も多かったのは、「仕事をうまくこなせるか」で前年比1.9pt減の70.2%だった。前年に比べ上昇しているのは、「上司・先輩・同僚との人間関係」が前年比0.9pt増の58.1%、「やりたい仕事ができるか」が前年比1.1pt増の10.1%で、人間関係やキャリアビジョンに関する不安が増加していることが分かる。【図2、3】
配属後、先輩にどのように接してほしいかを聞いたところ、「優しく接してほしい」が92.4%だった(「優しく接してほしい(52.9%)」+「どちらかといえば優しく接してほしい(39.5%)」の合計)。2021年以降、「優しく接してほしい」と回答した割合は2年連続で増加傾向にある。特に、2023年入社の新入社員はコロナ禍では長期的なオンラインコミュニケーションが「ノンバーバルコミュニケーション(表情や目線の機微などで伝わる、相手の感情表現)」を阻害していたことが考えられ、対面でのOJT指導や職場でのコミュニケーションなどで厳しくされることに抵抗があるのではないかと推察される。【図4】
出世意欲について、「出世したい」が前年比2.0pt減の89.2%だった(「出世したい(44.9%)」+「どちらかというと出世したい(44.3%)」の合計)。2019年以降は増加傾向であったが減少に転じた。
【図5】
【図1】今、会社で発揮できる力とこれから自分に必要だと思う力は何か
【図2】社会人生活に対する“期待の度合い”
【図3】社会人生活で感じる不安
【図4】先輩にはどのように接してほしいか
【図5】出世したいと思うか
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【調査概要】「2023年新入社員のキャリア意識調査
(マイナビ新入社員研修2023 年度 新入社員意識調査)」
○調査期間/2023年3月17日(金)~4月19日(水)
○調査方法/記入選択式アンケート
○調査対象/マイナビ研修サービスが提供する新入社員研修に参加した新入社員
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/6,509名
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
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調査結果の詳細は下記URLからご確認いただけます。
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