角田光代さんがおくる優しいエッセイ『晴れの日散歩』(新潮文庫刊)は12月24日発売です。
丁寧な暮らしじゃなくてもいい。さぼった日も、やる気が出なかった日も、全部丸ごと受け止めてくれる――。
雑誌「オレンジページ」で14年以上つづく、角田光代さんのエッセイを収録した『晴れの日散歩』を、12月24日新潮社より刊行いたします。14年の間に変化したことも変化しなかったことも、丁寧に書き留めた優しい作品です。
お昼に何を食べるか考えるわくわくと学生時代の思い出を語った「お昼時の幸福」、全世界にレモンサワーを普及させたいというほどの「レモンサワー愛」、愛猫が拗ねたり、当てこすりをしたりするようになったことに驚きを隠せない「猫は進化する」、よく人から夢の話をされることで見つけた「悪夢の種類」。明日には忘れてしまうような、小さなわくわくやどうしようもない悩み、そして思いがけない感動を丁寧に書き留めた、そんな優しいエッセイ集です。かわいい愛猫の写真にも注目です。
■書籍内容
正解の味を知らずに食べるローカル料理に悩んだり、万能調味料の万能さに驚いたり、実は肉より魚卵が好きなことを打ち明けてみたり。年を重ねるごとに月日の流れは速くなり、明日には記憶の底に沈んでしまうような日々を積み上げながらも、私たちは毎日をちゃんと暮らしてきた。美味しいものや愛猫の写真と共に、些末な日々に対する著者の実感を書き留めた人気エッセイ集、待望の第四弾。
■著者紹介
角田光代(かくた・みつよ)
1967年神奈川県生れ。1990年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。1996年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、2005年『対岸の彼女』で直木賞、2006年「ロック母」で川端康成文学賞、2007年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、2011年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、2012年『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、2014年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞、2021年『源氏物語』(全3巻)訳で読売文学賞(研究・翻訳賞)を受賞。著書に『キッドナップ・ツアー』『くまちゃん』『笹の舟で海をわたる』『坂の途中の家』『タラント』他、エッセイなど多数。
■書籍データ
【タイトル】晴れの日散歩
【著者名】角田光代
【発売日】12月24日
【造本】文庫
【定価】693円(税込)
【ISBN】978-4-10-105838-2
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