J.フロントリテイリングが企業風土醸成の新たな取り組みをスタート！

～ローカルフードサイクリング協力のもと社内コンポストコミュニティを発足～

株式会社　大丸松坂屋百貨店

2023年3月13日 18時01分

大丸松坂屋百貨店、パルコなどを傘下に持つJ.フロントリテイリング（東京都中央区、代表執行役社長：好本達也、以下「JFR」）は、グループ従業員がベクトルを合わせて2030年に向かうため、“JFRグループの目指す企業像”と、“社会への提供価値”についての共通認識をアップデートする「2030年ありたい姿プロジェクト」を推進しています。その一環として、今春「社内コンポストコミュニティ」を立ち上げます。
この取り組みはローカルフードサイクリング株式会社（福岡県福岡市、代表取締役：平由以子、以下「LFC社」）の協力のもと進め、グループ従業員に具体的なアクションを促すことで、ありたい姿を実現する企業風土を醸成していきます。

2030年ありたい姿プロジェクトとは
▼「2030年ありたい姿プロジェクト」
https://www.plus.j-front-retailing.com/frontline/detail/cd/000099/
は、2030年を見据えて世の中や個々人の変化を予測し、
①目指したいJFRグループの姿・大切にしたい価値観を策定する。
②自分たちの実現したい社会に対して、企業としてどうありたいかという「姿勢」や「想い」を言葉にする。
③その言葉とセットで、従業員一人ひとりが参画できる具体的なアクションプランを通じて、企業風土を醸成する持続的な活動につなげていく。
ことを目的に2022年11月に発足しました。グループ各社の20～30代社員をメインに構成されたプロジェクトメンバーが総勢53名の有識者や社員へのインタビューを経て、ありたい姿として「文化で体温を上げる」というキーメッセージを導き出しました。

さらに、３つのアクションプラン
▼「プランタープロジェクト」
https://www.plus.j-front-retailing.com/frontline/detail/cd/000102/
▼「社内コンポストコミュニティ」
https://www.plus.j-front-retailing.com/frontline/detail/cd/000103/
「RED（熱量あふれる夢を社内で実現させる仕組み）」を社内に発表しました。

社内コンポストコミュニティについて
JFRグループ社員一人ひとりが「文化で体温を上げる」を実感・体感するための取り組みのひとつとして、希望者が参加できる社員向けコンポストコミュニティを発足します。

コンポストは、古くから受け継がれている生活文化で、生ごみなどの有機物を堆肥に変えることができ、現代でもごみを出さないサステナブルなくらしを実践できるツールとして都市部でも広がっています。それらを通じてコミュニティを築くことで、グループ各社・部門の垣根を超えたコミュニケーションや、そこから発生する新たな活動、社員一人ひとりの創造的なアクションなど、各人の体温が上がる機会創出につなげていきます。

本取り組みは、マンションなどの都市生活でも気軽に始めやすく、虫や悪臭が発生しにくい、またできた堆肥で資源循環生活を実践できる「LFCコンポスト」の開発、さらにコミュニティ菜園運営などのノウハウをもつLFC社の協力のもと進めていきます。
コンポストコミュニティの主な取り組みは、以下の４つです。
①LFCコンポストの従業員向け販売
②社内ユーザー間でコンポストに関する情報交換ができるオンラインコミュニティの開設
③コンポストについて学べるオンライン講座の開催
④自らつくった堆肥で資源循環生活を実践できるコンポスト菜園の運営
※④はプランターを松坂屋上野店屋上に設置し、JFRグループ社員がつくった堆肥を活用して野菜づくりを行います。菜園の水やり等も、活動を希望する社員で行います。

「LFCコンポストとは」
「LFCコンポスト」は、都市に住みながらも生ごみの堆肥づくりに取り組みたい人向けに開発された「バッグ型コンポスト」です。

長年の研究成果を反映した、悪臭や虫の発生しにくい、ベランダに置けるスタイリッシュな雰囲気が特徴です。2020年1月の国内販売開始以降、累計参加人数は約4万世帯、主に首都圏を中心に利用されています。「LFCコンポスト」の利用による2022年1年間の生ごみ削減量は約1,020トン、CO2削減量は約500トンに至りました。

利用者の広がりを受けて、昨今では堆肥の受け入れ提携先の拡充、また利用者がより知識を深めるためのアンバサダー講座を定期開催し、循環型社会の実現に注力しています。

LFCコンポスト