TOPPAN、「ファクトリーツーリズム向け多言語ガイドソリューション」の提供開始
AI翻訳サービス「VoiceBiz®Remote」の機能強化と導入・運用コンサルティングにより、増加する工場見学や施設見学の外国人受け入れを支援
TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:大矢 諭、以下 TOPPAN)は、増加している工場・施設見学ガイドツアーの多言語化を支援する「ファクトリーツーリズム向け多言語ガイドソリューション」(以下 本ソリューション)を開発し、2026年2月3日より提供を開始します。
本ソリューションは、大阪・関西万博などの成果を反映して機能強化したインバウンド向け多言語AI翻訳システム「VoiceBiz®Remote」(※1)を核に、音響機器、ガイド機器との連携や伝達方式の設計といったカスタマイズ支援を行うことで、環境ごとに最適な多言語ガイドサービスを構築するものです。
なお本ソリューションはサッポロビール株式会社で採用され、提供開始に合わせ北海道工場「サッポロ クラシック☆ツアー」で利用を予定しています。

■ 背景と課題
近年、訪日外国人が増加する中、お土産として海外で知られる商品や、伝統的な技法によって生産される日本製品に加え、スタジアムツアーなど、モノづくりやコトづくりの工程・現場を見学するファクトリーツーリズムの人気が高まっています。企業側も、見学を受け入れることで、企業や商品のPR・ブランディング、新規ビジネスの創出、物販の増加、観光資源としての地域経済への貢献といった効果を見込んでいます。このような中で、ファクトリーツーリズムにおける多言語対応が急務となっています。
しかし、従来の機械翻訳システムで見学ツアーガイドを行う場合、ガイドツアーに特化した携帯スピーカーや無線機器といった専用機器との連携が必要となる点に加え、狭いルートの歩行や実演を伴う中で、ガイド側の安全性と翻訳システム操作を両立させる必要があります。さらに、体験価値向上に向けて求められる、複雑かつ専門性の高い長文説明の翻訳精度向上や、ガイドツアーにおける翻訳システムの運用面など多言語対応には多くの課題が存在しています。
これらの課題を解決するためTOPPANは、「VoiceBiz®Remote」の機能強化と、導入・運用に関するコンサルティング支援をパッケージ化したソリューションを開発しました。
■ 本ソリューションの特長
1. ガイド機器との連携
ガイド用携帯スピーカーやガイド用無線機との連携を可能にしました。従来工場見学や施設見学などで活用しているスピーカーや無線機はそのままに、「VoiceBiz®Remote」の通信端末(スマートフォンなど)を配線接続することで、これまでのガイドと大きなオペレーション変更のない多言語対応を実現します。
2. 機器連携によるハンズフリー化
Bluetooth機器との連携が可能になったことにより、ヘッドセットなどを使用することで、発話操作や定型文の送信をハンズフリーで行いながらアテンドできるようになりました。さらに、首掛け型のスマートフォンホルダーと組み合わせることで、操作状況やシステムの稼働状況、翻訳状況を画面で確認しつつ案内が可能となります。これにより、ガイドは周囲の安全に配慮しながら案内に集中でき、業務負荷の軽減と安全性の向上を両立します。
3. 定型文登録の効率化
「VoiceBiz®Remote」は多様な定型文機能を有し、その機能を活用することで正確性を担保しつつ、音声認識方式と組み合わせることで、工場見学や施設見学の多言語化に貢献してきました。しかし、従来の定型文機能には、一文ごとの登録作業に時間がかかる点や、システムでの入力が複雑といった課題がありました。今回ファイルでの一括登録を可能にすることで、効率性や更新性を高め、より正確な翻訳内容による多言語ガイドツアーの提供を支援します。
4. 導入・運用コンサルティング支援
ガイド機器の種類や説明の内容、ツアーに外国人が含まれる割合など、工場見学や施設見学には多様な構成要素があります。導入工場、導入施設の現状や要望を踏まえた最適な機器連携のあり方や運営方式を提案します。例えば、多言語翻訳を通じても伝わりやすいガイド内容の監修、ガイドツアーの形式に合わせた機器の手配・管理などを支援します。
■ 参考価格
システム:1ID 4万円/月 (機器手配などは個別見積もり)
■ 今後の展開
TOPPANは、今後も本ソリューションや自動同時通訳システムなどの機能向上を目指し、様々な開発を行っていきます。インバウンド対応や在留外国人対応などあらゆる場面に自動同時通訳技術を展開し、TOPPANの多言語サービス全体で、2028年までに関連受注含め約20億円の売り上げを目指します。
※1 インバウンド向け多言語AI翻訳サービス「VoiceBiz®Remote」
訪日外国人客向けの観光ガイド、施設案内、接客、問い合わせ対応など、複雑な多言語対応を支援する機能を実装した自動翻訳サービス。なお、大阪・関西万博においては、多言語案内として「VoiceBiz®Remote」と類似の機能を持つ「EXPOホンヤク® Remote」を協賛提供した。
詳細: https://www.holdings.toppan.com/ja/news/2024/11/newsrelease241126_1.html
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