楽天、「楽天グループ ヒットキーワード2022」と「楽天グループ ヒット予測キーワード 2023」を発表

「脱自粛関連消費」や「レシ活」など、2022年ならではのキーワードが登場

楽天グループ株式会社

 楽天グループ株式会社(以下「楽天」)は、楽天の各種サービスのデータをもとに、「楽天グループ ヒットキーワード2022」(注1)と 「楽天グループ ヒット予測キーワード2023」(注2)を、本日発表しました。
https://event.rakuten.co.jp/genre/trend/
 「楽天グループ ヒットキーワード2022」は、2022年に流通額や利用者数などが特に伸びたサービスをもとに選出したもので、新型コロナウイルスの行動制限緩和に伴う「脱自粛関連消費」や、物価上昇により注目が高まったレシートを活用した節約術の「レシ活」など、2022年ならではのヒットキーワードです。
 「楽天グループ ヒット予測キーワード2023」は、2023年にヒットを期待するサービスを選出したもので、「デジタルヘルスケア」や「縦読みデジタルコミック」といったデジタル分野での新たなサービス展開や、水際制限緩和に伴う旅行分野での変化に注目が集まります。

 

●「脱自粛関連消費」
行動制限の緩和で、これまで実施できなかったイベントや外出、冠婚葬祭関連の消費が復活。「楽天市場」では、ウェディングドレスの流通額は前年の5割増に

 昨今の行動制限の緩和により、インターネット・ショッピングモール「楽天市場」ではイベントや外出、冠婚葬祭に関連した商品の需要が回復傾向にあります。結婚式や七五三といった冠婚葬祭関連アイテムでは、「ウェディングドレス」が前年同期比約1.5倍(注3)、「パーティードレス」が約1.3倍(注3)、「和装」が約1.3倍(注3)といずれも流通額が拡大しています。
 また、コロナ禍において外出自粛により化粧をする機会が減少傾向にありましたが、外出の機会が増えたことで、6月から9月の期間において、「口紅・リップスティック」が前年同期比約1.3倍(注4)、「ファンデーション」が約1.2倍(注4)と化粧品の流通額が拡大しており、よりその傾向が顕著になっていることがうかがえます。
 「楽天ブックス」では「ガイドブック」の売り上げが約2.5倍(注5)と非常に好調で、中でも国内向けのガイドブックがランキング上位に挙がりました。

●「マイクロファッションアイテム」
ファッションアイテムのマイクロ化がトレンドに。「楽天市場」ではスマホショルダー、スマホポーチの流通額が前年の約4倍に 

 キャッシュレス決済の普及やファッショントレンドなどにより、バッグのサイズや中身に変化が生じています。「楽天市場」では、スマホや最低限の貴重品を携帯し手ぶらで外出できる「スマホショルダー」や「スマホポーチ」前年同期比約4倍(注3)、「マイクロバッグ」約2.8倍(注3)とそれぞれ流通額を伸ばしました。また、ビューティー・コスメ関連商品でも、ミニサイズの口紅・リップスティックや、ファンデーション、アイシャドウなどが伸長傾向にあり、今後さらに注目が高まることが予想されます。

●「ホカンス」
3年ぶりに行動制限のない夏休みを迎え、まずは国内旅行で高級感や非日常を求める傾向に。「楽天トラベル」の高級宿の予約は2019年比で約1.3倍に

 3年ぶりに行動制限のない夏休みを迎えた事などから、国内旅行が大きく回復しました。その中でも、高級感や非日常を感じながら、宿の滞在やサービスを満喫できる宿泊プランやお部屋が人気を集めました。ホテルとバカンスを組み合わせた造語で、ホテルの滞在やアクティビティをゆっくり楽しむ宿泊スタイル「ホカンス」も、Instagram でのハッシュタグ投稿件数が13万件を超える(注6)など、注目が高まりました。「楽天トラベル」の高級宿の予約実績は、コロナ前の2019年同期比で約1.3倍(注7)に伸長し、お部屋でゆっくりとお風呂に浸かることができる「露天風呂付客室」を含む宿泊プランや客室の宿泊数も、コロナ前の2019年同期比約1.3倍(注8)となりました。また、一棟丸ごと利用でき、仲間や家族とプライベート空間を楽しめる「ヴィラ」のキーワードを含んだ客室や宿泊プランの宿泊予約も、2019年同期比約1.8倍(注9)と大きく伸長しました。沖縄などのリゾート地だけでなく、関東圏などのヴィラも人気を集めています。

●「バーチャル推し活」
バーチャルYouTuberであるVTuber(ブイチューバー)のNFTが連日完売。オンライン上での新しい「推し活」が徐々に浸透

 行動制限が緩和されてきたものの、アイドルやミュージシャンなどのオフラインイベントに引き続き様々な制限がある中、オンライン上での新しい「推し活」としてNFTへの注目が高まりました。NFTは、1次販売時のみならず、購入したNFTを他のユーザーに売却する2次流通の際も、アーティストや著作者へ利益の一部が還元される仕組みとなっているため、NFTを保有したり売買したりすることが「推し」を応援することにもつながります。「Rakuten NFT」でも、スポーツ選手やアーティストなど様々なNFTを販売しており、NFTを通して「推し」を応援する動きがみられました。中でも、今年販売したVTuber「安全だいいち!」によるNFTは、今年6月に限定100個販売され、発売当日に本人がYouTubeライブ上で告知したところ、発売からわずか30分後に完売となりました。さらに同VTuberによる第2弾のNFTについても、発売開始後7分後に全20個が完売し、高い人気がうかがえました。
■Rakuten NFT初の取扱いとなったVtuber・安全だいいち!NFTトレカを30分で完売!!: https://www.daiki-sound.jp/information/17868/

 また、VTuber/バーチャルライバーグループ「にじさんじ」とJリーグやプロ野球とのコラボアイテムについても、オンラインでキャラクターのグッズを展開する「楽天コレクション」で今年販売を行ったところ、「楽天コレクション」公式Twitterにおいて関連ツイートが合計2万件以上のリツイート、6.4万件以上の「いいね」を獲得するなど、大きな反響があり、VTuberの人気の高さがうかがえました。

●「レシ活」
生活必需品の値上げが続く中、レシートの画像を送ってポイントを貯める「レシ活」が人気を集める。レシート画像の送付でポイントを獲得できる「Rakuten Pasha」のレシート送付総数は前年比較で約6割増

 円安などで生活必需品の値上げが続く中、レシートの画像をスマートフォンから送付し、ポイントを獲得する「レシ活」が人気を集めました。毎日の街でのお買い物で「楽天ポイント」を獲得できるサービス「Rakuten Pasha」では、ユーザーから送付されたレシートの件数が、前年同期比約1.6倍(注10)となりました。対象商品を購入することでポイントを獲得できるクーポン「トクダネ」も掲載数が前年同期比約2.4倍(注11)となっており、ポイントを獲得できる機会も増えています。キャッシュレス決済やポイントカードを導入していないお店でもレシート画像の送付を通してポイントが獲得できる「レシ活」は、今後も注目を集めることが予想されます。


●「サステナブルツーリズム」
注目が集まるサステナビリティ。7割超の人が、旅行先や宿泊施設のサステナビリティについて問題意識を感じると回答し、国内外で「観光地や宿泊する宿のサステナビリティへの対応」がより注目されると予測

 世界的にサステナビリティへの意識が高まる中で、近年ではサステナビリティに対応した宿泊施設の新規開業や、新たにサステナビリティ対応を始める宿も見られます。コロナ禍で地域経済の持続可能性が課題となる中、寄付と旅行を通じて地域を応援できるふるさと納税の返礼品「楽天トラベルクーポン」の注目も高まっています。「楽天トラベル」が旅行者を対象に行った意識調査では、7割以上が旅行先や宿泊施設においてサステナビリティに関する何らかの問題意識を感じていると回答しました(注12)。こうした中、「楽天トラベル」では、旅行者が宿を選ぶ際の参考としてもらうために、宿泊施設のサステナビリティへの取り組み内容を予約ページ上で紹介する「サステナビリティアイコン」の掲載を、2022年11月より開始しました。また、サステナビリティの取り組みにおいて一定の基準を満たす宿泊施設には「サステナブルトラベルバッジ」も順次掲載を開始しています。さらに旅行とサステナビリティについて考えるコンテンツや、サステナブルがコンセプトの宿情報などを、特設ページ上で発信しています。
■「楽天トラベルと始める旅行×サステナビリティ」: https://travel.rakuten.co.jp/special/sustainability/
■ふるさと納税「楽天トラベルクーポン返礼品」:https://event.rakuten.co.jp/furusato/coupon/travel/

 

●「デジタルヘルスケア」
患者が医療機関で受け取る処方箋をデジタル化する「電子処方箋」の運用が2023年1月より本格導入される。コロナ禍をきっかけに、医療・ヘルスケア領域のDXが加速
 コロナ禍をきっかけに、必要なときにいつでも検査や治療を受けられる仕組みや、迅速に医療データを収集・解析・利用することの重要性が認識され、デジタル技術を活用した新しい医療・ヘルスケアサービスの需要が急拡大しました。

 楽天では、今年10月に、ポイントを貯めながらおトクに健康管理ができるスマートフォンアプリ「楽天ヘルスケア」のiOS版を提供開始しました。2023年以降、同アプリは、処方せん医薬品受取のネット予約やオンライン服薬指導サービスとの連携も予定しています。

 厚生労働省は2023年1月より電子処方箋の運用を開始することを発表。電子化することで、病院や薬局が患者の過去の処方・調剤データを閲覧できるようになるため、医療機関や薬局が患者の処方歴を把握して不適切な飲み合わせなどを未然に防げるメリットがあり、海外では普及が進んでいます。



●「縦読みデジタルコミック」
縦スクロールでさくさく読める、スマホに最適な形式のデジタル漫画

 縦読みデジタルコミックは、スマートフォン画面全体を使ったインパクトのある描写に加え、多様な色使いや音響にエフェクトをかけることなど、様々な演出が可能です。見開きの紙面を想定した従来の漫画では複雑に並べられたコマ割りを読むのに対し、縦読みデジタルコミックでは、コマを縦に並べることで画面をスクロールして読むことができ、世界共通で読みやすいフォーマットであることから、国内外で人気が高まっています。楽天は今後、トゥーンクラッカー社と共同で、縦スクロール型・フルカラーのオリジナル作品を企画・制作し、国内外への配信や海外作品の調達およびローカライズを行う予定です。

●「安近短な海外旅行」
水際対策が緩和され、「楽天トラベル」では海外ホテルと海外ツアーの検索数が3倍以上に。ハワイや韓国など、以前から人気が高く、「安」心して楽しめ、文化などが身「近」で、移動距離の「短」い国から回復の傾向に

 日本出入国時の水際対策の緩和が8月に発表されて以降、海外旅行へ行きやすくなったことをきっかけに、「楽天トラベル」での海外ホテルと海外ツアーの1日当たりの平均の検索数は、3倍以上に増加しました(注13)。
 行き先の傾向では、安心して異国感を楽しめるハワイや、食やエンタメなどの文化が日本人にも身近で親しみやすく、短い距離で移動できる韓国やタイなどが特に人気を集めています。特に韓国は8月より、段階的にコロナ前と同じようにビザなしでの入国が可能となって以降、1日あたりの「楽天トラベル」での海外ホテルと海外ツアー検索数の平均が約6倍に伸長しています(注14)。ハワイと韓国における海外ツアーの年始(2023年1月1日~1月5日)の宿泊予約は、コロナ前の2019年同期比で増加しており、さらに2023年のゴールデンウィークの旅行も既に予約が入り始めています。行動制限の緩和の発表を受けて、「そろそろ…」と海外旅行についての検索を始めたり、実際に海外旅行を予約する人が増えている傾向が伺えます。「楽天トラベル」では、渡航情報などをまとめた「海外旅行応援」ページを公開し、安心して海外旅行を楽しめるよう、情報提供をしています。
■「海外旅行応援」: https://travel.rakuten.co.jp/kaigai/special/itsukara/
■「安全・安心な韓国旅行ガイド」: https://travel.rakuten.co.jp/kaigai_package/area/korea/


(注1)2022年1月~9月の対象期間内に楽天グループのサービスで流通額や利用者数が特に伸びたものからキーワードを独自に選出
(注2)2023年に向けて楽天グループが期待するキーワードを独自に選出
(注3)「楽天市場」における流通額を2022年1月1日から9月30日と2021年1月1日から9月30日の間で比較
(注4)「楽天市場」における流通額を2022年6月1日から9月30日と2021年6月1日から9月30日の間で比較
(注5)「楽天ブックス」における流通額を2022年1月1日から9月30日と2021年1月1日から9月30日の間で比較
(注6)2022年11月9日時点。楽天調べ
(注7)「楽天トラベル」の国内宿泊において、「楽天トラベル」の定める高級宿の宿泊数の実績を、2022年1月1日~2022年10月31日と、2019年1月1日~2019年10月31日の間で比較
(注8)「楽天トラベル」の国内宿泊において、宿泊プラン名か部屋タイプ名に「露天風呂付客室」キーワードを含む宿泊数の実績を、2022年1月1日~2022年10月31日と、2019年1月1日~2019年10月31日の間で比較
(注9)「楽天トラベル」の国内宿泊において、宿泊プラン名か部屋タイプ名に「ヴィラ」のキーワードを含む宿泊数の実績を、2022年1月1日~2022年10月31日と、2019年1月1日~2019年10月31日の間で比較
(注10)「Rakuten Pasha」のユーザーから送付されたレシートの件数を2022年1月1日から9月30日と2021年1月1日から9月30日の間で比較
(注11)「Rakuten Pasha」における「トクダネ」の掲載数を2022年1月1日から9月30日と2021年1月1日から9月30日の間で比較
(注12)「楽天トラベル」:旅行先や宿泊施設のサステナビリティへの取り組みに関する意識調査
(注13)「楽天トラベル」の海外ホテル・海外ツアーにおける、海外ホテルや海外ツアーの商品検索の1日あたりの検索数の平均を、2022年1月1日~2022年8月23日、2022年8月24日~2022年10月23日の間で比較(2022年8月24日、日本入国時の水際対策の緩和について公式発表)
(注14)「楽天トラベル」の海外ホテル・海外ツアーにおける、韓国を行先とした海外ホテルや海外ツアーの商品検索の1日あたりの検索数の平均を、2022年1月1日~2022年8月30日、2022年8月31日~2022年10月23日の間で比較(2022年8月31日、韓国へビザなしで入国できる期間が10月まで延長されることが公式発表)

以 上

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業種
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本社所在地
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電話番号
-
代表者名
三木谷浩史
上場
東証プライム
資本金
-
設立
1997年02月