第9回「全音楽界による音楽会」3.11チャリティコンサート開催!
3月11日、「第9回『全音楽界による音楽会』3.11 チャリティコンサート」が東京・サントリーホールで開催された。2011年3月11日に発生した東日本大震災の現状を見たコシノジュンコ、三枝成彰、林真理子、湯川れい子ら、様々な音楽ジャンルを代表し、音楽に深く関わるメンバーが発起人となり、同年4月20日にチャリティコンサートを開催したのが始まりだった。
続いて、震災の犠牲になった方々に黙祷を捧げた後、発起人のひとりである湯川れい子が「皆様それぞれ大きな不安を抱えてお暮らしのことと思います。私もさまざまな体験をしまして、その中で間違いないと思ったのは『音楽だけは無くならない』ということ。そして『音楽はさまざまな形で力を与え、連帯を与えてくれる』ということを私自身も心と体で感じ取ったところでございます。少しでも今夜のコンサートが私たちの波動を世界の隅々にまで届けることができて、私たち一人ひとり、皆様の力が大震災の遺児・孤児の皆さんに届けていけることを心から感謝しております」と思いを込めてあいさつ。続けて、3.11塾生で現在大学に通う佐藤森さんが「私は、3.11塾の皆さまや支援者の皆さまに支援していただき、さまざまな経験や交流会でお話をさせていただいたことで母を亡くした苦しみを乗り越えることができました。震災当時、中学一年生だった私は今では大学5年生になり、獣医学科で勉強しており、獣医を目指しております。震災当時の私のように助けを求める人や動物に手を差し伸べ、最適最良の医療を提供したいと思っています。母を亡くし、無力な私がいましたが、皆さんのおかげで学ぶことができ、自分の人生の道を見つけられて感謝の気持ちでいっぱいです。これまでさまざまな経験をさせていただきありがとうございました」と力強い言葉で感謝の気持ちを述べると会場から温かい拍手が起こった。今年の出演者は24組。谷村新司の「いい日旅立ち」で本編が始まった。クミコが「愛しかないとき」、加藤登紀子が「愛の讃歌」でそれぞれの“愛”を表現し、ゴスペラーズは「永遠に」を美しいハーモニーで聴かせた。南こうせつは代表曲「神田川」を歌い、cobaは「アコーディオンのためのワルツ」を独奏。普段演歌を歌う坂本冬美と小林幸子は、それぞれ「恋人よ」(五輪真弓のカバー)と人気ボカロ曲「千本桜」といった選曲でいつもとは違った雰囲気で楽しませてくれた。クラシック界からは、ジョン・健・ヌッツォ(テノール)、横山幸雄(ピアノ)、川井郁子(ヴァイオリン)といった日本を代表するスターをはじめ、小石龍之介(ピアノ)、吉村妃鞠(ヴァイオリン)、塩塚比七(ピアノ)ら若きスターたちも表現力豊かな演奏で観客を魅了。トリを務めた五木ひろしは、「契り」を熱唱し、3時間にわたる豪華なステージを締めくくった。
全出演者の歌唱・演奏が終わった後、発起人のコシノジュンコ、三枝成彰、林真理子、矢内廣、湯川れい子らが再びステージに登壇し、三枝が「震災当時に生まれたお子様が成人する2031年まで続けていく予定です」と来年以降も『全音楽界による音楽会』が続くことを伝えた。そして、今回の寄付金の総額は1690万8302円にのぼったことを発表。司会の露木が「来年も3月11日、土曜日になりますが今から予定を入れていただければ幸いです。どうぞまたご協力をよろしくお願いいたします」と呼びかけて、11年目、9回目のチャリティコンサートの幕が下された。
公式ホームページ
http://www.311juku.jp/311charityconcert/
コンサートの入場料は無料、入場時に一人につき1万円以上の寄付金を寄付するというシステムで、オーケストラのメンバーも趣旨に賛同した有志によるもので、会場となっているサントリーホールも厚意により無料で貸し出されている。かかった費用以外の寄付金は全て「公益社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構(3.11塾)」を通じて、東日本大震災で被災した孤児遺児たちを支援するための資金に充てられる。
総合司会は今年も露木茂と永井美奈子が担当。露木が「3.11東日本大震災から11年が経ちました。今日、皆様はいろんな思いで今日を迎えていると思います。一瞬にして20,000人の方が犠牲になりました。その中で親を亡くした子どもたちがたくさんいることがわかりました。私たちはその子どもたちに何か救いの手を差し伸べられないかという思いから、『全音楽界による音楽会』がスタートしたわけであります。今回が9回目のコンサートとなります」と趣旨を説明し、永井が「2022年3月11日現在、岩手県72名、宮城県151名、福島県14名、計237名。その内57名の方が卒業なさいました。そういう遺児・孤児の皆さんを支援させていただいております」と現状に関する報告をした。
続いて、震災の犠牲になった方々に黙祷を捧げた後、発起人のひとりである湯川れい子が「皆様それぞれ大きな不安を抱えてお暮らしのことと思います。私もさまざまな体験をしまして、その中で間違いないと思ったのは『音楽だけは無くならない』ということ。そして『音楽はさまざまな形で力を与え、連帯を与えてくれる』ということを私自身も心と体で感じ取ったところでございます。少しでも今夜のコンサートが私たちの波動を世界の隅々にまで届けることができて、私たち一人ひとり、皆様の力が大震災の遺児・孤児の皆さんに届けていけることを心から感謝しております」と思いを込めてあいさつ。続けて、3.11塾生で現在大学に通う佐藤森さんが「私は、3.11塾の皆さまや支援者の皆さまに支援していただき、さまざまな経験や交流会でお話をさせていただいたことで母を亡くした苦しみを乗り越えることができました。震災当時、中学一年生だった私は今では大学5年生になり、獣医学科で勉強しており、獣医を目指しております。震災当時の私のように助けを求める人や動物に手を差し伸べ、最適最良の医療を提供したいと思っています。母を亡くし、無力な私がいましたが、皆さんのおかげで学ぶことができ、自分の人生の道を見つけられて感謝の気持ちでいっぱいです。これまでさまざまな経験をさせていただきありがとうございました」と力強い言葉で感謝の気持ちを述べると会場から温かい拍手が起こった。今年の出演者は24組。谷村新司の「いい日旅立ち」で本編が始まった。クミコが「愛しかないとき」、加藤登紀子が「愛の讃歌」でそれぞれの“愛”を表現し、ゴスペラーズは「永遠に」を美しいハーモニーで聴かせた。南こうせつは代表曲「神田川」を歌い、cobaは「アコーディオンのためのワルツ」を独奏。普段演歌を歌う坂本冬美と小林幸子は、それぞれ「恋人よ」(五輪真弓のカバー)と人気ボカロ曲「千本桜」といった選曲でいつもとは違った雰囲気で楽しませてくれた。クラシック界からは、ジョン・健・ヌッツォ(テノール)、横山幸雄(ピアノ)、川井郁子(ヴァイオリン)といった日本を代表するスターをはじめ、小石龍之介(ピアノ)、吉村妃鞠(ヴァイオリン)、塩塚比七(ピアノ)ら若きスターたちも表現力豊かな演奏で観客を魅了。トリを務めた五木ひろしは、「契り」を熱唱し、3時間にわたる豪華なステージを締めくくった。
全出演者の歌唱・演奏が終わった後、発起人のコシノジュンコ、三枝成彰、林真理子、矢内廣、湯川れい子らが再びステージに登壇し、三枝が「震災当時に生まれたお子様が成人する2031年まで続けていく予定です」と来年以降も『全音楽界による音楽会』が続くことを伝えた。そして、今回の寄付金の総額は1690万8302円にのぼったことを発表。司会の露木が「来年も3月11日、土曜日になりますが今から予定を入れていただければ幸いです。どうぞまたご協力をよろしくお願いいたします」と呼びかけて、11年目、9回目のチャリティコンサートの幕が下された。
公式ホームページ
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