寺社文化財を守り継ぐ新クラファン"A-portみらい”をスタート
横須賀・満昌寺の国重文「三浦義明坐像」の修理費用の支援を7月1日から呼びかけ

株式会社朝日新聞社(代表取締役社長CEO:角田克)は、新たに寺社文化財の支援を想定したクラウドファンディング”A-portみらい”(https://a-portmirai.asahi.com/)をスタートさせます。 本件は2025年1月26日(文化財防火デー)に発表した「法隆寺みらいプロジェクト」(注1)も包含する文化財保護・防災の取り組みの一つです。初回の支援は、臨済宗建長寺派義明山「満昌寺(まんしょうじ)」(横須賀市大矢部1-5-10、永井宗寛住職)所蔵の国重要文化財「三浦義明坐像」の修理費用です。

満昌寺(https://manshoji.com/)は、1194(建久5)年に 源頼朝が建立した三浦一族の菩提寺で、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも紹介されました。「三浦義明坐像」(国重要文化財)は鎌倉時代後期に造られたと伝わり、寄木造りで、玉眼がはまり、衣冠束帯の姿をとっています。長いあごひげをたくわえたその表情には老将の気迫が宿っています。5年後の2030年に迎える義明の没後850年の節目に向けて、剝落止めなどの修復(180年ぶり)作業が、境内整備も併せて行われます。
朝日新聞社は、法隆寺金堂の壁画再現事業(1968年)や東大寺大仏殿昭和大修理(1980年)を積極的に支援するなど、長年にわたって文化財を守る取り組みを続けてきました。「かけがえのない日本の文化財に、一人でも多くの方が関心を寄せ、『文化財の守り手』になっていただきたい」、そんな思いで2015年、社内に寺社文化財みらいセンターを設置し、神社仏閣が持つ歴史的・文化的価値を多くの方々に知ってもらい、寺社への支援につなげる活動を進めています。
本件に関するお問い合わせは、朝日新聞社寺社文化財みらいセンター(jisha-aportqa@asahi.com)までお願いいたします。
注1)法隆寺みらいプロジェクト=奈良・法隆寺の境内の防災設備の更新と、金堂焼損壁画の収蔵庫改修に取り組みます。法隆寺および同プロジェクトに関する最新情報は、公式インスタグラム(https://www.instagram.com/horyuji.mirai.project/ )などで発信しています。
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