朝日新聞社主催 「核兵器廃絶への道~戦後80年、未来へつむぐ」
国際平和シンポジウム2025 8月2日、広島国際会議場で 先着450人、入場無料
株式会社朝日新聞社(代表取締役社長CEO:角田克)は8月2日(土)、広島市、広島平和文化センターと、国際平和シンポジウム2025「核兵器廃絶への道~戦後80年、未来へつむぐ」を同市中区の広島国際会議場で開催します。戦後50年の1995年に始まり、毎年、広島・長崎の被爆地で開催してきた本シンポジウムは、核軍縮の国際潮流を追い、国内外に発信してきました。
広島、長崎両市を米国が核兵器で攻撃してから80年。今年6月には、米国とイスラエルがイランの核関連施設を攻撃しました。人類が「核の呪縛」を抜け出すにはどうすればよいのでしょうか。昨年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の被爆者や、核兵器禁止条約を進めてきた外交官、研究者、市民らとともに、核兵器をなくす道筋を考えます。

開催概要
◇8月2日(土)13:00~17:00
◇広島市中区中島町1の5(平和記念公園内) 広島国際会議場地下2階「ヒマワリ」
◇先着450人、入場無料、事前申し込み不要
プログラム
13:00~ オープニング
▽あいさつ
松井一実・広島市長
鈴木史朗・長崎市長(ビデオメッセージ)
▽被爆ピアノ演奏
萩原麻未さん(2010年ジュネーブ国際音楽コンクール優勝)
▽トーク「明子さんのピアノ」
二口とみゑさん(HOPEプロジェクト代表理事)
司会=桑島美帆(中国新聞社報道センター文化担当記者)
13:30~ 第1部
▽基調講演
アレクサンダー・クメントさん(オーストリア外務省 軍縮・軍備管理・不拡散局長)
核兵器の非人道的影響に焦点を当て、その廃絶をめざす「人道イニシアチブ」を掲げ、核兵器禁止条約推進の中核を担っています。
▽ビデオメッセージ
サーロー節子さん(カナダ在住の広島被爆者、2017年ノーベル平和賞授賞式で演説)
▽パネル討論「核兵器をなくすために」
和田征子さん(長崎被爆者、日本被団協事務局次長)
宮本ゆきさん(米デュポール大教授)
倉光静都香さん(米軍備管理協会リサーチアシスタント)
司会=石合力(朝日新聞社編集委員)
15:00~ 第2部
▽特別トーク
森下洋子さん(松山バレエ団理事長・団長)
▽事業紹介
広島ホームテレビ「絵おと芝居~ヒロシマの復興の力」
▽記者報告
「朝日・中国・長崎新聞合同 被爆80年アンケート」
▽トークセッション
「キノコ雲の上と下から」。日米双方の視点から核の実相や和解について語り合います。
原田小鈴さん(広島・長崎「二重被爆者」の山口彊〈つとむ〉氏の孫)
アリ・ビーザーさん(広島・長崎原爆両方の米軍機搭乗員ジェイコブ・ビーザー氏の孫)
濱住治郎さん(広島胎内被爆者、日本被団協事務局次長)
古賀野々華さん(米ミシガン州立大学院進学予定)
司会=田中美穂(カクワカ広島共同代表、核兵器をなくす日本キャンペーン広島コーディネーター)
総合司会=渡辺美佳(広島ホームテレビアナウンサー)
主催・後援・協力
◇主催 広島市、広島平和文化センター、朝日新聞社
◇後援 広島県、広島ホームテレビ、長崎市、長崎平和推進協会、長崎県、長崎文化放送
◇協力 中国新聞社、長崎新聞社
配信
シンポジウムについては、朝日新聞紙面やデジタル版の特集ページ「核といのちを考える」で紹介するほか、登壇者らが出演する番組を朝日新聞ポッドキャストや記者サロンで配信します。

「キノコ雲」の上と下の物語:孫たちの葛藤と軌跡
シンポジウムに登壇する原田小鈴さんとアリ・ビーザーさんの共著が7月7日、朝日新聞出版から出版されました。2人の祖父たちは広島と長崎の「キノコ雲」の上と下にいました。80年の時を経た今、孫たちがメモや日記、資料から当時を描き出します。2人の10年以上にわたる交流と協働を記し、朝日新聞デジタル版の連載「孫たちの意外な友情:ヒバク80年、日米往復書簡」も収録されています。

被爆者の声を聞くことが難しくなった時代に「継承」を考える
シンポジウムとは別に、記者サロン「被爆者に聞きたかったこと 広島・長崎80年」を、8月1日午後5時から10月末までネット配信します( https://t.asahi.com/wp5q )。

昨年、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)事務局次長の和田征子さん(長崎被爆)、広島を拠点に活動するミュージシャンで被爆三世のHIPPYさん、広島・長崎「二重被爆者」の祖父山口彊(つとむ)さんの体験を家族で語り継ぐ原田小鈴さんにご出演いただき、直接被爆者の声を聞くことがいよいよ難しくなった時代に、どのように「継承」を考えていけばいいのかを探ります。
広島・長崎に米国が原爆を投下して今年で80年。被爆者の数は減り続け、平均年齢は86歳を超えました。きのこ雲の下で何が起きたのか。原爆はその後の人生にどう影響したのか。朝日新聞は2008年から広島版で「聞きたかったこと」、長崎版では「ナガサキノート」と題した連載で、被爆者の体験を伝え続けています。
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