澤田瞳子さん連載小説「暁を踏む馬」 産経新聞朝刊で4月1日スタート
「若冲(じゃくちゅう)」「星落ちて、なお」などの歴史・時代小説で知られる直木賞作家、澤田瞳子さん(47)の新連載小説「暁を踏む馬」が産経新聞朝刊で4月1日(火)から始まります。東京・日本橋にある古美術店「壺中居(こちゅうきょ)」の共同創業者で、中国陶磁器などの美的価値を広めることに貢献した美術商、広田不孤斎(本名・松繁、1897~1973年)の生涯を題材にした歴史小説です。澤田さんにとっては7回目の新聞連載小説で、毎日掲載されます。

関東大震災や戦火など度重なる災禍に見舞われた大正から昭和にかけての東京。そんな激動の時代に、「壺中居」を立ち上げて伝説的な美術商となった広田とその盟友の波乱の歩みが、時代を行き来しながら紡がれていきます。挿絵は画家の大前純史さんが担当します。来月1日からスタートする澤田さんの連載小説にご期待ください。
【プロフィル】澤田瞳子(さわだ・とうこ)
1977年、京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒。同大学院博士前期課程修了。2011年、デビュー作『孤鷹の天』で中山義秀文学賞。『満つる月の如し 仏師・定朝』で新田次郎文学賞、『若冲』で親鸞賞。21年には『星落ちて、なお』で直木賞を受けた。ほかに『火定』『落花』『しらゆきの果て』など著書多数。
■澤田瞳子さんの話
「新聞連載を書くときは、いつも楽しみながら1話ごとの山場を作っています。挿絵が付くことで、自分が思いもしなかった新しい表現の窓が開けてくるのも魅力。今年は昭和100年、近いようで遠くも感じる昭和という時代を改めて考え直すような作品にできればと思っています」

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