構想14年。柚月裕子さんが辛い日々を乗り越えてついに書き上げた震災クライムサスペンス、『逃亡者は北へ向かう』本日発売!!
『孤狼の血』『盤上の向日葵』『教誨』など代表作多数の人気作家・柚月裕子さんの最新長編に、瀧井朝世さん(ライター)から称賛の声が!
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震災直後の東北を舞台に、殺人を犯して逃亡する青年と追う刑事の人生を描く柚月裕子さんの最新長編、『逃亡者は北へ向かう』(新潮社)が2025年2月27日に新潮社より刊行されました。
刊行に先立ち本書を読んだライターの瀧井朝世さんからは、「震災で家族を失った著者が今作にこめた思いは、震災時に限らず、いまこの瞬間の日常を生きる人たちにも当てはまるように思う。みなで前に進み、明日を迎えるための、切実な思いのこもったサスペンス作品」(「波」3月号書評より)という称賛の声が届いています。
本書の刊行を記念して、東北3県にてサイン会の開催が決定。また、東日本大震災から15年目を迎える3月11日には東京・池袋にてトークイベントが開催されます。
各イベントの場所と日時は下記の通りです。
【サイン会】
●山形県天童市
日時:3月2日(日)14時~
場所:TENDO八文字屋 特設会場
●岩手県盛岡市
日時:3月8日(土)15時~
場所:さわや書店 フェザン店
●宮城県仙台市
日時:3月9日(日)14時~
場所:丸善 仙台アエル店
【トーク&サイン会】
●東京・池袋
日時:3月11日(火)19時~
場所:ジュンク堂書店 池袋本店
イベントの詳細については下記HPにてご確認ください。
応募方法などの詳細については、各書店HPや書店店頭などで公開中です。なお、それぞれ参加人数には限りがあるため、定員に達し次第、受付終了予定です。
■著者コメント
この作品の構想は十年以上前からあり、書きはじめていました。しかし、執筆をした日の夜に必ず辛い夢を見るのが苦しくて、なかなか書き進めることができませんでした。そして気がつくと随分時間が経っていました。
ですが、辛さに耐えながら前に進もうとする方々の姿に勇気づけられ、私も前に足を踏み出さなければいけない、その思いでこの物語と向き合い、完成させることができました。
主人公は、自分の力ではどうしようもない出来事に巻き込まれながら、目的地を目指す青年です。どうか多くのみなさまにこの物語が届くことを願っております。
■書籍内容紹介
雪がちらつく3月の東北。震災直後に殺人を犯し、一通の手紙を手に姿を消した青年。自らの家族も被災した一人の刑事が、執念の捜査で容疑者に迫る。壊れた道、選べなかった人生……混沌とした被災地でふたりが辿り着いたのは――。
■著者紹介 柚月裕子(ゆづき・ゆうこ)
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1968年、岩手県生まれ。2008年、『臨床真理』で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。2013年、『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。2016年に『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞を受賞。他に、『慈雨』『盤上の向日葵』『ミカエルの鼓動』『教誨』など著書多数。近著は『風に立つ』。
■書籍データ
【タイトル】逃亡者は北へ向かう
【著者名】柚月裕子
【発売日】2025年2月27日
【造本】四六判・384頁
【定価】2,090円(税込)
【ISBN】978-4-10-356131-6
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