〈遊んで・食べて・触って・学んで・守る〉大村湾を楽しもう「マリンデーフェスタinとぎつ」を開催しました!
2023年9月2日(土) 時津町B&G海洋センター(長崎県西彼杵郡時津町)
大村湾ワンダーベイプロジェクトは、地元大村湾を身近に感じ、海の環境について考えるきっかけを創出していきます。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
イベント概要
・開催概要:マリンデーフェスタinとぎつ
・日程:2023年9月2日(土) 午前の部 9時30分~12時/午後の部 13時30分~16時30分
・開催場所:時津町B&G海洋センター(艇庫・芝生広場・多目的室)長崎県西彼杵郡時津町日並郷3630
・来場者数:408名(午前の部 186名、午後の部 222名)
・共催:日本財団 海と日本プロジェクト、時津町
・協力:長崎県総合水産試験場、長崎振興局 県央水産普及指導センター、長崎ペンギン水族館、大村湾漁業協同組合、B&Gとぎつ海洋クラブ
【プログラム】
●マリンスポーツ体験(カヌー・SUP・バナナボート・トーイングチューブ)
●海のお仕事体験(プランクトン観察・煮干し耳石取り体験・煮干し選別体験)
●長崎ペンギン水族館 タッチプール
●シーグラスアート体験
●ビーチクリーン体験
●プール無料開放
●水遊びコーナー(幼児用プール・幼児用ウォータースライダー)
●海のごちそうブース〈大村湾漁業協同組合〉
●海のクイズ大会〈司会:まえかわぱーてぃー〉
これも大村湾にいるの?身近な海の生き物にびっくり。
受付時間前から家族連れの行列が出来たマリンデーフェスタinとぎつ。この日を楽しみにしていた気持ちが伝わります。会場には大村湾の魅力を詰め込んだ様々なブースが並び、参加者は自由に回って楽しみました。
まず、子どもたちから大人まで釘付けになったのは、長崎ペンギン水族館の出張ブースです。世界一のペンギン飼育種類数を誇り、国内最大級のペンギンプールを有する開館22周年となる水族館から、長崎県や大村湾の海の生き物と触れ合えるタッチプール、触って学ぶ標本の数々がお目見えです。タッチプールでは、長崎グルメとして有名なウチワエビやイシダタミヤドカリが歩く様子に歓声があがり、アカヒトデやイトマキヒトデがひっくり返る姿に驚き、ムラサキウニを手に乗せて喜び、オスかな?メスかな?と会話が弾みました。また大村湾に生息する生き物の実物標本として、カブトガニ、ハリセンボン、オオウミウマ(タツノオトシゴ)を展示し、「え?これが本当に大村湾にいるの?」「実際に身近な海にいるなんて信じられない!」と、見て触れた人々に感動が広がりました。
大村湾漁業協同組合の海のごちそうブースでは、大村湾でとれたイシガニで出汁をとった特製シーフードカレーが大人気。「辛すぎず美味しい、いっぱい食べたい!」と頬張る小学生や、保護者からは「カニの風味がすごい!濃厚で美味しい。」「地元の食材を美味しく食べられてうれしい。」との感想がありました。
またシーグラスアート体験ブースでは、シーグラスや貝殻を思い思いに貼り付けてオリジナル写真立てを制作します。好みの色や形を選び「かわいい」「上手に作れた!」と工作を楽しみました。シーグラスが大村湾に浮かぶ無人島 鷹島(長崎県西彼杵郡時津町)で拾ったものだと教わると、「すぐそばの島だね」と一気に身近な存在となり、「捨てられたごみだったの?」とさらに興味が高まりました。
様々な視点から地元大村湾を感じ、楽しんだマリンデーフェスタinとぎつ。アクティビティはまだまだ続きます。
ここにあるの全部「毒」だよ。すぐさま全員、後ずさる。
未就学児がすぐに顕微鏡を使いこなし周りの大人が驚いたプランクトン観察コーナー。動くプランクトンを夢中で観察します。赤潮プランクトン「カレニアミキモトイ」など、研究で使用しているプランクトンの現物が勢ぞろいです。和気あいあいとした雰囲気の中、説明をしていた長崎県総合水産試験場のスタッフが「ここにあるプランクトンは全部毒だよ。」と笑顔で言った瞬間、その場にいた全員が固まり一歩離れました。「あっ、魚や貝にとって毒という意味で、人間は大丈夫!」と慌てるスタッフと安心した参加者、一緒に大笑いした出来事です。「毒」という刺激の強い言葉によって、深く海の問題を知るきっかけとなりました。
子どもたちが大盛り上がりだった海のクイズ大会。大村湾にある海上空港の名前は?(答え:長崎空港) 大村湾の映えスポットとして話題で水質を良くする為に作った砂浜は何で出来ている?(答え:ガラス) 日本一大きな湖の琵琶湖に比べると大村湾の大きさはどれくらい?(答え:半分) 大村湾に生息する生き物は?(答え:スナメリ) など、3択問題に挑戦します。「学校でガラスの砂浜の話をしたい」「難しかったけど初めて知ることがあってうれしい」と、子どもたちの知的好奇心をくすぐりました。
海と言えばマリンスポーツ、ライフジャケットを装着し大村湾で遊びつくします。「SUPで立つことが出来た」「カヌーを漕ぐと腕が疲れる!」「カヌーが真っ直ぐ進まなくて攻略するのが面白い」「最初はバナナボートが怖かったけど、とっても楽しい!」「バナナボートに乗って風を感じて楽しかった」など、普段は体験出来ない海の遊びを安全に楽しめると大好評でした。
「マリンスポーツを楽しもうと家族で訪れたが、他にも色々な体験が出来て良かった。」との感想がありましたが、大村湾で遊び、食べて、触って、学んだ夏祭りの一日となりました。
参加した子ども・保護者からの声
・子どもたちに海のことを学んで欲しくて参加しました。来てよかったです。(30代)
・体験内容が充実していてよかった。(50代)
・煮干し選別や耳石取りが楽しかった。長崎県は煮干しの生産が多いと知った。(小学4年生)
・煮干しの選別をしながら食べた時に味の違いがわかってうれしい。美味しかったです。(小学3年生)
・楽しく大村湾の勉強ができました。(小学3年生)
<団体概要>
団体名称:一般社団法人海と日本プロジェクト in ながさき
URL:https://nagasaki.uminohi.jp/
活動内容:県内企業・団体への「海と日本プロジェクトinながさき」への参加要請、海と日本プロジェクト in ながさき 応援動画の制作・放送やホームページの制作、長崎県独自の特徴を活かしたイベントの開催 など
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
「大村湾ワンダーベイプロジェクト」
超閉鎖性海域であるが故に、周辺地域の生活環境が影響しやすい大村湾は、地域住民・企業・自治体がワンチームとなって取り組み、大村湾を大切に守る気持ちを育む必要があります。そこで、2023年度新たに立ち上がったのが「大村湾ワンダーベイプロジェクト」です。日本財団 海と日本プロジェクトの活動の一環として、豊かで美しい大村湾を守るために推進するプロジェクトです。
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