プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES
  • Top
  • テクノロジー
  • モバイル
  • アプリ
  • エンタメ
  • ビューティー
  • ファッション
  • ライフスタイル
  • ビジネス
  • グルメ
  • スポーツ

PR TIMESのご利用について

資料をダウンロード

サッポロホールディングス株式会社
会社概要

温暖化による降雨量増加への耐性とビールのおいしさを両立できる大麦の発見

気候変動への適応に原料新品種での対応を目指す

サッポロホールディングス

サッポロホールディングス(株)のグループ企業であるサッポロビール(株)は、気候変動にともなう降雨量増加への耐性と麦芽成分のバランスを向上させる性質を併せ持つ大麦を、世界で初めて(注1)発見し、日本育種学会第141回講演会(注2)で発表しました。この大麦は麦芽の製造期間短縮によりCO2排出量を削減できる可能性もあり、今後、気候変動に適応する大麦新品種として開発と検証を進め、実用化を目指します。
 

地球温暖化により降雨量の変化が懸念されていますが、大麦は収穫時期の降雨により穂発芽(注3)することがあり、穂発芽した種子は麦芽の原料として使用できない場合があります。また、一般的に穂発芽耐性が強い大麦は、発芽の過程で溶けと言われる種子貯蔵物質(澱粉や蛋白質など)の分解が進みにくく、麦芽品質が低下する課題がありました。

当社は原料開発研究所(群馬県太田市)が保有する大麦遺伝資源を探索し、世界で初めて、穂発芽しにくい性質と溶けが進みやすい性質を併せ持つ大麦を発見しました。この性質を利用することで、麦芽成分のバランスを向上させ、ビールのおいしさにつなげたいと考えています。今後は、その効果を検証するとともに、育種パートナーとの連携により2030年までに新品種の登録出願を目指します。

当社は2019年12月に「サッポログループ環境ビジョン2050」(注4)を策定しており、ビール事業で140年以上にわたり培ってきた原料づくりの取り組みで気候変動への緩和と適応の両面から課題解決(注5)に挑み、レジリエントな企業体を目指しています。この取り組みを通じて持続可能な社会の実現を目指すSDGs達成にも貢献していきます。

(注1)  当社調べ。
(注2)  2022年3月20,21日、摂南大学。「サステナブルな醸造原料の研究開発.I. 種子貯蔵物質の低分子化が進みやすい大麦の特性」 木原 誠, 廣田 直彦, 金谷 良市, 保木 健宏, 須田 成志
(注3)  降雨により、収穫前の種子が、穂に実った状態のまま畑で発芽してしまう現象。
(注4)  https://www.sapporoholdings.jp/csr/earth/environment/target/
(注5)  https://www.sapporoholdings.jp/news/dit/?id=8770


<消費者の方からのお問い合わせ先>
サッポロビール(株)お客様センター
℡ 0120-207-800

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー新規登録無料

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。


種類
商品サービス

会社概要

サッポロホールディングス株式会社

324フォロワー

RSS
URL
-
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿四丁目20番1号
電話番号
-
代表者名
尾賀 真城
上場
東証1部
資本金
5億3886万円
設立
1949年09月
トレンド情報をイチ早くお届けPR TIMESを友達に追加PR TIMESのご利用について資料をダウンロード