【唯一の書籍】東京都内の国宝・重要文化財建築88件を初めて網羅した一冊『TOKYO名建築案内』が6月7日発売!
「東京駅」「勝鬨橋」「自由学園明日館」など、東京の文化財建築を徹底解説
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『TOKYO名建築案内』が、2024年6月7日(金)に朝日新聞出版より発売されました。監修は東京都江戸東京博物館研究員であり、建築史家の米山勇さん。著者は新幹線車内サービス誌『トランヴェール』をはじめ、様々な書籍や雑誌で建築・歴史・地方創生についての記事を担当してきた山内貴範さんです。
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本書は東京にある国宝・重要文化財建築のデータを網羅する唯一の書籍で、室町時代の国宝・正福寺地蔵堂から1964年竣工の代々木競技場まで「文化財建築」をテーマに、80件以上を解説するビジュアル書籍です。掲載の物件には一部非公開のものもありますが、基本的に年間を通して気軽に訪問できるものばかり。もしかしたら、通勤や通学の途中で素通りしている建築があるかもしれません。本書ではそんな名建築の数々を優しく楽しい文章と美しいビジュアルで解説し、「なぜ文化財指定がなされたのか?」がよく分かります。また、ペリー来航による開国から文明開化、大正時代の関東大震災、そして東京大空襲など、激動の歴史をたどった不死鳥都市・東京を“建築”という観点からも学び直すことができます。
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文化庁によると令和6年3月1日現在、日本国内には2574件の重要文化財建造物があり、うち231件が国宝建造物。東京についてみれば88件の重要文化財建造物があり、うち2件が国宝指定されています。
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監修者である建築史家の米山勇さんはこう語ります。
「国宝・重要文化財と聞くと、気軽に楽しむような身近な存在ではないと感じ、敬遠する人が少なくないかもしれません。一昔前の国宝や重要文化財はたしかにお寺や神社、城郭などの古建築が大半で、歴史に詳しくないとその魅力を理解するのはなかなか難しい存在でした。しかし、近年は明治以降の近代建築が指定の主な対象になり、今日では戦後の建築も重要文化財指定を受けるようになってきています。西洋文化の影響を受け、造られた近代以降の建築は、私たちにとってとても身近な存在です。」
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近年は建築物を使いながら残す「動態保存」という考え方も一般的になり、気軽に建築を楽しめる環境も整備されつつあります。日頃からショッピングで使用していた建物、歩いていた架橋、住宅街に佇む古民家なども実は文化財だった、という発見もあるでしょう。
また、例えば丸の内周辺を一日歩けば1日約35万人(2022年度)の平均乗車人員数を誇る「東京駅」、戦後日本の占領政策について連合国による理事会の場が設けられた「明治安田生命保険相互会社本社本館」、日本の道路の起点「日本橋」、百貨店建築発展の象徴「三越日本橋本店」など、バラエティに富んだ数多の文化財建築を鑑賞できるのも東京ならではの魅力です。
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本書は見過ごされがちな東京の国宝・重要文化財建造物を初めて網羅し、詳細に解説した資料的価値も高い一冊です。コラムでは、建築鑑賞の際に役立つ豆知識も豊富に収録。本を片手に知らない東京を発見する冒険に出てみませんか?
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『TOKYO名建築案内』
監修:米山勇
著者:山内貴範
予価:1760円(本体1600円+税10%)
発売日:2024年6月7日(金曜日)
体裁:288ページ、オールカラー、A5判
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