「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査 (6月15日)」を発表
25年卒の7割以上が「就職活動に納得」。内々定保有者の約4割が「3社以上」内々定就職活動を終える学生の心境は「漠然と社会人になることが不安」
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2025年卒の内々定率は80.8%。内々定保有者の約4割が3社以上の内々定を保有【図1、2】
未内々定者の約4割が「将来やりたい仕事がわからない」と回答【図3、4】
就職活動を終える学生の心境は「漠然と社会人になることが不安」が最多【図5、6】
74.3%の学生が「納得できる就職活動ができている」【図7】
2025年卒の内々定率は80.8%。内々定保有者の約4割が3社以上の内々定を保有
2025年卒業予定の学生の6月15日時点での内々定率は80.8%(前年比4.4pt増)だった。内々定保有者の社数を見ると、1社保有している学生(32.1%)よりも3社以上保有している学生(39.9%)の方が7.8pt多かった。昨年は同程度(0.2pt差)だったが、今年は複数内々定を獲得している学生が増加している。【図1、2】
【図1】
【図2】
未内々定者の約4割が「将来やりたい仕事がわからない」と回答
未内々定者に現在困っていることを聞いたところ、「面接を通過できない」が最多で41.5%で、「将来やりたい仕事がわからない」(39.7%)、「学業との両立が難しい」(38.3%)が続いた。自由回答では、「不合格理由がわからない」、「やりたいことがわからない」などの声が挙がり、今後の活動に対する不安を感じている様子がうかがえた。【図3、4】
【図3】
【図4】
就職活動を終える学生の心境は「漠然と社会人になることが不安」が最多
就職活動を終了する学生に現在の悩みや不安を聞いたところ、「漠然と社会人になることが不安である」(45.7%)という回答が最も多かった。次に多かったのは「他の内々定者となじめるかどうか(34.9%)」で、就職後の新しい環境への不安を感じているようだ。さらに自由回答では「不安はない」という声も挙がる一方で「必要単位が取得できるか」、「卒業研究が完了するか」などの学業に関する不安や、待遇・勤務地など働き始めるにあたって必要な情報が共有されていないことへの不安の声が挙がった。【図5、6】
【図5】
【図6】
74.3%の学生が「納得できる就職活動ができている」
これまでの就職活動に対しての「納得感」を聞いたところ、納得できる就職活動ができている※と回答した学生は74.3%となった。内々定率は8割を超え、複数内々定を獲得する学生も一定数いる中、多くの学生は現状に納得できているようだ。【図7】
※:「十分に納得できる就職活動ができている」+「ある程度納得できる就職活動ができている」の合計
【図7】
【調査担当者コメント】
6月中旬になり、内々定率が8割を超えました。7割以上の学生が納得のいく就職活動ができていることがわかり、多くの学生がこれまでの活動について前向きにとらえている様子がうかがえます。しかし、内々定の有無に関わらず、自身のキャリアについて悩んでいる学生が多いようです。悩んでいるのが自分だけだと思わず、周囲に相談して、前向きに自分自身のキャリアと向き合っていただければと思います。
キャリアリサーチラボ 研究員 中島 英里香
【調査概要】「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査 (6月15日)」
○調査期間/2024年6月10日(月)~6月15日(土)
○調査方法/マイナビ2025の会員に対するWEBアンケート
○調査対象/2025年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/3,244名(文系男子632名 文系女子1,275名 理系男子722名 理系女子615名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
※調査結果の詳細はこちら(https://career-research.mynavi.jp/reserch/20240621_80657/)からご確認いただけます。
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