ベルマークの援助が能登半島地震の被災校に届きました
石川県内4市町の28校に580万円相当を支援 ベルマーク教育助成財団
〈報道関係のみなさま〉
ベルマークの援助が能登半島地震の被災校に届きました
石川県内4市町の28校に580万円相当を支援 ベルマーク教育助成財団
株式会社朝日新聞社(代表取締役社長CEO:角田克)は、長年ベルマーク運動を育て支援してきました。 関連団体である公益財団法人ベルマーク教育助成財団(理事長 銭谷眞美)は、2024年1月に発生した能登半島地震を受けて、今年7月末までに石川県輪島市、珠洲市、能登町、穴水町の計28校に総額580万円相当の備品や教材などを届けました。
財団は地震発生後の昨年1月中旬、ベルマーク運動の参加団体に「緊急友愛援助」を呼びかけました。大きな反響があり、同年6月末までに86団体から計約260万円の寄付の申し込みがありました。友愛援助は、ベルマーク運動に参加している団体が、自分たちの備品購入の代わりにベルマーク預金から援助の寄付にあてる仕組みです。
しかし、9月には現地を記録的な豪雨が襲い、さらなる被害が出たことから、復旧活動に支障と遅れが出ていました。今年になり、状況も少し落ち着いたことから4市町の教育委員会に各校の希望をとりまとめていただき、寄付に財団資金を加え、総額で580万円相当の支援額としました。スポーツ・レクリエーション用品、テントや折りたたみテーブルなど備品、清掃用具など学校ごとの希望に応じた支援品は4~7月に順次、各校に届きました。ご協力いただいた皆様にお礼を申し上げます。
輪島市では、九つの小学校のうち6校(河井、大屋、鳳至〈ふげし〉、鵠巣〈こうのす〉、河原田、三井)の児童約400人は、河井小学校の校庭に建てた仮設校舎で一緒に学んでいます。財団から、ソフトスライドサッカー、バドミントンラケットとシャトル、ターゲットゲームを贈りました。児童会が中心になって希望を調査し、多かったものを選んだそうです。仮設校舎の建設で校庭は手狭になり、高床式の体育館の1階部分にも人工芝を敷き、運動スペースに使っています。広い場所を使わずに体を動かせる遊具は、児童たちに喜ばれていました。

財団から贈ったバドミントンで体を動かす児童たち=輪島市

河井小学校の体育館。隣にあった校舎は被災し、解体が進む

被災したまま残された家屋が今も=輪島市
1960年に始まったベルマーク運動は、へき地の学校や特別支援学校(養護学校、盲学校、聾学校)への支援に加え、これまで阪神・淡路大震災、新潟中越地震、東日本大震災、熊本地震などの大災害で被害を受けた学校と子どもたちを支援してきました。今後も積極的に支援活動に取り組みます。能登半島地震の被災地に対しても引き続き支援する予定です。
能登半島地震での今回の支援先は以下の通りです。
・輪島市(6校)
河井小・大屋小・鳳至小・鵠巣小・河原田小・三井小(6校で支援単位1校)、町野小、門前東小・門前西小(2校で支援単位1校)、輪島中、東陽中、門前中
・珠洲市(11校)
上戸小、飯田小、直小、若山小、正院小、蛸島小、みさき小、緑丘中、三崎中、宝立小中、大谷小中
・能登町(8校)
宇出津小、鵜川小、柳田小、松波小、小木小、柳田中、松波中、能都中
・穴水町(3校)
向洋小、穴水小、穴水中
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