マナー不安は4人に3人!葬儀で大切なのは「作法」か「心」か? 参列者の本音が判明
株式会社NEXER・葬儀のマナーに関する調査

■葬儀マナーに不安はある?
葬儀は故人を見送る大切な場ですが、「作法を間違えて失礼にあたらないか」と不安を感じる方は少なくありません。
近年、「形式よりも気持ちが大切」という考え方も広がる中、参列者は作法と心のどちらを重視しているのでしょうか。
ということで今回は自由に家族葬と共同で、事前調査で「葬儀に参列したことがある」と回答した全国の男女500名を対象に「葬儀のマナー」についてのアンケートをおこないました。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXERと自由に家族葬による調査」である旨の記載
・自由に家族葬(https://jiyuni-kazokusou.jp/)へのリンク設置
「葬儀のマナーに関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2025年10月7日 ~ 10月14日
調査対象者:事前調査で「葬儀に参列したことがある」と回答した全国の男女
有効回答:500サンプル
質問内容:
質問1:葬儀に参列する際、マナーや作法についてどのくらい不安を感じますか?
質問2:葬儀の際、どのような点についてマナーを間違えるのではないかと不安を感じますか?
質問3:葬儀の際、特に不安なことは何か教えてください。
質問4:葬儀の場で、「これはマナー違反ではないか」と感じる場面を目撃したことはありますか?
質問5:どのような場面を目撃したか、その時どう感じたか教えてください。
質問6:「葬儀のマナー」について、あなたの考えにもっとも近いものは何ですか?
質問7:それを選んだ理由を教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■75.4%が、葬儀に参列する際、マナーや作法を「不安に感じる」
まずは葬儀に参列する際、マナーや作法についてどのくらい不安を感じるかを聞いてみました。

葬儀参列者のうち、「とても不安」26.8%と「やや不安」48.6%を合わせると、4人に3人以上がマナーに不安を感じていることが分かります。
次に、それぞれの回答理由を具体的に聞いてみました。
「とても不安に感じる」回答理由
・あまりたくさんの回数の参列したことがないから全てのマナーが分からなくてネットに書いてあるのを参考にしているから、何が合っている情報で何が間違っているか分からなくて不安。(20代・女性)
・焼香時の作法や喪主、ご家族との会話などさまざまな事が不安。(40代・男性)
・お辞儀の場所と回数、焼香そのもののやり方に自信がありません。いつも前の人の真似をしています。(50代・女性)
「やや不安に感じる」回答理由
・10年以上参加していないので、作法に不安がある。(30代・男性)
・香典はどの程度の人まで渡すか。とくに会社の同僚。(30代・女性)
・宗派によって作法が違うので、不安になり緊張する。(50代・女性)
参列者が抱える不安は、「作法や手順が複雑で自信がないこと」と「宗派や状況による違い」にあるようです。
■73.7%が、葬儀の際、マナーを間違えるのではないかと不安を感じるのは「焼香の作法」
次に、どのような点についてマナーを間違えるのではないかと不安を感じるのか、聞いてみました。

「焼香の作法」が73.7%で圧倒的1位、次いで「挨拶・弔いの言葉」が61%となりました。
手順や形式が複雑な焼香や、適切な言葉遣いが求められる弔いの言葉について、多くの人が自信を持てていないことが分かります。
また、「香典」や「服装」といった実務的な準備についても不安を感じる方が多く、葬儀の一連の流れすべてに、参列者が緊張感を抱いているようです。
■16%が、葬儀の場で、「これはマナー違反ではないか」と感じる場面を目撃したことが「ある」
次に、葬儀の場で「これはマナー違反ではないか」と感じる場面を目撃したことはあるかを聞いてみました。

実際に葬儀の場で「マナー違反を目撃したことがある」と回答した方は16%に留まりました。
少なからず違反を目撃する方がいることから、最低限の意識は重要なようです。
次に、どのような場面を目撃してどのように感じたのかをくわしく聞いてみました。
どのような場面を目撃して、どのように感じた?
・派手なアクセサリーつけている人を見かけた。(20代・女性)
・火葬場で骨を拾うときに写真撮影していた。ありえなさすぎてどうかしているのかと思った。(40代・女性)
・故人の顔にかけられている布を、遺族ではなく勝手にとって拝んでいるのを見たとき。遺族に了解を得ずにはやってはいけない行為だと思った。(50代・男性)
・ピンヒールを履いている方を見たとき。(50代・女性)
・終始笑顔でなにやら楽しそうにしていた人がいたこと。(60代・女性)
「派手なアクセサリー」「ピンヒール」「真っ赤な口紅」といった外見上の不適切さや、「終始笑顔」などの場の空気を乱す行為に違和感が集まりました。
また、「火葬場での写真撮影」や「故人の顔の布を勝手に取る行為」に対しては、遺族への配慮を欠いた行動として強い批判的な感情を抱いていることが分かります。
■55.2%が、葬儀のマナーは「基本的なことを押さえていれば良く、故人を偲ぶ気持ちが大切」と回答
さらに「葬儀のマナー」について、自分の考えにもっとも近いものを選んでもらいました。

葬儀のマナーについて、「基本的なことを押さえていれば良く、故人を偲ぶ気持ちが大切である」という考えが55.2%と過半数を占めました。
「厳格に守るべき」は12.6%に留まっており、現代の参列者の多くが、形式よりも心の在り方を重視していることが明確に分かります。
また、「時代や状況に合わせて変化していくべき」という意見も16.8%あり、儀式は時代の流れとともに柔軟であるべきだと考える方が少なくないようです。
次に、それぞれの選択理由をくわしく聞いてみました。
「基本的なことを押さえていれば良く、故人を偲ぶ気持ちが大切である」回答理由
・マナーを細かくかしこまったところで故人に伝わるものではないから、気持ちだけ持っていければ良いと思う。(30代・女性)
・基本は気持ちが大切。お通夜などどうしても間に合わないなら、職場から直で。特に礼服にこだわらなくてもいいと思う。(50代・女性)
・作法やしきたりが場所や宗旨宗派によって異なりすぎ、肝心なのは心。(60代・男性)
「時代や状況に合わせて変化していくべきものだと思う」回答理由
・マナー違反であっても周りが気にならなければ特に気を遣う必要はないと思う。(30代・男性)
・多様性の時代だと思うから。(50代・男性)
・他人との関係が希薄になり家族葬が一般的になっているので、さほどかしこまらずにやっていくのが良いと思う。(60代・男性)
「そこまで気にしなくても良いと思う」回答理由
・その家族それぞれの基準があるので、マナーなんてあってもないようなものだと思う。(40代・女性)
・故人をしのぶために行くのだから、そこまで礼儀を気にしなくてもいいと思う。挨拶程度でいい。(50代・男性)
・参列することが大事で、気持ちの問題。(60代・男性)
「厳格に守るべきであり、マナーは故人や遺族への敬意そのものである」回答理由
・亡くなった人は言葉を話せないのでマナーは完全に守るべきだと思うから。(40代・女性)
・遺族は気持ちが過敏になっていると思うので、大袈裟なくらいの気遣い、マナーは必要だと思っています。(50代・女性)
「基本的なマナーがあれば良く、故人を偲ぶ気持ちが大切」という考えが主流で、マナー自体も「時代や状況に合わせて変化すべき」という柔軟な意見が多く見られました。
宗派や地域による作法の複雑さ、家族葬の増加が背景にあるようです。
一方で、「厳格に守るべき」とする層も、遺族の心情や故人への敬意から参列者全体が故人や遺族への配慮を最優先していることが分かります。
■まとめ
今回は、葬儀のマナーに関する調査を行い、その結果について紹介しました。
葬儀参列者の4人に3人以上がマナーに不安を感じているものの、考え方の中心は「形式よりも故人を偲ぶ気持ちを大切にしたい」というものでした。
最も不安な「焼香の作法」は、時代や宗派による違いが背景にあります。
一方で、実際にマナー違反として批判が集まるのは、「写真撮影」や「派手な服装」など、故人や遺族への配慮を欠いた行為です。
今後、家族葬が増え形式が多様化しても、本当に求められるのは、細部にこだわることではなく故人を敬い遺族に寄り添う「心」を軸にした行動だといえます。
もっと自由な家族葬をしたい、自分の葬儀は堅苦しくなくて良いなどと考えている方は、家族葬を専門にする業者に相談してみてはいかがでしょうか。
<記事等でのご利用にあたって>
・引用元が「株式会社NEXERと自由に家族葬による調査」である旨の記載
・自由に家族葬(https://jiyuni-kazokusou.jp/)へのリンク設置
【自由に家族葬について】
会社名:株式会社メモリードグループ
代表取締役:吉田 卓史
東京本社:東京都千代⽥区⼤⼿町2-1-1 ⼤⼿町野村ビル9階
電話番号:0120-107-556
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