【通勤のリアル】駅徒歩10分以内が「理想」でも… 6割以上が価格で「15分物件」を選ぶ理由

株式会社NEXER・自宅から最寄り駅までの距離に関する調査

株式会社NEXER

■最寄り駅まで徒歩何分なら許容できる?

マイホームや賃貸物件を選ぶ際、「駅からの距離」は利便性に直結する最も重要な要素です。

駅近の物件は基本的に家賃が高くなる傾向にあるため、徒歩分数とコストのどちらを優先するのかが大きな課題です。

ということで今回はスミカエ兵庫と共同で、事前調査で「通勤や通学で電車を利用している」と回答した全国の男女177名を対象に「自宅から最寄り駅までの距離」についてのアンケートを行いました。

※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXERとスミカエ兵庫による調査」である旨の記載
・スミカエ兵庫(https://sumikae-hyogo.com/)へのリンク設置

・該当記事(https://sumikae-hyogo.com/public?page=commuting_distance_survey)へのリンク設置

「自宅から最寄り駅までの距離に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2025年10月8日 ~ 10月17日

調査対象者:事前調査で「通勤や通学で電車を利用している」と回答した全国の男女

有効回答:177サンプル
質問内容:
質問1:現在の自宅から最寄り駅までは徒歩で何分ですか?

質問2:通勤や通学で電車を利用する際に、「理想的」だと思う自宅から最寄駅までの徒歩時間は何分ですか?

質問3:その理由を教えてください。

質問4:理想的な徒歩時間ではないとしても、他の条件(価格・広さ・設備など)が良ければ「許容できる」最大の徒歩時間はどのくらいですか?

質問5:その理由を教えてください。

質問6:駅まで「徒歩5分の物件」と「徒歩15分の物件」で価格に大きな差がある場合、どちらを選びますか?

質問7:その理由を教えてください。

質問8:駅までの徒歩時間以外に、駅までの道のりで特に気になることをひとつだけ選んでください。

質問9:その理由を教えてください。

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

■33.9%が、現在の自宅から最寄り駅までは徒歩「10~15分未満」

まずは、現在の自宅から最寄り駅までは徒歩何分かを聞いてみました。

「10~15分未満」が33.9%で最も多い結果でした。

駅徒歩10分未満と回答した方は40.7%に留まり、通勤や通学で駅を利用している約6割が10分以上をかけている実態が明らかになりました。

続いて、通勤や通学で電車を利用する際に「理想的」だと思う自宅から最寄駅までの徒歩時間は何分かを聞いてみました。

「5〜10分未満」が52%と半数を超え、「5分未満」の33.3%と合わせると、85.3%の方が「10分以内」を理想としていました。

多くの方が日常の利便性を最優先し、駅までの移動時間を可能な限り短くしたいと考えていることが明確に分かります。

次に、それぞれの回答理由をくわしく聞いてみました。

「5分未満」回答理由

・朝の忙しい時間短縮、帰りの疲れた体にはやはり駅近は理想。(30代・女性)

・すぐに電車に乗れるから。(50代・女性)

・雨に濡れにくいし忘れ物も取りに帰りやすい。(60代・男性)

「5~10分未満」回答理由

・近すぎると電車の騒音が気になるから。(50代・女性)

・駅に向かいながら心の準備を整えるのに多少の時間がほしいので。(60代・男性)

・雨風雪や夏場の気温を考えると限度と思えたので。(60代・男性)

「10~15分未満」回答理由

・少し歩いて駅に到着するという流れが時間もかからず程よいウォーキングの時間だと感じるため。(40代・男性)

・雨の日でも自転車を使わず徒歩で行ける距離だと思うから。(60代・男性)

「15~20分未満」回答理由

・適度な運動になるから。(50代・男性)

多くの方が理想とする「5分未満」は、「朝の忙しい時間短縮」「悪天候でも楽」といった、日々の負担軽減を重視する意見が目立ちます。

一方「5~15分未満」では、「騒音を避けたい」「適度な運動・心の準備時間」といった、利便性と居住環境のバランスを求める方が増加します。

「10分以上」を選択する方は、ウォーキングを兼ねるなど健康や精神的なメリットを考慮する意見が見られました。

■37.3%が、他の条件が良ければ許容できる最大の徒歩時間は「15分まで」

次に、理想的ではなくても、価格・広さ・設備などの他の条件が良ければ「許容できる」最大の徒歩時間はどのくらいかを聞いてみました。

最も多かったのは、「15分まで」で37.3%でした。

「20分まで」を許容する24.3%と合わせると、半数以上が妥協ラインを「15~20分」に設定していることが分かります。

次に、それぞれの回答理由をくわしく聞いてみました。

「5分まで」回答理由

・極力歩きたくない。(40代・男性)

・そのくらいなら、疲れない。(50代・男性)

「10分まで」回答理由

・遠いと感じないギリの距離が自分の中では10分以内。(30代・男性)

・悪天候を考えると大変なので。(40代・男性)

「15分まで」回答理由

・家賃が安かったら我慢出来るから。(20代・男性)

・往復30分以内なら歩いても健康的だと思えるから。(60代・女性)

「20分まで」回答理由

・自分の求めている家や周辺環境があれば20分までなら自転車利用も考慮できるから。(30代・女性)

・それ以上遠いと通勤が相当負担に感じると思うから。(50代・男性)

「25分まで」回答理由

・遠くても歩けるならそれでいい。(40代・男性)

・30分以下くらいが時間の無駄だと感じる事はないと考えている。(40代・男性)

「30分以上でもOK」回答理由

・運動になる。(40代・女性)

・駅から離れれば家賃などが安くなるから。(50代・男性)

「15分まで」を選んだ方からは「家賃が安ければ我慢できる」というコスト重視の意見や「往復30分以内なら健康的」だと運動効果を期待する意見が見られました。

「20分まで」は「自転車利用」や「通勤負担の限界」と捉える方が多いようです。

一方「5分まで」を望む方は「極力歩きたくない」「悪天候時の負担軽減」といった、快適性の維持を重視していることが分かります。

■63.3%が「コスパ重視」

続いて、駅まで徒歩「5分」と「15分」で物件の価格に大きな差がある場合、どちらを選ぶのかを聞いてみました。

価格に大きな差がある場合、「徒歩15分の物件を選ぶ」方が63.3%と過半数を占めました。

理想は「徒歩10分以内」でも、利便性よりもコストパフォーマンスを優先することが分かります。

多くの方が、価格や広さなど条件の良さは10分の徒歩時間の増加を上回る価値があると判断しているようです。

次に、それぞれの回答理由をくわしく聞いてみました。

「徒歩5分の物件を選ぶ(利便性重視)」回答理由

・子育て中なので安心もするから。(30代・女性)

・往復20分の違いは価格で埋め合わせできない。(60代・男性)

「徒歩15分の物件を選ぶ(コスパ重視)」回答理由

・金額が大幅に変わるなら15分でも良いと思うから。(20代・女性)

・家賃は家計にとって大きいので、なるべく抑えたいから。(30代・男性)

・徒歩15分くらいなら家賃が安く、駅近よりは騒音に悩まされることはない印象があるため。(40代・男性)

「徒歩5分」を選ぶ方は、「子育て中の安心感」「時間がもったいない」など生活の質と時間効率を最優先していることが分かります。

一方「徒歩15分」を選ぶ方は、「家賃を抑えたい」という経済的合理性を優先し、「駅近の騒音がない」という住環境の快適さを評価しているようです。

■25.4%が、駅までの徒歩時間以外に気になることは「街灯や人通りの多さ」

最後に、駅までの徒歩時間以外に、駅までの道のりで特に気になることについて、ひとつだけ選んでもらいました。

駅までの道のりで最も気になるのは「街灯や人通りの多さ」で25.4%でした。

次いで「坂道の有無」と「コンビニや商店街の有無」が19.8%で並びました。

多くの方が、移動時間のほか、身体の負担や途中の利便性が快適さに大きく影響すると考えているようです。

次に、それぞれの回答理由をくわしく聞いてみました。

「街灯や人通りの多さ(夜道の安全性)」回答理由

・夜道が暗かったり、人気がないと危険を感じるから。(50代・女性)

・妻子のことを考えると、やはり安全第一です。(60代・男性)

「坂道の有無」回答理由

・上り坂は心身に負担がかかりやすいので平坦な方が良いと感じる。(40代・男性)

・仕事を終え疲れた体に坂道の往来は辛く感じるので。(60代・男性)

「コンビニや商店街の有無」回答理由

・コンビニでなんかあったら買えるようにしたいから。(20代・男性)

・人通りの少ないところはやはり不安が多い。(60代・男性)

「雨の日の歩きやすさ」回答理由

・雨の日だと行くのに大変だからです。坂道や階段も雨や雪の日だと行くのに大変なので気にしてしまいます。(40代・女性)

・水たまりが多く、靴が濡れる。(60代・男性)

■まとめ

今回は、自宅から最寄り駅までの距離に関する調査を行い、その結果について紹介しました。

回答者の理想は、85.3%が「駅徒歩10分以内」でした。

しかし、約6割は価格を重視し、妥協ラインを「徒歩15分」に設定しています。

駅近物件の高価格化に対し、多くの方が利便性よりもコストパフォーマンスを優先しているようです。

許容できる徒歩時間の背景には、「家賃を抑えたい」という経済的理由のほか、「騒音回避」「運動効果」といった生活環境の質への配慮が見られます。

また、徒歩時間以外では「夜道の安全性」や「坂道の有無」を重視していることが分かりました。

こうした多様な条件を満たす物件を探すには、幅広いエリア情報と最新の賃貸データを持つ不動産会社への相談が効果的です。
賃貸物件情報が豊富な不動産会社なら、理想の条件と予算の両立ができる物件を提案してもらえるだけでなく、エリアごとの環境や暮らしやすさも踏まえて最適な選択ができます。

駅近・価格・生活環境のすべてを納得できる形で叶えるためにも、まずは賃貸に強い不動産会社へ相談してみてはいかがでしょうか。

<記事等でのご利用にあたって>

・引用元が「株式会社NEXERとスミカエ兵庫による調査」である旨の記載
・スミカエ兵庫(https://sumikae-hyogo.com/)へのリンク設置

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所在地:〒652-0897 神戸市兵庫区駅南通5丁目1-1 キャナルタウンイースト1F

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本社:〒171-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
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Tel:03-6890-4757
URL:https://www.nexer.co.jp
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会社概要

株式会社NEXER

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URL
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業種
サービス業
本社所在地
東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
電話番号
03-6890-4757
代表者名
宮田 裕也
上場
未上場
資本金
1億500万円
設立
2012年02月