海のごちそう地域モデル事業 in みえ熊野【ワクワク探検隊!海の森と生き物を知ろう】を開催しました!
2023年9月16日 【場所】鳥羽市小浜町海域、鳥羽市水産研究所
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
イベント概要
・開催概要
親子参加型の子供向けイベントとして「海の森と生き物を知ろう」をテーマに、フィールド実習(カヤック体験と生物観察)と座学(磯焼けについて)を実施、さらに植食性魚類のアイゴを使った漬け丼の試食会を行いました。
・日程:2023年9月16日(土)9:00〜12:30
・開催場所:鳥羽市小浜町海域、鳥羽市水産研究所
・参加人数:13名(6組)
・協力団体:海島遊民くらぶ、JF鳥羽磯部漁業協同組合
楽しみながら学ぶフィールド学習
イベントは、あまり知る機会のない海の課題のひとつ「海の森=藻場」について、楽しみながら学ぶ学習プログラムで、屋外(フィールド)と座学(屋内)の二本立てで行われました。参加者は、それぞれ見て、感じたこと、学んだことのインプットと、振り返り・意見交換などのアウトプットを行いました。また、プログラムの一環として、家に帰ってから「未来の海への絵手紙」の制作をお願いすることによって(後日、事務局へ返信)、その日学んだ海の課題について親子で話し合うことができる機会を持ってもらうようにしました。
参加者はまずフィールド学習として、カヤックを使った海の観察会を体験。インストラクターから基本的な漕ぎ方を教わった後、6艇のカヤックに乗り込み、海の上を自力で進む感覚を体現。その後、沖合の無人島 三ツ島付近まで航行し海上を散策し、無人島に上陸して海中の海藻や海の生物を観察して、インストラクターから海藻や生き物の名前の説明などを受けました。
座学を通して磯焼けの課題について考える
座学では、同市水産研究所で、同事業事務局長の小野里 伸氏から藻場についての話を聴講。同氏はパワーポイントや水中映像などを使って、磯焼けの現状や植食性動物の特徴などについて説明しました。その後、講義で説明を受けた植食性魚類の一種であるアイゴを使った「漬け丼」の試食も行いました。
参加者らは、実際に海で見て感じたことを座学で振り返り、意見を交わし合うことによって海で起きている磯焼けの課題について関心を深めました。また、アイゴの漬け丼の試食では、参加者から「とても美味しい」の声を聞くことができました。
参加した子ども・保護者からの声
・磯焼けのことは初めて知った。とても勉強になった。
・地球環境(温暖化など)にとって海藻がとても大切だと知ることができた。
・アイゴはぜんぜん臭みもなくとても美味しかった。
・藻場の消失の深刻さなど、画像で見てわかりやすかった。カギケノリの話も面白かった。
・藻場は海の林の様な存在なのだと思った。
<団体概要>
団体名称:一般社団法人 旅する学校
URL:https://japantabisurugakko.wixsite.com/my-site
活動内容:体験型スタディツアーをテーマにした先生向けの研修事業
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
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