資生堂、世界初のハイブリッド処方※1 を採用した新価値の口紅を開発 ~新オイルコントロール技術でマスクへの色移り抑制とみずみずしい発色の持続を両立~
資生堂は、新たなオイルコントロール技術を活用して、世界初のハイブリッド処方※1 を採用したこれまでにない新しい価値をもつ口紅を開発しました。当社はこれまでにも、つやのある仕上がりをもちながらカップに色がつきにくい口紅などを開発してきましたが、マスクなどによるこすれへの対応には課題がありました。今回、当社が独自に開発した成分を活用した新たなオイルコントロール技術で、マスクへの色移りのしにくさとみずみずしい透明感のある仕上がりの持続を両立することに成功しました。本技術は、2021年10月21日発売する『マキアージュ ドラマティックリップティント』に搭載されます(https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000003195&rt_pr=trj30)。
今後も「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(ビューティーイノベーションでよりよい世界を)」の実現を目指し、生活者に寄り添った製品やサービスの開発を進めていきます。
また、本成果の一部は、「第57回日本化粧品技術者会(SCCJ)セミナー」(2021/9/8)にて発表予定です。
※1:優れた二次付着レス効果をもち、ツヤの持続性、フィット感をもつための成分(ジメチコン、(エチレン/プロピレン)コポリマー、PEG-60水添ヒマシ油、(ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)クロスポリマー、PEG/PPG-36/41ジメチルエーテル)の組み合わせが世界初である。先行技術調査およびMintel社データベースを用いた当社調べ(2021年3月)
《研究背景》
お客さまに理想の口紅の条件に関するアンケートを行うと、「うるおいがある」「つやがある」、そして「落ちにくい・二次付着しにくい」という項目が上位に挙がる傾向があります。特に、マスクを着用する生活が日常となっている昨今は、「マスクにつかないこと」へのニーズが特に高まっています※2。当社はこれまでにも、独自のオイルコントロール技術などを活用して、つやと色もちを両立する口紅などの開発を行ってきました※3 が、カップのような面への接触と比較して、こすれが発生するマスクなどへの二次付着対応には課題が残されていました。そこで、今回新たなオイルコントロール技術を開発し、みずみずしく透明感のある仕上がりをもちながら、更に色移りしにくい口紅の開発に挑戦しました。
※2:2020年10月 当社調べ(web調査) 20-59歳女性, N=225
※3:詳細はリリース下部の参考リンクをご確認ください
《新オイルコントロール技術を活用した世界初のハイブリッド処方※1 のメカニズム》
水と油分がそのままの状態では混ざらないのは一般的に知られていますが、油分同士でも混ざらないものが存在します。これまで資生堂では、独自のオイルコントロール技術を開発し、口紅の容器の中では油分が混ざりあった状態を維持し、唇に塗る圧力や唇をこすり合わせる圧力で、唇の上で複数の層へ分離させるなど、口紅の主原料である油分を巧みに操ってきました。
今回は、オイルコントロール技術をさらに進化させ、水ベースのジェルの中に、独自成分とティント成分、そして密着油分・コート油分という2種類の油分を配合しました。それぞれが混ざり合った状態のジェルを唇に塗布すると、ティント成分は唇に染めつき、2種類の油分は独自成分のサポートを受けながら自動的に唇の上で「コート層」と「密着層」の二層に分かれて、塗布してから約5分で表面に非常につやのある滑らかな膜(図2)を形成します。これにより、これまで課題とされてきたマスクへの色移りのしにくさと、みずみずしい透明感のある仕上がりの持続を両立させることに成功しました。
《参考:関連する過去の研究》
・オイルを自在に操る、資生堂のオイルコントロール技術
https://corp.shiseido.com/technology/jp/detail/27.html?rt_pr=trj30
・女性たちが長年待ち望んでいた「理想の口紅」が遂に登場!
https://corp.shiseido.com/jp/rd/ifscc/17.html?rt_pr=trj30
▼ ニュースリリース
https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000003196&rt_pr=trj30
▼ 資生堂 企業情報
https://corp.shiseido.com/?rt_pr=trj30
今後も「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(ビューティーイノベーションでよりよい世界を)」の実現を目指し、生活者に寄り添った製品やサービスの開発を進めていきます。
また、本成果の一部は、「第57回日本化粧品技術者会(SCCJ)セミナー」(2021/9/8)にて発表予定です。
※1:優れた二次付着レス効果をもち、ツヤの持続性、フィット感をもつための成分(ジメチコン、(エチレン/プロピレン)コポリマー、PEG-60水添ヒマシ油、(ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)クロスポリマー、PEG/PPG-36/41ジメチルエーテル)の組み合わせが世界初である。先行技術調査およびMintel社データベースを用いた当社調べ(2021年3月)
《研究背景》
お客さまに理想の口紅の条件に関するアンケートを行うと、「うるおいがある」「つやがある」、そして「落ちにくい・二次付着しにくい」という項目が上位に挙がる傾向があります。特に、マスクを着用する生活が日常となっている昨今は、「マスクにつかないこと」へのニーズが特に高まっています※2。当社はこれまでにも、独自のオイルコントロール技術などを活用して、つやと色もちを両立する口紅などの開発を行ってきました※3 が、カップのような面への接触と比較して、こすれが発生するマスクなどへの二次付着対応には課題が残されていました。そこで、今回新たなオイルコントロール技術を開発し、みずみずしく透明感のある仕上がりをもちながら、更に色移りしにくい口紅の開発に挑戦しました。
※2:2020年10月 当社調べ(web調査) 20-59歳女性, N=225
※3:詳細はリリース下部の参考リンクをご確認ください
《新オイルコントロール技術を活用した世界初のハイブリッド処方※1 のメカニズム》
水と油分がそのままの状態では混ざらないのは一般的に知られていますが、油分同士でも混ざらないものが存在します。これまで資生堂では、独自のオイルコントロール技術を開発し、口紅の容器の中では油分が混ざりあった状態を維持し、唇に塗る圧力や唇をこすり合わせる圧力で、唇の上で複数の層へ分離させるなど、口紅の主原料である油分を巧みに操ってきました。
今回は、オイルコントロール技術をさらに進化させ、水ベースのジェルの中に、独自成分とティント成分、そして密着油分・コート油分という2種類の油分を配合しました。それぞれが混ざり合った状態のジェルを唇に塗布すると、ティント成分は唇に染めつき、2種類の油分は独自成分のサポートを受けながら自動的に唇の上で「コート層」と「密着層」の二層に分かれて、塗布してから約5分で表面に非常につやのある滑らかな膜(図2)を形成します。これにより、これまで課題とされてきたマスクへの色移りのしにくさと、みずみずしい透明感のある仕上がりの持続を両立させることに成功しました。
本技術を活用して、マスクにつきにくい&みずみずしい発色が続く美容リップティント『マキアージュ ドラマティックリップティント」(10月21日発売)を開発しました。今後も、お客さまのニーズに寄り添い、ニューノーマルな生活においても、お客さまが好みの使用感や仕上がりを自由に選択し、化粧を楽しむ生活をサポートします。
《参考:関連する過去の研究》
・オイルを自在に操る、資生堂のオイルコントロール技術
https://corp.shiseido.com/technology/jp/detail/27.html?rt_pr=trj30
・女性たちが長年待ち望んでいた「理想の口紅」が遂に登場!
https://corp.shiseido.com/jp/rd/ifscc/17.html?rt_pr=trj30
▼ ニュースリリース
https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000003196&rt_pr=trj30
▼ 資生堂 企業情報
https://corp.shiseido.com/?rt_pr=trj30
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