自動車用ターボチャージャーの市場規模、2026年に192億米ドル到達予測

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株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「自動車用ターボチャージャーの世界市場 - 2026年までの予測:技術別 (VGT、ウェイストゲート、電動)、材料別 (鋳鉄、アルミニウム)、燃料タイプ別、用途別、車両別 (乗用車、LCV、トラック・バス)、アフターマーケット、地域別」(MarketsandMarkets)の販売を12月8日より開始いたしました。

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自動車用ターボチャージャーの市場規模は、2021年の118億米ドルからCAGR10.2%で成長し、2026年には192億米ドルに達すると予測されています。厳しい排ガス規制とTGDI(Turbocharged Gasoline Direct Injection)技術の採用拡大が、自動車用ターボチャージャー市場を牽引しています。

TGDI技術の採用率は、2012年の7%から2017年には20%に増加しています。中国、米国、欧州がこの技術の主要な採用国となっています。中国の自動車販売台数は2021年に2,400万台を突破し、そのうち60%以上がTGDIを搭載すると予想されています。米国の自動車登録データの主要な情報源であるHIS-aによると、北米では、2016年に2,550万台のこの技術を搭載した乗用車が登録されており、2024年には北米で生産される自動車の10台中8台がTGDI搭載車になると予測されています。また、ICCTの報告によると、欧州ではTGDI技術は2009年の10%から2014年には38%に増加しており、南米のTGDI技術は2016年の4,000台から2023年には8,000台に成長すると予測されています。
 

 


COVID-19自動車用ターボチャージャー市場への影響

COVID-19の影響で自動車の生産台数が減少しており、それがそのままターボチャージャー市場全体の減少につながっています。一方、ディーゼルエンジンの高価格、新たな排ガス規制、およびパンデミックの影響により、ガソリン分野のターボチャージャーの成長が予想されます。同時に、消費者のガソリンエンジンやGDIへのシフトが見られる可能性があります。ほとんどのOEMメーカーが電気自動車の計画を延期していることから、ICE車の見通しがある程度良好になると考えられ、これ点におけるターボチャージャー市場の成長が期待されます。

牽引要因:ガソリンエンジン搭載の乗用車の需要増加

ディーゼルエンジンの成長が鈍化している理由はさまざまで、燃料価格の高騰、地球温暖化の進行、ディーゼル車の割高な価格などが挙げられます。インド、韓国、インドネシアなどの国では、ディーゼル車市場が減速しています。また、Euro-6、China-VI、PROCONVE P-8などの各種排出ガス規制により、ガソリンエンジンの市場が拡大しており、これにより、乗用車用ターボチャージャーの生産量が増加しています。

抑制要因:メンテナンスコストの増加と冷却オイルの必要量の増加

エンジンにターボチャージャーを追加することにより、システムの消耗が激しくなる可能性があります。ターボチャージャーは、1200°Fもの高温の排気ガスに耐える必要があり、冷却用オイルをできるだけ頻繁に循環させることが不可欠になります。このように、ターボエンジンは多くの冷却用オイルを必要とするため、メンテナンスコストが高くなる傾向があります。



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1995年01月