「やさしい朝日新聞」が登場 やさしい日本語に言い換え、伝える
外国人や高齢者、子ども、障害がある方にもわかりやすいニュースを 14日公開
株式会社朝日新聞社(代表取締役社長CEO:角田克)のグループ会社であるアルファサード株式会社(代表取締役社長:森崎賢太郎)は、朝日新聞社との合意のもと、2025年10月14日、朝日新聞のニュースをやさしい日本語で伝えるメディア「やさしい朝日新聞」を公開しました。 アルファサードは、ウェブ上の情報を利用しやすくする「ウェブアクセシビリティ」を重視し、やさしい日本語の作成支援技術を強みとしています。やさしい日本語で、ニュースをもっと多くの人に届けていきます。

簡単でわかりやすい日本語で
やさしい日本語とは、より簡単でわかりやすい日本語のことです。「やさしい朝日新聞」は、朝日新聞社が配信するニュース記事をやさしい日本語にして伝えるメディアサイトで、身近な日々のニュースだけでなく、災害時の情報もできるだけわかりやすく伝えていきます。
生活の話題、スポーツ、災害の情報も
朝日新聞社から提供されたコンテンツから、アルファサードの編集者が記事を選び、やさしい日本語に言い換えます。日常生活に関する話題、スポーツ、日本の文化、イベントの情報などを中心に記事を発信します。また、海外で起きた出来事についても取り上げます。災害等の緊急情報は、アルファサードが独自にやさしい日本語での記事を作成し、掲載することがあります。

ルビ、「分かち書き」、音声読み上げ
やさしい日本語への言い換えでは、日本語を学んだことがある外国人の方が理解しやすい文法や言葉を使うように意識しています。また、アルファサードが開発したシステムを使い、漢字の上にルビを振る設定のほか、単語と単語の切れ目をわかりやすくするスペースを入れる「分かち書き」の設定や、記事のテキストを音声で読み上げる機能も利用できます。元の記事へは、「元の記事・関連情報」から遷移できます。

「理解しやすい言葉でニュースを」
編集者の秋村ひかるは「やさしい朝日新聞」について、以下のようにコメントしています。

やさしい日本語がうまれるきっかけとなった阪神淡路大震災から30年となり、自治体からの情報や災害時などで、やさしい日本語での情報発信の取り組みが広がってきています。「やさしい朝日新聞」では、生活に関わるニュースや日本らしさを感じる季節の話題、文化のニュース、また災害情報を中心に、さまざまな方にとって理解しやすい言葉でニュースを伝えていきたいと思っています。
アルファサードの知見と技術力を活かして
アルファサード代表取締役社長の森崎賢太郎は次のようにコメントしています。

アルファサードが朝日新聞グループに加わり、最初に実現したかったことの一つが「やさしい朝日新聞」でした。アルファサードの知見と技術力を活かして、朝日新聞社のニュースを日本語が得意ではない人にも届けたい、そして、やさしい日本語を国内でもっと広めていきたいという思いからです。朝日新聞社とも連携し、多くの方に読んでもらえるように、丁寧に伝えていきます。
アルファサード株式会社
2003年創業のソフトウェア開発会社で大阪市中央区に本社を構えています。主力製品には、「PowerCMS」「PowerCMS X」「伝えるウェブ」「ジマクル」などがあり、ウェブサイトの受託開発も手がけています。ウェブ上の情報を利用しやすくする「ウェブアクセシビリティ」を重視し、やさしい日本語の作成支援技術を強みとしています。2024年1月18日付で朝日新聞グループに加わりました。

伝えるウェブ
「伝えるウェブ」は、語彙の制限、分かち書き、短い文章への分割、ふりがなの追加などの処理を機械学習によるAIが自動で行う国内初のサービスです。ウェブサイト全体を自動でやさしい日本語に変換するほか、「やさしい日本語エディタ」を利用することで、印刷物や掲示物のやさしい日本語化を強力に支援します。
官公庁、地方自治体、民間企業などで幅広く導入されており、150を超える自治体公式サイトで稼働しています。
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