街に降りてくるクマが急増!?クマ被害に対する意識の大調査【1000人アンケート】

株式会社ナビット

クマが人里に降りてくる理由

近年、「山ではなく住宅地でクマを見た」というニュースが増えました。まるでクマが大胆になったかのように思えますが、実際には「山の変化」がクマを追い出しているケースがほとんどです。

もともとクマは、人を避ける習性を持つ臆病な動物です。ところが近年、山林でのエサが安定しなくなり、特に秋に必要とされるドングリ類(ブナやナラなど)が不作になる年が増えています。ドングリは冬眠に向けての重要なエネルギー源で、不作の年はクマが山の中だけでは必要なカロリーを確保できません。その結果、クマは本来の行動圏を広げ、夜間に里山へ降り、人家近くまで来てしまうのです。

もう一つ大きな要因として、人間側の生活圏の変化があります。人口減少で人里の耕作放棄地が増え、草木が伸びて山と生活圏の境界が曖昧になると、クマが入り込むハードルが下がります。さらに、家庭ゴミや無施錠の物置など、匂いの強いものが放置されると、それが「簡単に手に入るエサ」としてクマの行動を変えるきっかけになります。

クマが人里に出てくるのは、攻撃性が増したからではなく、山の食糧事情と環境が変わった結果にすぎません。生態と背景を知っておくことは、被害を防ぐ第一歩になります。

ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「蟹」についてのアンケートを実施しました。

・調査期間:2025年11月
・調査機関:株式会社ナビット
・調査対象:20代~80代の男女
・有効回答数:1000人
・調査方法:Web

8割近くの人はクマの出没に不安を感じている

【調査】
クマの出没に対して不安を感じますか?(対象:1,000人)

クマの出没に関して不安を感じますか?という質問に対して「感じる」と回答された人が43.0%「どちらかといえば感じる」と回答された人が35.9%で合計すると78.9%もの人がクマの出没に対して不安を抱いていることがわかります。

クマ被害は人的被害が一番心配

【調査】
クマ被害と聞いて一番に連想するものは何ですか? (対象:1,000人)

クマの被害で連想することについてのアンケートです。一番に連想されるのは「人的被害」81.6%という圧倒的に多数という結果になりました。次に「農作物被害」12.6%「家畜被害」1.7%と続いています。

情報はテレビ・ラジオ・インターネットで収集する

【調査】
クマの被害の情報を何で知ることが多いですか? (対象:1,000人) ※回答数 1,503

クマ被害を知る情報ソースについて複数回答で回答をいただきました。「新聞・テレビ・ラジオ」が一番多く821人で、次に多かったのが「SNS・インターネット」429人という結果になりました。

全体の7割が殺処分やむなしという回答

【調査】
住宅地に出没した際の対処法として適切だと思うものは何ですか?(対象:1,000人)

クマに対する対処法として何が適切かについてのアンケートでは「かわいそうだが殺処分はやむを得ない」と回答された人が一番多く46.9%で、次に多かったのが「危険だから早急に殺処分すべき」と回答された人が24.6%という結果になりました。

クマを生かす対策を

今回は、「クマ対策において政府や自治体に求めることがあれば教えてください」という質問をフリー回答で実施しました。一部回答を原文ままピックアップしてみます。

「クマが人里に降りてくるのは、クマが食べるドングリが少ないのが原因だと聞きました。時間はかかるかも知れませんがブナ科の植物を今後育ててもらいたいと思います」

「ドローンを使ってドングリを山に巻くことはできないかやメガソーラーが増えたからクマの居場所がないのでは?など検討してほしい」

「全てのクマを駆除するべきなのだろうか?何か他に方法は無いのだろうか?人に被害が及ぶのは、困るがクマだけが悪い訳ではないと思うので、駆除対策の他にも対策を考えて欲しい」

今回の自由回答では、さまざまな方向に意見が分かれているのが印象的でした。人間が被害に遭うのは困るのですが、クマの命も大切な命の一つだということがわかる回答でした。特に目についたのは、メガソーラーでクマの食べ物や居場所を奪ってしまったのが原因ではないか、や今からでも植林をしてクマの食べ物を増やしてあげたらいいのではないかなど、活発な意見が多くみられました。

クマの農作物被害が地域にもたらすもの

クマによる農作物被害は、「畑の作物を食べられた」という単純な話では終わりません。実際には、地域全体にじわじわと影響が広がる「連鎖」のようなものが起きます。

まず直撃するのは生産者です。とうもろこし、柿、栗、ブドウなど、クマが好む作物は多く、収穫直前の「最も糖度が高い時期」に荒らされることが珍しくありません。1年をかけて育ててきた実りが瞬時に失われるダメージは大きく、意欲の低下や作付け縮小につながることもあります。

さらに深刻なのは、「被害の再発性」です。クマは一度おいしいエサを見つけると記憶し、翌年も同じ場所に現れます。結果として対策コストが膨らみ、電気柵の導入・補修、見回りの増加など、人と時間の負担が積み重なります。高齢化の進む農村では、この「負担」が地域そのものの衰退に直結しやすいのが現実です。

そして地域経済にも影響します。特産品の不安定化や観光農園の休止、安全性への不安がイメージとして広がると、外からの人の流れが鈍ります。クマ被害は自然との共存の問題でありながら、同時に「地域の持続性」にかかわるテーマでもあるのです。

一度荒らされると何が起きるのか。その背後には、作物だけではなく、地域の暮らしと経済まで揺らす深い連鎖があります。

「1000人アンケート」とは

「1000人アンケート」は、回答モニター付きのアンケートサービスです。回答モニターは主婦を中心とした全国63,400人のうちの1000人がアンケートにお答えします。カード決済のWebサービスですので、24時間365日稼働しており、ビジネスのスピード感を阻害しません。プリセットを使ったアシスト機能で始めての方でも簡単にアンケートが始められます。

1000人アンケートの特長

1.アシスト機能を使って設問を自分で編集

2. 全国63,400人の主婦層(20代~)が最短2日で回答

3. データレポートやテキストマイニングも対応(オプション)

4. カード決済なのでいつでもアンケート実施が可能

1000人アンケート価格表

ナビットの「1000人アンケート」是非ご利用ください!

★「1000人アンケート」詳細はこちら★
https://survey.navit-research.jp/

★「1000人アンケート」お申し込みはこちら★
https://survey.navit-research.jp/welcome/sign_up


【会社概要】
■会社名 株式会社ナビット
■代表者 代表取締役 福井泰代
■設 立 2001年1月
■所在地 東京都千代田区九段南1-5-5 九段サウスサイドスクエア8F
■TEL 03-5215-5713
■FAX 03-5215-5702
■URL https://www.navit-j.com/
■E-Mail webmaster@navit-j.com

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・事前に株式会社ナビット 広報担当まで連絡頂けますようお願い申し上げます。
・クレジットと出典元のリンクを明記していただきますようお願い申し上げます。

<例>「株式会社ナビット(データ活用なう)が実施した調査結果によると…
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会社概要

株式会社ナビット

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URL
https://www.navit-j.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区九段南1-5-5 九段サウスサイドスクエア8階
電話番号
03-5215-5713
代表者名
福井 泰代
上場
未上場
資本金
9950万円
設立
2001年01月