ラボ用ろ過製品の市場規模、2026年に53億米ドル到達予測

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株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「ラボ用ろ過製品の世界市場 (~2026年):製品 (ろ過材・ろ過アセンブリー・付属品)・技術 (限外ろ過・精密ろ過・ナノろ過・逆浸透)・エンドユーザー (製薬・バイオ製薬・食品&飲料・学術機関)・地域別」(MarketsandMarkets)の販売を12月9日より開始いたしました。

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ラボ用ろ過製品の市場規模は、2021年の36億米ドルからCAGR7.8%で成長し、2026年には53億米ドルに達すると予測されています。同市場の成長の要因には、製薬・バイオ医薬品業界における研究開発費の増加、膜ろ過技術に対する需要の高まり、エンドユーザーセグメントにおける純度要求の増加、高分子バイオ医薬品の開発に対する注目の高まりなどが挙げられます。一方、システムのコストの高さが、今後の市場の成長を抑制することが予想されます。


COVID-19がラボ用ろ過製品市場に与える影響

COVID-19パンデミックへの対策として、既存の製薬会社やバイオ製薬会社、そして小規模なスタートアップ企業が、この感染症を標的とした治療法やワクチンの開発に乗り出しています。また、パンデミックによる経済的・社会的負担を受けて、世界各国の政府機関はワクチン開発・製造への支援を強化しており、COVID-19研究用のラボ用ろ過製品の採用増加につながっています。ワクチンの開発・製造には、さまざまなろ過技術が用いられています。流体媒体からの浮遊物質の除去など、ワクチンの清澄化は、製品の回収やその後の下流精製に影響を与える重要なステップです。

ろ過・精製を含む、ワクチン開発の下流工程をサポートするために、バイオ医薬品企業は様々なろ過技術や材料を選択しています。例えば、2020年9月、Merck Milliporeは、ワクチン開発のプロセスを促進するために、12億IDR(0.86億米ドル)相当の研究機器・材料を、Eijkman Institute for Molecular Biology(インドネシア)へ寄贈しました。これは、高品質なタイプ3の純水を生成する浄水システムで、前処理用の逆浸透膜が組み込まれており、高い性能を発揮します。

牽引要因:製薬・バイオテクノロジー業界における研究開発費の増加

製薬会社やバイオテクノロジー企業は、新薬の製造にラボ用ろ過製品を使用しています。バイオテクノロジーに基づく医薬品の重要性は高まっており、Evaluate Pharma社によると、2026年には、処方薬とOTC薬の売上高に占めるバイオ製品の割合は、2020年の30%から37%になる見込みです。また、2026年には、売れ筋の医薬品100品目のうち半分以上をバイオ医薬品が占めると予測されています(出典:Evaluate Pharma社)。

製薬会社は、高品質で革新的な製品を市場に投入するために研究開発に投資しています。この傾向は、上位の製薬企業が、長期的に投資効果を見込むために多額の研究開発投資を行い、共同研究開発を行うことで、研究開発効率を高めていることを示唆しています。Evaluate Pharma社によると、2016年の世界の医薬品の研究開発費は1,600億米ドルとされており、この数字は2026年には2,540億米ドルに達する見込みです。過去の報告書によると、この研究開発費は2019年から2026年の間に4.2%のCAGRで安定的に成長し、2,540億米ドルに達すると予想されていますが、これは2012年から2019年の間の4.7%という過去のCAGRよりも緩やかなものです。




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設立
1995年01月