マイナビウエディング、「2024 年 結婚・結婚式の実態調査」を発表
結婚式を行った・行う予定の人は約6割。フォトウエディング後に家族で集う新スタイル、「フォト会食」が人気「撮影時に食事をした」割合は前年比13.0pt増の40.3%
〈TOPICS〉
結婚式を行った・行う予定の人は、約6割【図1】
結婚式の招待人数は増加傾向で、「60人以上」が4割強。挙式費用の平均は320.5万円となり、前年比で18.5万円増加【図2、3、4】
フォトウエディング実施者において、「撮影の際に食事をした」割合は前年比13.0pt 増で40.3%。撮影価格の平均は22万円。「40万円以上」の割合も増加傾向【図5、6】
【調査概要】
◆結婚式を行った・行う予定の人は、約6割
2023年7月から2024年6月までに結婚した20~49歳男女のうち「結婚式を行った」(「挙式・披露宴どちらも行った」+「挙式のみ行った」+「披露宴・ウエディングパーティのみ行った」の合計)割合は36.0%(前年比4.8pt減)、行う予定の人は22.2%(前年比 0.2pt 増)だった。合計で約6割の人が結婚式を行った、もしくは行う予定であることがわかった。【図1】
【図1】
◆結婚式の招待人数は増加傾向で、「60人以上」が4割強。挙式費用の平均は320.5万円となり、前年比で18.5 万円増加
結婚式を行った人の招待人数の平均は56.6人となり、前年比で6.8人増加した。
招待人数別に前年との増減をみると、60人以上の挙式が増加傾向であり、「60人~90人未満」24.9%(前年比4.2pt増)、「90人以上」15.6%(前年比3.7pt増)となり、合計すると、60人以上で実施する人は4割を超えた。【図2】
結婚式の内容についてきくと、前年と比較して増加幅が大きかったのは「二次会を行う(44.1%)」が前年比 4.8pt増、「会社の上司や恩師を招待する(43.6%)」が前年比4.5pt増だった。新型コロナウイルスにより、招待人数は減少傾向であったが、平時に戻ったことで、 お披露目をする範囲が広がってきていることがうかがえる。【図3】
また、招待人数の増加に伴い結婚式費用も増加傾向であり、2024年の平均は320.5万円で、前年よりも18.5万円増加した。【図4】
【図2】
【図3】
【図4】
◆フォトウエディング実施者において、「撮影の際に食事をした」割合は前年比13.0pt 増で40.3%。撮影価格の平均は22万円。「40万円以上」の割合も増加傾向
結婚式の実施について、写真のみと答えた人(「フォトウエディング実施済み」+「検討中」の合計)は20.1%(前年比0.5pt減)だった。なかでも撮影時に食事を行う傾向が高まっており、「撮影+食事」をした人の合計は、前年比13.0pt増の40.3%だった。昨今は、このような需要の高まりから、フォトウエディング撮影のあと、会食が可能なプランを準備する事業者も増えている。
内訳をみると、ふたりで食事をするだけではなく、「家族で食事(18.2%)」と答えた人も前年から3.3pt増加した。撮影の場に家族にも立ち会ってもらうことで、フォトウエディングを『家族との記念の場』としている様子もうかがえる。【図5】
また、フォトウエディングの撮影価格は、平均22.0万円(前年比+2.5万円)だった。特に「40万円以上」16.0%(前年比:5.5pt増)と答えた人が増加しており、フォトウエディングにかける費用が増加傾向であることがわかる。【図6】
【図5】
【図 6】
【総評】
2024年の調査では、ようやく新型コロナウイルスの影響も少なくなったことで、カップルが望む形での“結婚式のスタイル”を選択しやすい年だったことがうかがえました。
中でも注目は、結婚というライフイベントを特別な写真で残したいというユーザーのこだわりがますます強くなっていることです。今回の調査では、ウエディングフォトの撮影と食事会(ふたりで楽しむ食事や、「顔合わせ以上結婚式未満」と言える家族との会食)を組み合わせた新しいスタイルが生まれていることもわかりました。今後、夫婦旅行や家族旅行などと組み合わせてウエディングフォトを撮影するような“フォト&モア”の考え方が浸透していく可能性もありそうです。
ユーザーの価値観がどんどん多様化する中、結婚式の形も時代の変化に合わせてアップデートしていくことが必要でしょう。事実、結婚式を挙げずフォトウエディングもしない人は、年々増加傾向にあり、その背景として、コロナ禍で結婚式に招待する人が限定されたことにより、若い世代では特に結婚式に招待された経験が全くないまま、自身が結婚をする世代になった人も多くいることが一因と考えられます。また、自分たちが主役になってゲストのなかに立つこと、そこに時間と予算をかけることなどに対して、自信が持てず不安を感じる傾向もあるようです。
ただ、結婚というライフイベントを自分たちの納得できる何らかの形で祝いたいという思いは依然多くの人が共通して持っています。これまでの限定されたスタイルや選択肢ではなく、もっと自由に、安心して自分たちらしさを優先できるさまざまな「結婚を人生に刻む方法」が求められているように思います。
マイナビウエディング編集長 片山裕美
【調査概要】マイナビウエディング「2024年 結婚・結婚式の実態調査」
調査期間/2024年7月29日(月)~ 7月31日(水)
調査方法/インターネット調査
調査対象/
①2023年7月~2024年6月までに結婚した全国の20~49歳までの男女
②2023年7月~2024年6月に結婚式を実施した全国の20~49歳までの男女
有効回答数/①1,146名 ②850名
調査機関/株式会社マイナビ『マイナビウエディング』(パネル提供元:外部調査会社)
※調査結果の詳細は下記「マイナビウエディング 調査・データ」で公開しています
https://wedding.mynavi.jp/contents/special_contents/mw_marketdata/
※2024年版より、各年代の婚姻件数(令和3年厚生労働省人口動態調査)に合わせてウエイトバック集計を行った推計値を掲載しています。
前年までのデータを含めすべてウエイトバック集計を行った推計値となります。
そのため、2023年以前の「結婚・結婚式の実態調査」と数値が異なりますので、過去の調査をダウンロードする際はご注意ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 商品サービス
- ビジネスカテゴリ
- 恋愛・結婚マーケティング・リサーチ
- ダウンロード