ビーチで拾った海洋プラスチック廃棄物が建材へ生まれ変わる ワークショップとビーチクリーン活動を実施しました(ニュースリリース)
NPO法人UMINARIとの共同イベント
■ イベント実施の背景
現在、既存の海洋プラスチック廃棄物の総量は1億5000万トンを超え、1年間に800万トンのプラスチックが海洋中に放出されております。このペースで海洋環境にプラスチックが排出される場合、2050年までに海洋プラスチック廃棄物の総重量が魚の総重量を超えると言われています。
※出典:WWFジャパン(https://www.wwf.or.jp/)
世界的に深刻な海洋プラスチック廃棄物問題に対し、弊社社員の1人が学生時代からUMINARIに所属して積極的に活動していることを機に、社内有志メンバーで今夏に初めてビーチクリーン活動に参加いたしました。ビーチクリーンに取り組む前に「海洋プラスチック廃棄物問題」についてのワークショップも実施し、知識をインプットした上でビーチクリーンをしたところ、一見綺麗なようでよく見るとマイクロプラスチックが多数あり、環境問題の実態を目の当たりにしました。
鵠沼海岸近くで当社が計画中のリノベーションマンションの内装に、海洋プラスチック廃棄物をアップサイクルして建材として使い、完成後はリノベーションマンションを見学していただくだけでなく、海をきれいに守ることを自分事として考えてもらえるような機会を設けたい、という思いもあり今回のイベント実施に至りました。
■イベントの様子
今回のイベントは、UMINARIが定期的に行っているビーチクリーン活動に参加される方を、リノベーションマンションの完成お披露目会にお招きしました。鵠沼海岸という立地だからこそ、屋外と室内の境目を感じなくなるように工夫した間取りや空間の使い方など、こだわったポイントを説明し、リノベーションした室内を見学していただきました。また、玄関アイストップに施した、目の前の鵠沼海岸で拾って制作した海洋プラスチック廃棄物アップサイクルタイルを記念にお持ち帰りいただきました。
見学後は鵠沼海岸に移動し、UMINARIによる海洋プラスチック廃棄物問題のワークショップを実施いただきました。マイクロプラスチックは有害物質を吸着するため、餌と間違えて食べてしまった魚に有害物質が溜まり、それを食べた人間にも健康被害をおよぼすなど、プラスチック廃棄物が海に流れると起こりうる問題についてインプットした後、ビーチクリーン活動を行いました。1つ1つは細かく小さな廃棄物でしたが、短時間でもみんなで集めると2キロを超える量のゴミが拾うことができました。実際にビーチに落ちているゴミを目の当たりにし、手に取って拾うことで、海洋プラスチック廃棄物問題について実感し、考えられるきっかけにつながりました。今回のビーチクリーンで拾った海洋プラスチック廃棄物の一部は建材にアップサイクルして、今後継続する当社のリノベーションマンション「海プロジェクト」シリーズにて採用予定です。
■ 参加されたみなさまからのご感想
感想①(UMINARIの方)
今回のイベントでリノベーションマンションを初めて見学しましたが、リビングから屋外にかけてシームレスなつくりで開放感があるところが特に素敵でした。思い描くライフスタイルに合わせて家を選びたい私にとって、リノベ住宅は選択肢の一つになりました!
感想②(UMINARIの方)
アップサイクルと言われるものが増えてきている中で、'たしかな' 価値向上を空間として体感することができてとてもよかったです。また、こうした取り組みや表現があることで、その前にあるビーチクリーンの活動にもわくわく感が生まれるのではないかと期待しています。
感想③(一般の方)
初めてリノベーションマンションを見学させていただき、地域性に合わせたつくりだけでなく環境にも配慮したデザインがとても魅力的でした!ビーチクリーンで集めたゴミがこんな形で日常生活に取り入れられることを、もっと多くの人に知ってもらいたいと思いました!
■NPO法人「UMINARI」
「uminari = 海の声」の代弁者として、2017年より海の豊かさの保全と発信に取り組むZ世代主導のNPO法人。「日本の未来に、豊かな海を残す」というビジョンのもと、教育事業やビーチクリーン事業、調査研究事業の他、世代や業種・形態の垣根を超えたあらゆるセクターとの協働を推進。
公式HP:https://uminari.org/1-1-1-2-1-1-1-2
公式Instagram:https://www.instagram.com/uminari.2017/
■イベント概要
開催日:2023年11月25日(土)
実施場所:鵠沼サーフビレッジ(神奈川県藤沢市鵠沼海岸1-17-3)
協力:NPO法人「UMINARI」
参加人数:18名(一般8名、UMINARI4名、コスモスイニシア6名)
|コスモスイニシアについて|(本社:東京都港区、社長:髙智 亮大朗、HP:https://www.cigr.co.jp/)
コスモスイニシアは、新築マンション・一戸建、リノベーションマンションなどの住まいを提供するレジデンシャル事業、投資用・事業用不動産の開発・仲介・賃貸管理などを行うソリューション事業、ファミリー・グループでの中長期滞在に対応するアパートメントホテルなどの開発・運営を行う宿泊事業を展開しています。社会の変化とニーズの多様化とともに事業領域を拡大し、都市環境をプロデュースする企業へと進化を続けています。
私たちは、ミッション『「Next GOOD」 お客さまへ。社会へ。⼀歩先の発想で、⼀歩先の価値を。』 の実現に向けて全ての経営活動においてCSVを実践していきます。これからも、期待を超える安心や喜びをもたらす価値を追求し、商品・サービスの提供を通じて社会課題を解決するため、より多くの「Next GOOD」を、お客さま、社会と共に創ってまいります。
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