IoTプラットフォームの競合情勢:市場規模は2026年に280億米ドル到達予想
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「IoTプラットフォームの競合情勢とデータベース(2021年)」(IoT Analytics GmbH)の販売を12月13日より開始いたしました。
【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/iot1038988-iot-platforms-competitive-landscape-database.html
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IoTプラットフォームとは、IoTソリューションを構築・管理するための専用ソフトウェアツールです。市場は、アプリケーションの有効化および管理、デバイスの管理、データの管理、通信事業者の接続性および管理、IoTベースのIaaS(Infrastructure-as-a-Service)の、5種類のプラットフォームに分類されます。
IoTプラットフォーム企業の淘汰
2015年から2019年にかけて、IoTプラットフォームの企業数は、260社から620社へと2倍以上に増えました。しかし、2019年以降、その数は613社とわずかに減少しています。この企業数の減少に対し、その市場規模は大幅に拡大しています。IoTプラットフォーム市場は2020年に50億米ドルが投じられた後、CAGR33%で成長し、2026年には280億米ドルに達すると予想されています。この成長の背景には、クラウドベースのIoTプラットフォームの急速な普及と、IoTプラットフォームを作るのではなく買うことを選択する顧客の増加があります。
全体の58%に相当する、多くのIoTプラットフォームは、アプリケーションの管理および有効化機能を提供しています。データ管理を提供しているIoTプラットフォームは全体の43%、デバイス管理を提供しているものは35%です。一方で、IoT通信事業者管理機能(7%)やインフラサービスおよびIaaS(3%)を提供するものは多くありません。
過去2年間で、188社のIoTプラットフォーム企業が事業を廃止
2019年に確認された620社のIoTプラットフォーム企業のうち、426社は2021年にも存続し活動しています。しかし、そのうちの188社は、IoTプラットフォーム企業とは見なされなくなっています。また、2019年以降に、182社の新しいIoTプラットフォーム企業が登場しています。市場全体のプレーヤーの30%が事業を廃止し、同時に同じ割合で市場に参加した企業が存在するという事は、市場環境が非常にダイナミックであることを示しています。
多くのプラットフォームがビジネスモデルを方向転換している
この2年間で、30社のプラットフォームがアプリケーションに軸足を移し、あるいは、横型のIoTプラットフォームではなく縦型のソリューションを提供するようになり、10社がセキュリティプラットフォームを提供するようになりました。これらの企業は、ソフトウェアプラットフォームの維持に何百万米ドルもの投資を選択するのではなく、特定のアプリケーションへの需要に応じることで、垂直方向に特化したソリューションで競争力を構築しています。このように、ソリューションに軸足を置く傾向は、数字が示す以上に顕著です。現在のIoTプラットフォーム企業のほとんどが、プラットフォームの提供と並行して、バーティカルソリューションを提供しています。
市場は数社のプロバイダーに集約
IoTプラットフォームでは市場の集約が続いており、現在では上位10社が市場全体のほぼ3分の2に相当する65%を占めています。ハイパースケーラー(Microsoft、AWS、Google Cloud、Alibaba、その他一部の企業)が市場のリーダーとなり、年率50%以上の成長率で市場全体を凌駕し続けています。
AWSもMicrosoftも、成長を続けるIoTプラットフォームサービスのポートフォリオに新しい機能を追加し続けています。今年初め、AWSはAWS SiteWise Edgeをユーザーに紹介しました。このサービスで、低遅延やセキュリティ上の改良から、顧客は産業用データをオンプレミスに保つことができるようになりました。Microsoftは、カメラやセンサーを活用してスマートスペースを実現する小売業者向けIoTソリューションの新機能を紹介しました。さらに、Azure Digital Twinsを使ったビル管理についても紹介しており、自社のクラウドサービスの一環として、Digital Twinsの共有データモデルの標準化を目指しています。
APAC(アジア太平洋)と中国におけるIoTプラットフォームの増加
2021年6月、中国政府は、2023年までに国際的な影響力を持つ3~5の産業用IoT(IIoT)プラットフォームをメイド・イン・チャイナにするという目標を発表しました。中国を中心としたAPACのベンダー数は、2019年の16%から2021年には22%に増加しています。IoTプラットフォーム企業の44%は、依然として北米に本社を置いています。一方、IoTプラットフォーム企業の本社所在数の上位5位に、深圳と北京が入っています。中国のIoTプラットフォーム企業は66社あり、tuya、Alibaba Cloud、Baidu IoT Core、Huawei Connection Management Platformなどが挙げられます。
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