朝日新聞連載小説『国宝』 史上初の年間文庫1位・2位独占
原作映画も興行収入過去最高に 朝日新聞 「国宝特別紙面」を発行
〈報道関係のみなさま〉
映画『国宝』(監督:李相日、主演:吉沢亮)が今年6月の公開以降、邦画の実写作品として興行収入の国内最高額を22年ぶりに更新するなど快進撃を続ける中で、2017年から18年に朝日新聞紙上に連載された吉田修一さんの原作本の文庫上下巻(朝日新聞出版)が「オリコン年間文庫ランキング 2025」で売り上げ部数の1位、2位を独占する史上初めての快挙を達成しました。朝日新聞社(代表取締役社長CEO:角田克)は小説と映画の「国宝」のヒットを記念し、「国宝特別紙面」(4ページ)を4万部発行し、全国の書店や朝日新聞社主催のイベントなどで配布しています。
原作本 年間文庫1位・2位を独占

オリコンによると、小説『国宝』はすでに累計発行部数が200万部を超えていますが、上下巻構成の文庫は『国宝 上 青春篇』の期間内売上が74.1万部で1位、下巻『国宝 下 花道篇』が64.9万部で2位になりました。同一シリーズが1位・2位を独占するのは史上初めてです。また、期間内売上が70万部を超えるのは、2017年『君の膵臓をたべたい』以来、8年ぶりとなります。
特別紙面では吉田×李対談も
同名小説が原作の映画『国宝』(監督:李相日、主演:吉沢亮)も今年興行収入が173.7億円となり、邦画の実写作品の興行収入の歴代最高を更新しました。邦画実写作品ではこれまで、2003年の「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」の173.5億円が最高でした。『国宝』は主演の吉沢さん、共演の横浜流星さんらの好演もあって、22年ぶりに記録を塗り替え、観客動員数も1000万人を突破。いまも全国で上映が続くなど快進撃がとまりません。

朝日新聞の特別紙面では、1面に著者の吉田修一さんと李相日監督の対談を掲載。吉田さんは「侵食しあう現実と舞台が物語の迫力になり、映画の大きさにつながっている」と語り、李監督は原作再現よりも、芯がぶれないよう骨髄を吸い尽くすように作ったと明かしています。そのほか、「国宝」誕生に立ち会った朝日新聞出版書籍編集部の編集委員が、舞台裏を明かした記事も掲載。「国宝」は、取材と考証や資料収集だけでなく、確かな校閲といったバックアップが必要になるとして、「新聞小説でなければ成立しなかった作品だった」と振り返っています。
朝日新聞デジタル版や「AERA DIGITAL」でも特集ページ

朝日新聞社では魅力あふれる『国宝』の世界にどっぷり浸ってもらおうと、グループあげてさまざまなデジタルコンテンツも用意しています。朝日新聞のデジタル版に設けた「『国宝』現象」と題したトピックスページでは新聞紙面はもちろん、デジタル配信されたものも含め、原作者の吉田修一さんの大型インタビューなど「国宝」関連のコンテンツが一覧できます。朝日新聞出版の「AERA DIGITAL」でも「国宝」ページを設け、独自のコンテンツを提供しています。
朝日新聞の連載小説は、創刊と同じ1879(明治12)年に始まり、145年の歴史があります。40歳の時に朝日新聞社に入社した夏目漱石の「それから」「心」も連載小説発。三浦綾子の「氷点」はドラマ化され、最終回の視聴率が40%を超えるなどブームを巻き起こしました。
現在は、柚木麻子さんの「あおぞら」を連載中。1950年代の東京を舞台に、シングルマザーの女性が保育園の設立に尽力する物語は、読者から好評が寄せられています。
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