朝日新聞社、編集業務に文章校正AI「Typoless」を活用
AIの積極活用で業務効率化と品質向上を推進

株式会社朝日新聞社(代表取締役社長CEO:角田克)は、新聞製作の中核を担う統合編集システム「marche(マルシェ)」の校正支援に、自社開発の文章校正AI「Typoless」を本格導入しました。
■導入の背景
当社では、全社でAIの利活用を進めるという方針のもと、全社横断的な「AI委員会」を設置し、業務のあらゆる場面でのAI活用とDXを推進しています。 報道の最前線においては、正確かつ迅速な情報発信が求められます。従来はルールベースの校正ソフトを使用していましたが、より高度な文脈理解と、時代とともに変化する言葉の用例(ジェンダー表現など)に即座に対応するため、文章校正AI「Typoless」へ切り替えました。AIの積極活用で業務効率化と品質向上を推進するだけでなく、日々の新聞に掲載する膨大な記事とその校正履歴を学習することにより、AIのさらなる精度向上も期待できます。

■Typolessとは
「Typoless」は、「ことばのプロ」である新聞社のノウハウと最先端のAIにより実現した新しい校正支援サービスです。朝日新聞の膨大な記事校正履歴データを学習したAIに、約10万個の校正ルール辞書を搭載。ユーザーが独自に登録するカスタム辞書、文章を読みやすく整える「良文サポート」、炎上リスクチェック、Microsoft Word/Excel/PowerPointアドインでの校正、PDFファイルの校正などの便利な機能も搭載しています。朝日新聞社内で自然言語処理などのAI研究を行う「メディア研究開発センター」が開発し、2023年10月にサービスを開始しました。国際認証「ISO/IEC27001:2022」を取得しており、安全なセキュリティー環境のもと、安心してご利用いただけます。シンプルでわかりやすいデザインや新聞社ならではの独自性、専門知識や信頼性に基づいたサービスが評価され、2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。
今後も文章校正や情報発信にかかわる業務効率改善、誤植や不適切表現に起因するブランド毀損や炎上などのリスクマネジメントに貢献するため、さらなる機能・サービスの向上に取り組んでまいります。
※Microsoft Word/Excel/PowerPointは Microsoft 365 アプリの一つです。Microsoft 365 は、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。Microsoft 365 は、Microsoft Corporationが提供するサービスの名称です。
■Typolessの新機能や使い方を紹介するウェビナーを毎月2回開催
Typolessの最新情報や便利な使い方をご紹介します。開発担当者がご質問にお答えするQ&Aの時間もあります。Typolessウェブサイト( https://typoless.asahi.com )からお申し込みください。
・使い方ウェビナー: 2026年1月14日(水) 12:30~13:30、Zoomにて
・ご相談ウェビナー(ご利用者様向け): 2025年12月17日(水)12:30~13:30、Zoomにて
■Typolessのプラン(まずは無料トライアルをお試しください)
個人向けのスタンダード、プレミアム、プレミアム+Plus、法人向けのエンタープライズ、エンタープライズ+Plusの計5プランとAPI連携プランを提供しています。個人向けプランとAPI連携プランは14日間、法人向けプランは30日間の無料トライアルが可能です。法人向けプランは6ID以上のご契約で割引があり、年払いは通常料金から15%OFFになります。大人数や複数部門でのご利用はエンタープライズ+Plusプラン30IDが年間99万円(税込み)で使えるお得な「法人バリューパック」がおススメです。
・Typolessの料金プラン https://typoless.asahi.com/price
・Typoless法人バリューパック https://typoless.asahi.com/valuepack
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朝日新聞社 メディア事業本部
サービス開発部/
ビジネスソリューション部
E-mail typoless-support@asahi.com
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