【子どもの家庭学習】2人に1人以上の保護者が「悩みアリ」。最大の壁は「自主的に取り組まない」こと
株式会社NEXER・子どもの家庭学習での悩みに関する調査

■子どもの家庭学習での悩みは?
子どもの学力向上と学習習慣は、保護者にとって尽きない関心事です。多くの家庭が学校の宿題や自宅での予習・復習などの「家庭学習」に力を入れる一方で、さまざまな壁に直面しています。
ということで今回は家庭教師のファミリーと共同で、子どもがいる全国の男女250名を対象に「子どもの家庭学習での悩み」についてのアンケートをおこない、その結果をサイト内にて公開したので紹介します。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXERと家庭教師のファミリーによる調査」である旨の記載
・家庭教師のファミリー(https://www.nobiru.jp/)へのリンク設置
・該当記事(https://www.nobiru.jp/column/learning-hint/children-learning-research.php)へのリンク設置
「子どもの家庭学習での悩みに関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2025年11月5日 ~ 11月10日
調査対象者:子どもがいる全国の男女
有効回答:250サンプル
質問内容:
質問1:子どもの家庭学習について、最も大きな悩みを教えてください。
質問2:具体的にどのような場面でその悩みを感じますか?
質問3:子どもの家庭学習を習慣化出来ていると感じますか?
質問4:家庭学習を習慣化できている理由は何だと思いますか?
質問5:家庭学習を習慣化できていない理由は何だと思いますか?
質問6:家庭学習を習慣化するために工夫していることがあれば教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■52.8%が、子どもの家庭学習について悩みが「ある」
まずは、子どもの家庭学習について悩みはあるかを聞いてみました。

保護者の半数以上、52.8%が子どもの家庭学習に悩みがあると回答しており、多くの家庭にとって学習サポートが大きな負担となっている現状を示します。
悩みがない家庭とほぼ同等な点から、習慣化や自主性の獲得が大きく両極化していることが伺えます。
次に、子どもの家庭学習についてもっとも大きな悩みは何かを聞いてみました。

最も大きな悩みは「自主的に取り組まない」ことで、約4割と圧倒的な割合を占めました。
保護者が子どもの「やる気」や「主体性」を引き出すことに苦労していることが分かります。
次に多かった「集中力が続かない」と合わせ、動機づけの難しさが最大の壁のようです。
次に、具体的にどのような場面で悩みを感じるのか、選択肢別に聞いてみました。
自主的に取り組まない
・学校の宿題を言われないとやらない。(40代・男性)
・勉強をしなさいと言わないようにしようと努力するけど、そうすると一向にする様子がなくイライラしていました。ストレスでした。(50代・女性)
・帰ってきてすぐゲームをする。宿題を後回しにする。(50代・男性)
集中力が続かない
・やる気はあるが集中力がなくやりながら他の事に興味がいってしまっており、なかなか身にならない様子に悩んでいます。(30代・女性)
・やり始めたのは良いけれど、すぐに飽きて寝転がってしまう。(40代・女性)
・宿題以外の問題集などに取り組むときに最初だけ真剣にやって段々と飽きが来ているときが多い。(40代・女性)
保護者が最も苦しんでいるのは、「指示待ち」の姿勢と、ゲームなど「誘惑への弱さ」が原因の子どもの自主性のなさのようです。
保護者はストレスを溜めながら、子どもの未来を案じている状況がコメントから伺えます。
■56.4%が、子どもの家庭学習を習慣化出来ていると「感じない」
続いて、子どもの家庭学習を習慣化出来ていると感じるかを聞いてみました。

家庭学習の習慣化については、「あまり感じない・まったく感じない」とする回答が56.4%を占め、習慣化できていないと感じる保護者が過半数を占めました。
多くの家庭で安定した学習リズムの確立が困難であるという現実を浮き彫りにしています。
一方、家庭学習を習慣化出来ていると「感じる」方は43.6%おり、さまざまな工夫によって習慣化に成功しているようです。
では、家庭学習を「習慣化できている」と回答した方はどのような理由でそう感じるのか聞いてみました。

習慣化できている最大の理由は「本人にやる気・向上心があるから」で、56.0%と突出しています。保護者のサポートよりも子どもの動機が習慣化の決定的な要因のようです。
次いで「目標設定」や「自然な習慣化」が挙がっており、自己決定や無理のない導入が成功の鍵です。
■63.8%が、家庭学習を習慣化できていない理由は「本人のやる気の問題」
さらに、家庭学習を習慣化できていない理由は何だと思うかを聞いてみました。

習慣化できていない理由は「本人のやる気の問題」が63.8%と圧倒的な数値でした。
次いで「ゲーム・スマホなどの誘惑」が約3割を占め、外部の誘惑と内発的な意欲の欠如が、習慣化を妨げる二大要因であることが明確になりました。
家庭学習が習慣化できていると感じる要因は何なのでしょうか。
そこで、習慣化するために工夫していることは何かを聞いてみました。
習慣化するために工夫していることは何?
・目標を作ること、子どもが苦痛にならない時間にすること。(30代・女性)
・夕飯の前に宿題を必ず済ませてからということを習慣化したから。(40代・女性)
・毎日ママ問題を作って、苦手分野を復習できるようにしている。親の手作りだと思うと、やらないといけないという気持ちが自然に湧くようだ。(40代・女性)
・0歳の時から通信教育をしていて、朝学習の習慣をつけました。歯磨きと同じようにやらないと気持ち悪いくらいになっています。(40代・女性)
・日課としてやらないと違和感を感じるように小さい頃から習慣化させた。(50代・女性)
家庭学習がスムーズに進んでいる家庭では、「自然な流れ」と「やる気をくすぐる工夫」を大切にしているようです。
ただ「勉強しなさい」と強制するのではなく、「夕飯前」や「朝」など、毎日の生活の一部に学習をそっと組み込むことで、歯磨きやお風呂と同じように「当たり前の習慣」にしています。
保護者の温かいサポートと、子どものペースに合ったリズムを早くから作ることが、成功の秘訣と言えそうです。
■まとめ
今回は、子どもの家庭学習での悩みに関する調査を行い、その結果について紹介しました。
保護者の過半数が「子どもの自主性の欠如」に悩んでおり、家庭学習の最大の壁であることが判明しました。
習慣化を妨げる最大の要因も「本人のやる気の問題」であり、意欲の引き出し方が教育の焦点となっています。
習慣化に成功している家庭は、「目標設定」や「生活リズムへの組み込み」を早期に行い、学習を義務ではなく日課とする仕組みを構築していました。
家庭学習の成功は、保護者の能動的な工夫と子どもの主体的な動機の連動にかかっているようです。
子どもの家庭学習での悩みを解決したいなら、家庭教師に頼ってみてはいかがでしょうか。
<記事等でのご利用にあたって>
・引用元が「株式会社NEXERと家庭教師のファミリーによる調査」である旨の記載
・家庭教師のファミリー(https://www.nobiru.jp/)へのリンク設置
・該当記事(https://www.nobiru.jp/column/learning-hint/children-learning-research.php)へのリンク設置
【家庭教師のファミリーについて】
社名:株式会社ファミリー
代表取締役:寺井 俊行
本社:〒001-0018 札幌市北区北18条西4丁目1番14号 18HTビル3階
TEL:011-708-1188
【株式会社NEXERについて】
本社:〒171-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
代表取締役:宮田 裕也
Tel:03-6890-4757
URL:https://www.nexer.co.jp
事業内容:インターネットリサーチ、SEO、WEB
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