【カプセルトイの需要実態調査】20歳以上の3割、19歳以下の7割がカプセルトイの購入経験あり、20~30代男女ではカプセルトイ専門店の認知が9割を突破!
カプセルトイ専門店利用者の6割以上が商品の購入意思を持って来店していることが明らかに
株式会社ハピネット(本社:東京都台東区、代表取締役社長:榎本 誠一、証券コード:7552、以下当社)は、全国の15歳未満の子どもから60歳以上の大人まで、男女770名を対象に、カプセルトイの需要動向に関する調査を実施したことをお知らせします。本調査では、2023年度の国内市場規模が前年度比5%増の640億円(※)と拡大が続くカプセルトイ市場における、幅広い年代層のカプセルトイの購入経験やカプセルトイ専門店の利用状況と来店動機などの需要動向の詳細が明らかになりました。
※ 出展:“2023年度の日本の玩具市場規模が初の1兆円超え 前年度比107.1%の1兆193億円で過去最高を更新”.一般社団法人 日本玩具協会. 2024-07-09. https://www.toys.or.jp/toukei_siryou_data.html
◆調査結果のまとめ◆
1)大人になってからカプセルトイを購入したことがある人の割合は35.0%
19歳以下でカプセルトイを購入したことがある人の割合は68.7%
中でも20~30代女性は半数以上が大人になってからの購入経験がありました。当社として初めて19歳以下の男女にも調査を実施し、男性(62.1%)に対し、女性(74.8%)の方が購入経験がある人の割合が高いことが判明しました。
2)2人に1人がカプセルトイ専門店の利用経験あり、20~30代男女における認知度は90%超え
中でも20~30代女性のカプセルトイ専門店の利用経験者の割合が、昨年の調査と比較して、それぞれ69.6%から78.6%、50.0%から67.3%と大きく増加しました。
3)商品の購入意思を持ってカプセルトイ専門店に来店する人は65%以上
特に20代男女の60%以上の人は、「欲しい商品が決まっている」状態で専門店を訪れていることが判明しました。
4)カプセルトイ専門店を利用する人は利用しない人よりも一度の購入機会で使用する金額が大きい傾向あり
一度の購入機会で使用する平均金額は「400円~1,000円未満(49.7%)」が最も多くなりました。カプセルトイ専門店の利用の有無で結果を比較すると、利用したことがある人では「400円~1,000円未満(58.3%)」、利用したことがない人では「400円未満(52.4%)」がそれぞれ最多でした。
5)カプセルトイの魅力は男女ともに「クオリティの高さ」が最多となる中、20代女性では「SNS映え」需要が増加
15歳未満の男女に限定すると、「機械を回す楽しさ」に魅力を感じる人の割合がそれぞれ男性35.8%と女性38.9%と、他世代よりも割合が高い結果になりました。カプセルトイ専門店の利用経験の有無で結果を比較すると、利用したことがある人では「クオリティの高さ(57.8%)」、利用したことがない人では「何が出るかかわらないドキドキ感(41.6%)」がそれぞれ1位になりました。
6)よく購入するカプセルトイは「キャラクター×フィギュア(38.7%)」が最多
よく購入するカプセルトイについて「ジャンル×形態」別に聞いたところ、「キャラクター×フィギュア(38.7%)」が最多となりました。女性に限定すると「キャラクター×キーホルダー」が1位という結果になりました。
1)大人になってからカプセルトイを購入したことがある人の割合は35.0%
19歳以下でカプセルトイを購入したことがある人の割合は68.7%
全国の20歳以上の男女(4,405名)にカプセルトイの購入経験を聞いたところ、大人になってからカプセルトイを購入している人の割合は35.0%となり、昨年の調査結果(35.6%)からはほぼ横ばいでした。性年代別にみると、「20代女性(52.5%)」「30代女性(51.2%)」と20~30代女性の2人に1人以上が大人になってからカプセルトイを購入したことがあるという結果となりました。さらに、すべての年代で男性よりも女性の方が大人になってからカプセルトイを購入している人の割合が高いことが明らかになりました。
また、全国の19歳以下の男女(2,051名)にもカプセルトイの購入経験を聞いたところ、カプセルトイを購入したことがある人の割合は68.7%となりました。性別で比較すると男性(62.1%)に対し、女性(74.8%)の方がカプセルトイの購入経験がある人の割合が高いことがわかりました。


※【質問2】以降は【質問1】で20歳以上の「大人になってからカプセルトイを購入している人(559名)」と19歳以下の「カプセルトイを購入したことがある人(211名)」の計770名に調査を実施しました。
2)2人に1人がカプセルトイ専門店の利用経験あり、20~30代男女における認知度は90%超え
カプセルトイ専門店の利用経験を調査したところ、全体(770名)の54.2%の人が「カプセルトイ専門店を利用したことがある」と回答しました。中でも20~30代女性でカプセルトイ専門店を利用したことがある人の割合が、昨年の調査と比較して、それぞれ69.6%から78.6%、50.0%から67.3%と大きく増加しました。
また、「利用したことは無いが、知っている(28.3%)」と合わせると全体の80%以上の人が、特に20~30代男女では90%以上の人がカプセルトイ専門店を知っているという結果になりました。

3)商品の購入意思を持ってカプセルトイ専門店に来店する人は65%以上
【質問2】で「カプセルトイ専門店を利用したことがある」と回答した人(417名)のうち、「欲しい商品が決まっている(36.7%)」「欲しい商品は決まっていないが何かを購入するつもり(29.0%)」と65%以上の人が商品の購入意思を持ってカプセルトイ専門店に来店していることが判明しました。特に20代男性の64.3%、20代女性の68.2%の人は、「欲しい商品が決まっている」状態、いわゆる目的買いのために、カプセルトイ専門店を訪れていることがわかりました。

4)カプセルトイ専門店を利用する人は利用しない人よりも一度の購入機会で使用する金額が大きい傾向あり
一度の購入機会でカプセルトイに使用する平均金額を聞いたところ、全体(770名)では「400円~1,000円未満(49.7%)」の割合が最も多くなりました。20代男女では「1,000円以上」使用する人の割合が25%を超えており、他の世代と比較して一度に複数個のカプセルトイを購入するユーザーが多いと考えられます。

また、20歳以上を対象にした昨年の調査結果と今回の20歳以上の調査結果(n=559)を比較すると、「400円~1,000円未満」の割合は47.1%から52.4%に5%以上増加していました。

さらに、カプセルトイ専門店の利用経験の有無で結果を比較すると、利用したことがある人は「400円~1,000円未満(58.3%)」が最多なのに対し、利用したことがない人は「400円未満(52.4%)」が最多となりました。専門店を利用する人の方が高価格帯のカプセルトイを購入する、または一度に複数個のカプセルトイを購入する傾向があることが推測されます。

5)カプセルトイの魅力は男女ともに「クオリティの高さ」が最多となる中、20代女性では「SNS映え」需要が増加
昨年の調査から引き続き、カプセルトイの魅力として「クオリティの高さ(49.2%)」を選択する人が最も多いという結果になりました。男女別で見ても男性49.5%、女性48.7%とどちらにおいても最多となりました。
20代女性では、「SNS映えする」を選択した人の割合が12.5%と突出しており、昨年の調査結果(7.1%)から5%以上増加していました。集めたカプセルトイを写真に撮り、ソーシャルメディアにアップして楽しむ人が増えていると考えられます。
15歳未満の男女に限定すると、「(カプセルトイの)機械を回す楽しさ」に魅力を感じる人の割合が男性35.8%、女性38.9%と他世代よりも高く、カプセルトイはもちろんのこと、自動販売機のハンドル部分を回す操作自体を楽しんでいる人が多いと推測されます。

また、カプセルトイ専門店の利用経験の有無で結果を比較すると、利用したことがある人では「クオリティの高さ(57.8%)」が、利用したことがない人では「何が出るかかわらないドキドキ感(41.6%)」がそれぞれ1位になりました。カプセルトイ専門店を利用する人はカプセルトイ自体に、利用しない人はカプセルトイを購入することで味わえる期待や緊張という感覚に魅力を感じる傾向があると考えられます。

6)よく購入するカプセルトイは「キャラクター×フィギュア(38.7%)」が最多
よく購入するカプセルトイについて「ジャンル×形態」別に聞いたところ、全体では「キャラクター×フィギュア(38.7%)」が最多となりました。男女で比較すると、男性では「キャラクター×フィギュア(43.8%)」が女性では「キャラクター×キーホルダー(41.1%)」が最も多く、「好きなキャラクターを飾りたい」男性と「好きなキャラクターを身近に置きたい」女性が多いと推測されます。


■ハピネットグループのカプセルトイ事業について
業界1位のシェアを誇る当社子会社の株式会社ハピネット・ベンディングサービスは、全国に約37万面のカプセルトイ自動販売機を設置・運営し、新たな顧客層とロケーションの開発に力を入れています。
2019年12月からは、「こころおどる、がココにある」をコンセプトにカプセルトイ専門店『gashacoco(ガシャココ)』を出店しています。幅広い品ぞろえと、毎週新商品が店頭に並ぶことで、いつ来てもドキドキとワクワクを感じ、ちょっとした喜びを体験できます。商業施設などを中心に、全国で127店舗(直営店105店舗・フランチャイズ22店舗、2024年12月末時点)を展開しています(ショップリスト:https://gashacoco.jp/shop-list/)。

また、2024年10月には海外子会社のHappinet America Inc.がアメリカテキサス州にて『GASHAPON BANDAI Official Shop US Grapevine Mills』の店舗運営を開始することで、アメリカのカプセルトイ市場へ進出しました。
[調査概要]
調査期間:質問1-1…2025年1月24日~28日
質問1-2…2025年1月24日~31日
質問2~6…2025年2月6日~2月13日
調査対象者:質問1-1…全国20歳以上の男女
質問1-2…全国19歳以下の男女
質問2~6…全国15歳未満~60歳以上の男女(性年代均等割付)
有効回答数:質問1-1…4,405名
質問1-2…2,051名
質問2~6…770名
調査委託先:Fastask(株式会社ジャストシステム提供)
調査方法:インターネット調査
■データ集(本文に掲載していないグラフデータ)
・【質問4】カプセルトイ専門店の利用経験の有無ごとの性年代別「一度の購入機会でカプセルトイに使用する平均金額」


・【質問5】カプセルトイ専門店の利用経験の有無ごとの性年代別「カプセルトイの魅力」


・【質問6】性年代別「よく購入するカプセルトイ」の全「ジャンル×形態」別結果
※各年代で最も割合が大きい回答(「該当なし」を除く)を黄色く色付け










株式会社ハピネット
https://www.happinet.co.jp/
東証プライム・証券コード 7552
代表者:榎本 誠一
設立:1969年6月7日
資本金:27億5,125万円
所在地:東京都台東区駒形 2丁目4番5号 駒形CAビル
事業内容:玩具・遊戯用具の企画・製造・販売/映像・音楽ソフト等の企画・製作・販売/ビデオゲームハード・ソフト等の企画・制作・販売/玩具自動販売機の設置・運営/アミューズメント施設用商品等の販売
玩具を中心に、映像・音楽ソフト、ビデオゲーム、アミューズメント関連商品を、いずれもトップクラスのシェアにて取り扱うエンタテインメント総合商社。人々に感動を提供するエンタテインメント事業を通して多くの方の心を豊かにし、「夢のある明日づくり」によって社会的価値を生み出せる企業を目指しています。
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